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Sub性を知られ、九条からのコマンドで一樹はSubドロップしてしまう。ルイとの今後を考え九条との婚約を受け入れる事に!?
kinyoubi, shitsuji ga ore wo sub ni suru.
ルイ(Dom)×一樹(Sub)
Dom/Subという性に翻弄されてしまう精神的負担から、
ただの主従関係で、Sub性矯正、癒しの体の関係に至った2人。
お互いに恋い焦がれながらも、切なく痛々しい両片想いが、
夜明けという結末で、
尊さが溢れる2人を見て安堵に包まれて胸を撫で下ろす。
読み終わった後、満足感と幸せがじんわりと心に残る。
思わぬ形で露わにされてしまう内なるSub性、
本能に抗う苦しみとともに、
ルイのことが好きで好きで仕方なく、
抑えてきた恋心が徐々に膨れ上がる中で、
感情を押し殺し、
ルイの心を読み取ることができず、
ルイに対する自分の依存が一方通行に気づき、
不安と期待が入り混じる一樹の疼く痛む心が、突き刺さる!
葛藤の末、一樹は後継者の立場として、
選ぶのが九条(腹黒いお見合い相手)との婚約という決断。
そして、
ついに確かめたルイの本当の気持ち。
一樹が結婚しても絶対に一樹のそばを離れないという
ルイの従順で尽くす姿、
その嫉妬がと掻き立てる姿に胸が熱くなる!
ルイの背景が明らかにされるけど、
一樹への愛情があまり関係ないみたい。
結局、一樹への愛情が依存だけのものという感じで、
ルイの心理や一樹への執着がもっと深く描かれてたらいいのに・・・。
ずっと気になってた2人だけのセーフワード・・・!
一樹がずっと言いたくても言えなかったその言葉が、
プレイを停止する合図になるだけじゃなくて、
実はプレイ以外の関係を求める証でもあるのだろう。
ルイにとってはまた別の特別な意味を持っていて、
ルイからその言葉を言うのもまた愛しくてたまらない。
2人の間に深い信頼感が感じられて、感動してしまう。
一番心が震えたのは、
一樹が泣きながらルイに委ねるエッチ!
Subとして、ルイだけを自分のDomとして求める姿に胸が締め付けられる。
本能を超えて求め合う2人の姿が美しくてうっとりしてしまう。
九条、いい結果にはならないね。
描き下ろしの彼の秘書との関係性は驚いた。
終始、ルイの忠実に奉仕する姿に感心無限で、
一樹の恋心、立場、Sub性から引き起こす
心と体の痛悔、その折り合いのつかない感情が痛いほど共感できる。
主従関係を崩さず、
仕事面でもパートナーとしての
2人の輝く将来が垣間見える結末が本当に素晴らしい。
Dom/Subの信頼と愛情がぎゅっと詰まっていて、
心が揺さぶられまくりで、何度でも読み返したくなる作品でした。
・コミコミスタジオ限定特典 4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
ルイの誕生日の午前0時、
ベッドの上で寄り添う2人。
一樹からのプレゼントは・・・
1巻で不本意に九条に襲われ強制的にプレイを強いられた一樹
混乱が達しサブドロップで気絶、ルイが救出する所から始まる2巻
九条との一件から疑似Domとして生活する事の限界とルイへの負担を考え始める一樹
そんな一樹が出す答えとは?
ルイはその答えにどう動く?
といったパートナーとして?ラブは?などの部分とお家事情と企業同士の思惑などが分かってきます
分かりやすく進んでくれます
正直・・・分かり易過ぎた・・・
第一に一樹の一人語り劇場が多いんです
心象描写を絵で魅せるというより文字ベースで語ってしまっている
何というか、情緒がないというか漫画読んでるのに文字をめちゃくちゃ追ってる違和感が半端ないというか・・・
この手法が合わないみたいでお話し序盤で少々心は離れ気味でした
良かった所はルイと一樹のコマンドプレイは1巻と比較したら心が通った事もあり格段に甘やかさもコマンドプレイならではの激しさもあって良かったです
一樹の後半の覚悟を決めた感じも好感度盛り返しました
九条と早乙女の出会い編が描き下ろしで読めたのも楽しめました!
逆に消化不良だったのは一樹のお母さんとの関係やお母さんザマァは?
ルイがケガまでしたあの背景の詳細は?
結局九条と一樹はあの話し合いで終わりなの?
などなど、、、正直一樹の分り易い心象描写以外は詰め甘が目立つというか中途半端に映りました
相性もきっとあるんだろうな、とは思うのであくまでも私の印象ではありますので少々辛口なところはご容赦下さいませ・・・
私的にはこういう出会いを通じて自分の好みも知れるので読めて良かったです!