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tensei omega dakedo unnmei no alpha niha nabikanai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
先祖の愚行で女神の加護を失った公国の王と女神に転生させられたコンビニバイト
コンビニバイトをしていたナナキ(受け)は客に刺され死んだと思ったら女神と出会い女神の世界に転生させられ、お相手も決められていました。生きるのに疲れていたのもあって、死なせて欲しいと思っていたのに余計なことをと反抗するのですが、願い虚しく転生させられてしまいます。
お相手は先祖の愚行によって加護を失い国の守りがガタガタになってる公国の王ルドヴィクス(攻め)。
ナナキもルドヴィクスも出会った瞬間惹かれるのですが(女神の祝福というか呪い)、ルドヴィクスは人を愛したことがない為、つがいになってもらうのに傲慢な態度が表に出てしまうし、ナナキはルドヴィクスが舞踏会で仕方なく踊ったたくさんの女性の残り香が鼻についてわれ知らず嫉妬しまくりで反抗してしまいます。
拗れた2人はつがいになって国に加護を戻すことごできるのか。
初め、ナナキにつけられたメイドが気に入らなくて仕方なかった。
いうこと聞かないなら泣いてやるって、メイドって偉かったっけ?ありえない。
そして、泣かれるのが嫌だからということ聞くナナキにもイラつきました。
女神に好きになる人を決められるなんて呪いと同じだと思って、マイナス感情から読み始めましたが、暗殺されそうになったり、女神が愛する狼の子供を預かることになったり、駆け落ちした2人に助けてもらったり、ルドヴィクスが表向き活動するために二役しているラティスという騎士が接触してきていい雰囲気になったり、色々ありましたが、なかなか2人の仲は深まらないなと思いながら、楽しく読みました。
なんと言っても仔狼と駆け落ち夫婦との出会いがナナキの心を守ってくれましたね。
あんまり都合良いタイミングで駆け落ちしてきてたので誰かの差金かと初め疑ってました。
特に夫のサンチョがナナキの不安を汲んで、ナナキが役目を全うしないと国が滅んでしまうと聞いても、自分たちの都合を押し付けたりしない本当にいい夫婦で、彼らにとっても公王と繋がりをもててwin-winな関係ではあるけど、女神の贈り物かと思ったくらい。
色々あったけど、劇重男2人でこれからも仲良く国を治めていくのでしょう。
せっかく子供ができる仕様に変更されたんだから子供も見たかったな。
それがちょっと残念。
ナツ之えだまめ先生の作品大好きなんですが「悪役令息ですが竜公爵の最愛です」以来、なかなか受けのキャラが好きになれずに難儀してます。攻め視点があるのでお互いの心の内が分かるだけに終盤までナナキの性格に辟易しました。
最初からナナキが心に澱を抱えている事は分かるのですが、それ故に人間不信で頑固で激昂しやすくて好きになれませんでした。攻めのルドヴィクスに問題が無いわけではありませんでしたが、後に判明したナナキがそうなった原因を知っても両親が疲れ果ててしまった原因はナナキにもあったのではないかと思ってしまったんです。確かに彼の妹が亡くなった原因は医師にあって反省しない態度に腹が立つのは分かりますが、近くに執拗に怒りを抱えてる人間が居るというのは家族の心を疲弊させてしまうと思うんです。
そして異世界転生したナナキの怒りの矛先は何度も何度もルドヴィクスに向かって、ナナキ自身やルドヴィクスばかりでなく他者を危険に巻き込みそうになった時はナナキの何処が良いのかと、こんな受けって魅力あるの?って思っていました。
あとがきを読むとナナキはナツ之えだまめ先生のお気に入りキャラだったことが分かりますが、個人的にはあの激重キャラは好みじゃありませんでした。設定やストーリー的には今ハマってるジャンルでしたが、ナナキが怒ったり物事にちゃんと向き合ったりしないで表面的なものや他者の言動を信じて逃げだそうとする愚かさが好きになれませんでした。
ルドヴィクスも決して好みのキャラじゃなかったですが、ナナキの強烈さの前に彼のキャラが霞んでしまいました。
亀井先生だしえだまめ先生だし!ということで購入。面白かったー。ちび可愛いし、オロオロする攻めが楽しかったけど、覚えている自信ないので萌にしました。タイトルにアルファやらオメガやらありますがオメガバースとはちょっと別だと思った方がよいと思います。本編340Pほど+あとがき。ちょっとぶ厚めですが、飽きずに読み終えました!狼さんがお好きな方は嬉しいかも。
コンビニでバイトしながら一人生活をするナナキは、ある日包丁を持った男に刺されたと思ったら、大地の女神デアとかいうものから「新たな人生へ」等と言われ、気が付いたら、異世界、ローザ公国とやらの神殿で公王ルドヴィクスのつがいということになっていて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
フジコ(狼の子♀、受けに懐く)、イルド(攻めが面倒見ている病人)、ネリー&サンチョ(駆け落ちしてきたカップル)、大地の女神デア、リリサ(受けに付けられた侍女)ぐらいかな。フジコがかーわいいんだわ!最高!
++攻め受けについて
攻めは女神の恩恵にあずかっていた実り豊かな国の公王。それに加えて超美形なため、もってもてで女性関係であれこれあったし、力関係考えないといけないから嫁を決めるに決められない、へらへらしている王様を演じている方。なので、力強いとか剣ぶん回して強いとか、頭脳派とかって攻めじゃなく、かーなーりヘタレ。最初の印象最悪なヘタレ。モテモテで、「つがいになる相手」と聞いていたから、一も二も無く自分に惚れるやろと思っていたところから、受けに塩対応されてだんだん目覚めて・・という感じです。序盤以外はかなり健気。
受けは激重な愛情を正とするおもーい方。美醜は特に記載なし、フジコのことは可愛がっていて二人の様子は和みます~幼子を大切にする受け、良き~♡最初の印象が最悪だったから、攻めを拒否しますが、だんだん絆されていくところが嬉しかったです。
攻め受けの恋心がウキウキできたし、なんといってもフジコ(狼姿も人型も!)が可愛い!し、今後イルドと何かある?と楽しみな印象でした。塩対応する受けやヘタレイケメンが好きな方でしたら楽しい一冊ではと思います!
今回はローザ公国王と転生した日本人のお話です。
攻様の世界の女神によって転生した受様が
印象最悪な攻様と紆余曲折を経て結ばれるまで。
受様は幼い妹を亡くした事で心の深い傷を負い
コンビニバイトをして暮らしています。
ある日、
挙動不審な男性客を追いかけて
女性を狙っていた男性客に刺されてしまいます。
受様は「やっと死ねる」と安堵したのですが
気づくと大地の女神だというギリシャ神話風な女神に
転生させられそうになり
受様はやっとゴールしたのに冗談じゃないと
女神に食って掛かかって泣かせてしまって
ついひるんでいるうちに
いい感じの国のいい相手な"運命のつがい"のもとへと
送られしまいます。
そのつがいこそが女神の加護するローザ公国の王である
攻様だったのです♪
ただしローザ公国は5代前の愚劣王が
女神が愛する狼の子を追い回してい殺した時より
女神の加護が失われていました。
先王は他国との折衝に邁進して早世しており
攻様は自身の意見をはっきりさせない事で
国内外の権力争いを抑える蒙昧王となります。
その夜も舞踏会という外交で疲れ果てつつも
女神神殿の女神像の前で加護の復活を祈っていると
「そなたのつがいとなるものだ」と女神の声が響き
輝く球が空中に現れます。
光の球はゆっくりと落ちてきて
攻様が伸ばした腕の中に若い男を出現させます。
つがいが男なことに驚きを禁じ得ない攻様でしたが
目覚めた受様にきつい眼差しを向けられ
「つがいとか、ありえない」と言われる事になります。
果たしてこんな2人が運命のつがいとなり得るのか!?
哀しい過去を振り切れずにいる受様と
荒廃していく国を護るために受様を欲する攻様の
異世界転生オメガバースになります♪
攻様にアルファの盟約、受様にオメガの証が現れる事で
女神の加護が復活するというものなので
鉄板のオメガバースとはかなり違っていますが
運命のつがいとしてアルファとオメガが惹かれ合うように
受様も攻様も相手に惹かれるので
基礎的な関係性がオメガバ仕立てって感じですね。
受様がかなりややこしい性格をしてる上に
攻様がわざと愚王を演じている事を知らないので
攻様の初めての印象はかなり悪いのですよ。
攻様は女神の与えてくれた受様に最初から好意的ですが
なぜか(笑)受様に嫌われて避けられていた所に
別人になっている時に受様を助けることになってしまって
ややこしい関係性を作ってしまう展開が実に面白いです。
基本的にハピエンだと思っているので
そこからどうやって攻様が逆転するのか
受様が気持ちを変えていくのかワクワク&ドキドキ
受様が攻様の手を取るまで
とっても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
おおっ!これ面白い!
2人の男に恋してくお話ですが、実はそれにはカラクリがあって……な作品です。
ちょっとしたギャグ要素もあり、喜怒哀楽まるっと楽しめました。スパダリ攻めの献身が心に響くストーリーがめちゃ面白かったです。
タイトル見て、コッテコテのオメガバースかなと思ったら、そこまでオメガバ要素は強くないです。
スタンダードなオメガバース作品と違うのは、αとΩは一定数の人口で存在してなくて、女神によってαとΩが選ばれるよってとこ。物語の中では"盟約"とか"証"を授けるとか言ってます。
転生したナナキは、ローザ公国を救うためΩとして公主のルドヴィクスとつがうよう言われて、反発して脱走。いきなり知らん国に転生させられて、お相手のルドヴィクスは女好きっぽいし、ちょっと上から目線だし?で、ナナキはこいつムカつくわ〜なっての脱走劇(笑)なかなかの強気な性格が、タイトルの"なびかない"にかかってます。
ナナキのルドヴィクス嫌いから始まるストーリー展開がややこしくて読み応え満載!ワクワク展開が目白押しです^ ^
冒頭で触れた2人の男を好きになっていく裏事情が"ややこしい"の元凶で、嫌いな男と好きな男に同時に惹かれていくナナキの恋心に注目です。
脱走したナナキに優しく寄り添い助けてくれる仮面の騎士・ラティスに好意を持っていくナナキですが、なぜか嫌いなはずのルドヴィクスの存在が頭にチラつくその理由は……というのがミソ。実はラティスこそがルドヴィクス本人というビッグサプライズ!!この、同一人物ですよーな展開、すごく好き。
ナナキはルドヴィクスに塩対応ですが、ラティスにはトキメキ対応。どっちも同じ人なのに、態度が全く違うところが見どころです。
正体を隠しているとはいえ、2人の間には確かな愛が芽生え始める流れがすごく良い。でもルドヴィクスとしてはラティスの姿なので、状況は非常にややこしいです。ラティスの中にルドヴィクスの存在を感じるナナキ……勘がいい。
大好きなラティスといるのに嫌いなルドヴィクスを思い出してしまうジレンマにニヤニヤしてしました♪( ´▽`)
明らかに両想いなのにうまくいかなくてもどかしくも感じますが、でもこの回り道してることも2人が想いを一つにするためには必要のあることだとすぐに分かると思います。
カタチから推奨された2人ですが、つがいになることに意味が生じていくあゆみは自然体で、私はルドヴィクスのナナキを想う気持ちや慈しむ優しさにカッコよさをすごく感じました。ルドヴィクスのスパダリムーブが最高です。
ナナキと一緒に暮らすフジコは狼少女ということもあり個性的で可愛いキャラクターです。あと女神さま。俗っぽくて親しみ感が強い魅力あるキャラ性が素敵でした。子どもを身籠もれるようにしといたよーと軽くと言うとことか好き。
女神に愛され、周囲の者たちにも愛される2人のたどり着いた景色は最高の彩りです。幸せいっぱいな読後感に嬉しくなりました♪
ナツ之さんのお話は数冊しか読んだことがないからか、文章や話の進み方が独特に感じました。
オメガバースといっても、狼のアルファとオメガという意味じゃないかな?
主人公ナナキの性格が好みが分かれるところかもしれません。
読み終わった直後なんですが、途中までは素直になりなよ!なんでそんなうがった見方しかしないの!?と思ってしまいました。
まあ異世界召喚された時に運命の番なので、無条件に公王ルディを好むのの裏返しなんですけど。
ルディも初手を誤りましたしねえ。
それでもその後はとても良いお方でした。
ナナキを見守り支え。
どんなに嫌われても逃げられても傍に居続けて。
ナナキの心の底に妹さんの死とその後の経緯が彼を頑なにしてるんですよね?そこを乗り越えたら…。
ナナキが姫っぽくなくて男らしくてそこも新鮮でした。それにフジコ!!可愛いねえ!まるで姪っ子を見るような気持ちで読みました。
エッチはわずかでした。まあ延々と書かれるよりはいいのかな?
お互いに初めて人を愛することを知って良かった!重い二人ですが末永くお幸せに。
ナツ之えだまめ先生、ビギナーです。
「蜜惑オメガは恋を知らない」と「うなじまで、7秒」を拝読したことがあり、「蜜惑〜」の現代オメガバース物語がとても好みで好きでした(*´˘`*)
今回は転生ファンタジー×ちょっと不思議な?オメガバースもの。
異世界で「運命の番」として強制的に恋愛感情を持たされ、それに抗おうとする受け・ナナキ(Ω)とローザ公国の王・ルドヴィクス(α)のお話です。
とにかくどこまでも甘く優しく尽くす攻め・ルドヴィクスの姿が印象的でときめきました・:*+.
コンビニ店員として働くナナキは、ある日女性を襲おうとしていた男を見つけ声をかけたところを襲われ、死んで異世界のローザ公国へ運命のΩとして転生。
ローザ公国の王・ルドヴィクスは女神の加護を失いつつある自国を救うため、失った「アルファの盟約」と「伴侶のオメガ」を切望しており、出会ってすぐにナナキを口説くのですが、その際に色々と誤解を招き、ナナキから拒絶されてしまいます。
そして心を閉ざしたナナキは王宮を出、森の中で助けた子狼・フジコと共に暮らすようになるのですが、そこに”王宮の騎士”であるラティスが現れ、交流が始まりー
と続きます。
このラティスの正体は読者にもすぐピンとくるし、早々に明かされるので「正体がバレた時、ナナキとルドヴィクスの関係はどうなってしまうのか」という部分を気にしてハラハラしながら読み進めました。
もうね、こんなに優しく甘く誠心誠意尽くしてくれる(で、ちょっとヘタレな部分もあったりする)攻め、好きになっちゃうよね!私もルドヴィクス、好きだ!
と攻めへの好感度と感情移入が大きかっただけに、受けのナナキの魅力が今ひとつ乏しいような気がしてしまったかな、、
「運命の番」の相手なので、出会った時からお互い強制的に恋愛感情が生まれているんですね。ルドヴィクスの場合は”国を救わねば!”という思いもあるから、より強く「結ばれなければ」という思いがあるとは思うんですが。
そういった強制的に働いている好意や義務感以外のところで、ルドヴィクスが「惚れて尽くしたい」と思えるほどの魅力が、ナナキにあるのか。
そして、これ、「運命の番」という設定は絶対必須だったと思うんですが、オメガバースの必要あったのかな?という素朴な疑問も。
ナナキを転生させた女神が終盤「ご褒美に子を宿せる体にしてあげましょう」なんて言ってるので、Ωとして転生したものの妊娠はできない体だった、ということだと思うんですね。
発情期/ヒートやラット、オメガバースに出てくるそういった盛り上げ要因がほぼなかったので、ただ「運命の番」ということでも良かったんじゃないかなあ、なんて思っちゃいました。
とはいえ序盤と終盤に出てくる女神との掛け合いがコメディチックで面白かったし、絶対的安心感を醸し出してくれる甘〜い攻めに萌えました✨
溺愛攻め・意地っ張り頑固受け君好きな方に刺さるところが多々あるんじゃないかな。子狼の女の子、フジコも可愛かった◎
先生の「蜜惑オメガは恋を知らない」はシリーズもののようなので、これからシリーズ別作品もちょっと読んでみようと思います。