婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される

konyaku hakisareta akuratsu omega ha gikeikoushaku ni shuuchaku sareru

婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×219
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

14

レビュー数
13
得点
207
評価数
49
平均
4.3 / 5
神率
46.9%
著者
滝沢晴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344854581

あらすじ

公爵家次男のユリウスは超絶嫌われ者の悪役令息オメガ。性悪で奔放なため血の繋がらないアルファの義兄・ラファエルから毛嫌いされており、ついに婚約者である王国の第二王子からも婚約を破棄されてしまった。ところが前世である日本人社畜・経理マン伊勢崎(いせざき)の記憶を取り戻してからユリウスの性格は180度変わり、黙々と公爵家の財務を処理し始める。親をなくした仔ジャガー獣人の面倒まで見てやるその変貌ぶりにラファエルは驚愕しつつも惹かれていくが?

表題作婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される

ラファエル・フォン・ハンスタイン、α、26歳、ユリウスの義兄、ハンスタイン公爵
ユリウス・フォン・ハンスタイン(伊勢崎秀一)、Ω、22歳、公爵家次男

その他の収録作品

  • 幸せな家族と悩み深き侍女
  • あとがき

レビュー投稿数13

導入が唐突

奈良先生のイラストが本当に美しくて素晴らしかったなあ。
お話を文字で追いながら「ここはきっとこんな感じのシーンかな」と頭で想像していたものの解像度を何倍にも底上げしてくれるというか、これ!これです!と大正解の絵を見せてもらえる感じがすごく好き。

どちらかというと受けよりも攻めに萌えた1冊でした。
時折垣間見える色ぼけした勘違いをする姿と、そんな姿とは異なるギャップ大な通常モードのしかめっ面。
そして、義弟への執着がページをめくるたびにじわじわと漏れ出て止まらないラファエルったら、なんて愉快でかわいらしい人なんだろうか。
前半と後半で徐々に色が変化する非常におもしろい人でしたね。
それは普通の病じゃないんだよ…と、教えてあげたい気持ちになりながらにやりとした方は少なくないはず。

そう、攻めはとっても好みだったのです。
後半の展開もなるほどそうきたかと思えるもので、受けのキャラクターも悪くはなかったのですが…
決しておもしろくなかったわけではない。
ただ、前半から中盤までの流れが読んでいてあまり気持ち良くはなかったんですよね。

元日本人男性が突然ユリウスに転生したことを思い出した。
ここまでは最近流行りの設定かと思いますし、同著者作品でも似通ったものがあったかなと記憶しています。
うーん…描きたい題材は理解ができても、少々サクサクいきすぎなのではないかと、状況説明があまりにもあっさりとしすぎていて首を傾げること多々なところありな作品でした。
悪評ばかりだったユリウスが活躍していく姿も、ラファエルがユリウスへの想いをだだ漏れにさせていく姿も、本来であればもっとアツい展開になったと思うんですね。
でも、なぜ日本人がユリウスに転生したのかもわからずサラッと流したままでしたし、奔放だった姿から大きな変化を見せるユリウスに対しての周囲の反応もなんだか当たり前のようにサラッと受け入れてしまっていて、ちょっとこれは物語に入り込みにくかったです。
ユリウスの意識はいったいどこへ…?というくらい中身が秀一すぎるので、ラファエルも疑問を持たなかったのか…?なんて思ったりも。

攻めの塩からの急カーブな溺愛モードには萌え。
しかしながら、お話としてはせめて導入部分はもっと詳しく描いてほしかったなと物足りなさを感じ、こちらの評価になりました。

7

嫌われからの溺愛への変化が楽しい

悪役令息的に悪どい子だったユリウスは、現代日本人だった記憶が蘇った時、婚約者だった第二王子に婚約破棄を言い渡された。言動から周りはもちろん身内である義兄ラファエルからも嫌われていたが、心を入れ替えて獣人の子どもを世話したり前世で得意だった経理を頑張ったり…そうする中で辛辣だったラファエルの態度は軟化していって… というお話。

受のユリウスがあっさりした性格で周囲からの嫌われ具合とかにそこまで落ち込みすぎず、曲がった事が大嫌いという潔い性格なのが良い!
攻のラファエル兄上の徐々に変わっていく態度にキュンでした。生真面目で元々優しい人だなぁという印象。あと生真面目そうにみえてなかなかの執着な人です笑 
獣人の子のティモもめちゃくちゃ可愛い。
ちびっこ好き、執着攻が好きな人にオススメです!

2

垣間見える執着心が最高

滝沢晴先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 3
執着 3
子育て 2
ツンデレ 2
な感じだと思います。

ラファエルさん×ユリウスさんのカプです。

今作はオメガバース、前世の記憶、獣人、義兄弟など、色々な要素が盛り沢山です。

公爵家次男でオメガのユリウスさん。我が儘で、人を罵倒したり手を上げたりと、なかなかにやりたい放題な悪辣っぷりです。だけど、物語り冒頭では既に、前世の記憶である日本人の伊勢崎さんの記憶が蘇っています。

転生ではなく、記憶が蘇っているので、今までの悪辣なユリウスさんの記憶も残ったままです。でもどちらかと言うと、伊勢崎さんの人格が主になっているので、元々のユリウスさんを少し他人事の様な認識になっています。

しかし、伊勢崎さんの記憶が蘇る前のユリウスさんの義兄であるラファエルさんは色々と苦労を強いられていたので、物語り中盤くらいまではユリウスさんのことを「愚弟」呼びして、辛辣な言動をしています。
伊勢崎さん人格のユリウスさんも、そりゃ兄弟仲悪いよな、と思っていて、ラファエルさんの言動を素直に受け止めています。

でもそんな辛辣なラファエルさんだけど、時折垣間見える、ユリウスさんへの執着めいた言動やほんのりとしたツンデレが読み取れるので、めちゃくちゃ萌えます。ラファエルさんのツンデレがユリウスさんへの嫌味も含まれているので、ツンツンツンデレくらいの割合ですが、逆にそれくらいレアなデレが拝める時が堪らなく胸キュンで最高です。

オメガバース要素だけでなく、親を亡くしてしまった子ジャガー獣人のティモくんを家族として育てる、子育て要素もあり、ティモくんが登場する度にめちゃくちゃ可愛くて癒されます。勿論、獣のジャガーの姿にもなるので、モフモフ要素も味わえます。

様々な要素が盛り沢山だけど、そのどれもが絶妙なバランスで、過不足なく楽しめるので、是非とも読んでほしいです。

2

〝嫌われ→溺愛〟変化に悶絶

めちゃくちゃ萌えました!
滝沢先生の作品の中でも、1番好きな一冊かもしれません!
やっぱり悪役令息の〝嫌われ→愛され〟展開は萌え過ぎて堪らんわ〜〜〜!!と再確認できるお話でした。

性悪なユリウスが、堅物経理マンだった前世を思い出して過去の自分に「ユリウス〜!」と嘆く姿が面白く、そんな真面目に更生したユリウスを不審に思いながらも、惹かれていくラファエルの無自覚な恋心にキュンとしました。

何より、婚約破棄されたユリウスに「さっさと新しい嫁ぎ先を見つけて出ていけ!」と言った事を、めちゃくちゃ後悔してるのが良いですよね……!
ラファエルとの約束を守る為に、婚活に励もうとするユリウスの邪魔をするし、何やらモゴモゴと言い淀むし、何故だか体調悪そうだし(主に胸部)……
自分の発言をめちゃくちゃ後悔していて、ニヤニヤが止まりません‼︎

「もう、早く素直になれよ〜」と、焦れったい恋路にニヤニヤしつつ、領地での不正取引の謎を暴いたり、元婚約者のギュンターがユリウスに未練タラタラだったり…と、他の要素でも目が離せない展開が多くて一気読み。

そして、溺愛へと変化した兄上の執着度合いに悶絶です♡
幼少期のから執着体質だった事が明らかとなり、大人になったラファエルは立派な〝最強執着攻め〟へと成長(拍手)
独占欲や嫉妬心を剥き出してユリウスを溺愛する姿に、読者は幸せでいっぱいです……!

先生があとがきでも仰るとおり、正に
【大嫌いからの溺愛、なんならド執着します】
な最高の攻めでした◎

コミコミ限定SSペーパーでも、兄上の執着が天元突破していて最高でしたので、紙書籍派さんはコミコミスタジオで是非!

4

好き!

奈良先生なのでマストバイ。かなり好き。いや、めっちゃ良かった!攻め受けとも、まあ好き♡ぐらいだったんですが、サブキャラが良くて♡いつまでも覚えている自信がちょっとないんですが萌2にしました。何度読んでも可愛い。笑えるしきゅんするし可愛いし良かった~本編270P+超ラブリーな短編8P+あとがき。ちびっこ好きな方でしたらおススメしたい!やっぱこれ電子で買いなおして永久保存しよう~

モルゲンレーテ王国の第二王子が開いたパーティの会場で、前世の日本人(経理マン)の記憶を取り戻したユリウスでしたが、そのパーティで婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡され・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ティモ(攻め受け宅で保護するジャガーの獣人3才、最高!可愛い!!)、パウラ(受け侍女)、ギュンター(受けの元婚約者、第二王子)、ヴァルター(受けの発情期のための要員)、悪党少々。

++好きだったところ

受けは、どうしようもない「愚弟」だったのに、ある日突然記憶がよみがえり?、それまでの悪行を恥じ、経理マンだった記憶を生かして、なんとか領地経営に、兄に貢献しようとする、「王国のオニキス」という名を持つオメガさん。弱っちくないです、生真面目日本人さんなので、ちゃんと兄に「1年以内に嫁ぎ先を見つけろ」と言われたので愚直に頑張ろうとされるし、ティモを「かか」として可愛がるし、好感度しかないです。

受けよりだーーい好きだったのが攻め!最高!いっつも眉間にしわ寄せて、冷酷そうな様子なんですけど、ティモに「とと?」と聞かれると「・・・まあ、そういうものだ」と答えてしまったり、つい受けのことを引き留めようと手首をつかんでしまったら、それに気づいて自分の手を不思議そうにみたり、なんとまあ不器用なこと!ああ可愛い!!後半自分の気持ちを理解したら全力まっすぐ溺愛どろどろ、ああ甘いーっ冷静沈着な超ド級イケメンが溺愛ビームを浴びせるのって最高~

とどめがティモ!なんて可愛いちびっこ!近年まれにみる気に入り度合★
ジャガー姿の時は「ぎゃみぎゃみ」鳴き、風呂で洗われたら「ぴぎゃー」と鳴き、賑やか元気玉な男の子!攻めによって少しずつあれこれ教えてもらったら「いいぞっおれ、まなーするっ」と嬉しそう~起しに来たときは「いいかげんおきなさい?」といってみたり。可愛いなあ~ティモが土の中のとと、かかのところでぽろぽろ泣くシーンはこっちも涙。そこで攻めがこれまた極上のセリフを言うんですよう~たまらん!ティモは一番最後に超可愛い悶絶物のセリフ言ってますよ!

キャラは好きですが、奈良先生の挿絵がより一層の深みを、キラキラ萌えを与えてくれていると思うんです。挿絵の無いご本も増えてきたこのご時世になんとモノクロ10枚。奈良先生の描かれるイケメン、ほんとに好きな私にはたまりませーん。
どうか続編をお願いします!この夫夫とティモ、そして新しい家族なんか出来てもよろしいのでは?先生、出版社様なにとぞ読ませてください!

長くなってすいません。ほんと良かったので是非。電子特典あるかな?と期待してます!

5

悪役令息から変わります

今回は公爵家の義兄と義弟のお話です。

悪役令息だった受様が前世の記憶にて更生し
攻様の番となるまでと受様の侍女視点での後日談を収録。

この世界にはアルファ、ベータ、オメガという
第二の性があります。

人口の9割を占めるベータは第二の性としては
何の影響もない層ですが

人口の5%程ながら支配階級に多いアルファは
優性遺伝子の塊といわれ、
オメガはアルファの対となる性とされます。

男でも子をなす性器を持ち
発情期を迎えるとアルファにだけ効果のある
フェロモンを放つオメガは
アルファとなら男同士、女同士でも婚姻可能です。

受様は公爵家の養子ながら実子同様に育てられますが
養子と知った事から粗暴な言動をするようになります。
それでも公爵家と結びつきを強めたい
王家からの申し出で第二王子の婚約者となります。

しかし受様は
日本の経理マンだった前世の記憶を思い出してしまい
22の悪役令息よりも25の日本人としての人格が
強くなってしまうのです。

そんな状態で
攻様と出席した第二王子の主催パーティにて
受様は真実の愛に目覚めたから伯爵令嬢と婚約すると
第二王子に婚約破棄されるのです。

攻様は勝手過ぎる振る舞いと猛抗議しますが
今の受様には婚約者がいながら他の相手と
付き合うような男に未練などありません。

果たして婚約破棄された受様の未来とは!?

公爵家の養子と知ってから悪役令息となった受様と
受様の義兄で公爵家当主の攻様の
異世界転生オメガバースになります♪

攻様は公爵家を蔑ろにした第二王子への報復とともに
受様には新しい嫁ぎ先を見つけろと厳命し
受様もそうしようと思うのですが

前世で経理マンをしていた受様は
受様の贅沢三昧な生活も傍若無人な言動ができず
攻様にも公爵家の使用人にも前世の態度をとるのですが
今までが今までだけに何か裏があると思われます。

そんな時に公爵家が管理する"獣人の森"に
棲んでいたというジャガーの子獣人を保護し
公爵家の経費管理の手伝いを始めたことで
少しづつ攻様と使用人たちの印象が変わっていくのです。

特に攻様の態度の変化がとっても楽しいです♪

攻様自身が無自覚というか、無意識に発する
受様への執着と葛藤にジレジレ&ワクワク
受様への独占欲が強まっていく様に
もしやあのシーンは伏線!? とドキドキましまし♪

婚約破棄した受様への未練がありすぎる第二王子と
公爵子息の受様を露骨に見下す伯爵令嬢と父伯爵の
裏の顔が見えてきて受様が冤罪までかけられ手絶体絶命!?

攻様が受様の義兄から番になるまで
とても楽しく読ませていただきました (^-^)/

奈良先生の華やかなイラストも
物語世界にベストマッチですごくよかったです。

5

獣人ティモに癒される

この小説の一番の見どころは子獣人のティモです!!
もう健気で可愛いくてタマラン(,, > < ,,)

次点の見どころは、ユリウス(受)がメイドを通して「後で寝室に行く」とラファエル(攻)に伝えて、実際にユリウスが訪れた時のラファエルの反応。1人で勘違いして恥ずかしがってるの可愛いな( ´艸`)
番外編にあった、この時のメイド視点も面白かった。

前世を思い出す前のユリウスが本当に愚かだし、ラファエルもかなり拗らせていたので、この2人の衝突が心苦しくなるものの、癒し成分ティモが緩衝材になり、2人の雰囲気が和らぐ瞬間が良かった。

3

滝沢作品で1,2を争うくらい好きなキャラクターですが

冒頭から「公爵家の恥」「愚弟め」と事ある毎に侮蔑の感情をぶつけてくる攻めにゾクゾクしましたwww「嫌い、不仲からの溺愛」いいですね!大好物です。

まずは本を開いた直後の口絵の衝撃が強くて…外で本を開く際はどうぞお気を付けください。そして攻めのおしりが好きな方は必見ですww奈良先生のイラストとキャラデザは今回も神でした!

お話は滝沢先生らしい明るさと軽やかさがあり全体的に楽しく読めました。
クールで愚直な攻めラファエルの態度が変わっていく様やデレに可愛げが詰まってて好きでした~。男らしくてかっこいい攻めの可愛げ最高です!受けのユリウスもオニキスと称されるだけあって華奢な黒髪美人ぷりが良かったです。ゴテゴテよりシンプルな衣装の方が絶対映えそう。

受けの発情期のお相手登場には驚きましたが、個人的には新鮮な設定で必要以上には絡んでこなかったので良かったです。心ない相手より攻めの上着が良いと言われたらねえ!もう!!

好きなキャラでしたし、物語としては一冊十分楽しめたのですが…執着溺愛の攻め×素直で鈍感な受けという構図がややワンパターン?
攻めの一言を受けがひたすら真面目に実行しようとして、攻めが訂正もできず周りを牽制しながらあからさまな好意を向けているのに受けが鈍感で何も気がつかずもだもだする感じ。(前にも読んだことがあるような~~)
そのもどかしさを楽しめるかどうか…ですね。
攻めの噂の件や幼少期の2人の関係性も匂わせた時点で大体予想がついてしまうので、物語の意外性が少なかったかなと思います。

あと受けがキャラ変してからの侍女の態度がさすがに距離近すぎる気がして…。
作中時々でる現代的であえて崩した反応や言動に親しみを覚えつつ違和感が。公爵や伯爵、それに仕える者というならもう少し世界観を徹底してほしいように思います。ラノベはこんな感じなのかな。

獣人の事件に関しては想像以上に卑劣な真相で純粋に怒りが…。解き明かされる様が爽快でした。
ティモも可愛く、子育てBLはあまり得意でないので程よい出番だったかなと思います。この2人に愛情たっぷりに育てられて、かっこいい獣人に育ちそうですね^^
なんだかんだ言いつつ、滝沢作品で1,2を争うくらい好きなキャラクターたちでしたし良作だと思います!

4

もどかしさのさじ加減がすごくいい!

滝沢先生の新作、すごく楽しみにしてました。
社畜経理マンから悪名高いオメガへの転生。そこから心を入れ替え奮闘していくのですが何しろかなりの性悪だったためそう簡単にはいかないですね。兄であるラファエルの態度にも気持ちが見え隠れするのですが本人は至って気付かず。そのもどかしさがたまらなく絶妙でした。ある意味無自覚両片思いだったかな。ティモの話し方も可愛くて愛らしい。切ない所もありましたが二人に愛され育てられればきっとこの先も幸せなことでしょう。もっと登場してほしかったなあ。滝沢先生の描かれる子供表現、表情も大好きなのですがパウラのような待女も大好きです!
今作もめっちゃ面白かったです。

4

愚弟呼びがくせになる!

まずは奈良先生のイラストが神です!
相変わらず細部まで描き込まれ美しく麗しく。一枚のイラストでその世界に引き込まれるような魅力。
そして体格のいい攻めとの描写の通り、ちゃんとマッチョな攻めなイラスト!ここ大事ですよ!

お話は面白いのです。
最初の方でユリウスの前世の記憶が蘇り別人格になったところからの、ユリウスとラファエルの変化がなあ…。
もともと子供時代の下地はあったとしても、急で唐突な感じがどうしても後々まで引きずってしまい。

蛇蝎のごとくユリウスを嫌っていたのに、あっさりユリウスを束縛しだすラファエルに、美味しい変化なはずなのに、もうちょっとゆっくりしてくれてたらなあと。

ユリウスの前世の経理マンの能力も帳簿の不正や金の流れを暴く痛快ものですが、なんかあっさりなんですよね。なんか物足りない。

ティモもとんでもなく可愛いのですが、懐くのが早すぎな気が…。

なんだろう、本当に何様?なんですがエピソードの繋がりや進みがもう少し違ったら、すっごく良くなったんじゃないかなあと思います。

4

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