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jouzetsu na shichakushitsu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
鳥人ヒロミ作品は 心が震えます。 ノスタルジーに浸れます。
そして エロス。 エロスが匂うのです。
受け 柊(ひいらぎ)のとんでもない色っぽさ。
ビッチな柊ですが 仕事には 並々ならぬ情熱を注いでいる。ここがこの本の軸になるのでは ないでしょうか。
「太宰 治」の朗読。
攻め 中沢が柊の為に『走れ メロス』を読む場面。
私も心を動かされてしまった者の一人です。太宰と柊が重なるように思うのですが。
鳥人先生に嵌まると 抜け出せないのです。
この作品には色んな萌えが詰まっています。
年上ビッチ受け、年下強気攻め、スーツ萌え、声萌え、育成萌え、寝盗り萌え…などなど。
父親が有名アナウンサーで傲慢なお坊ちゃんの大学生・陸が、父に連れられて行った「テーラー・ヒイラギ」の店長兼テーラーの柊麒一(ひいらぎ きいち)と出会い、惹かれ、成長していくお話…なのですが、何といってもこの「柊麒一」の魅力というか存在感が、この作品のすべてのような気がする。
この店長さんは、先代の婿養子でつまりは奥さんがいるのだけれど、尋常じゃない色気のバリネコさんなのです。
陸がその色気にやられ、しかし持ち前の態度のデカさで店長の上に立とうとしつつ、陸19才、店長38才のダブルスコアゆえに全く歯が立たず。それよりも私の仕立てたスーツに見合う中身になれとハッパをかけられ、健気に頑張る展開。
陸は苦労知らずのお坊ちゃんの持つ傲慢さと、店長にしっぽを振るわんこが同居してます。
店長は陸を翻弄し受け入れながらも、離婚調停の担当弁護士・安西とも深い仲で、正に魔性!
しかし、大人の男が好みのはずが、若く正面からぶつかってくる陸にほだされるのです。
「饒舌な試着室 番外編 休日」
家政夫も板についてきた陸。
ランチ用のパスタも、テーブルセッティングも合格点。将来いい男になりそうで、麒一はそんな男をそばに置く安堵を感じているのかな…?
「弟のユウウツ」
超短編。
双子の兄がメガネをかけることになった。
何だか急に大人びて見えて寂しいの?メガネを外してソファで寝る兄にキスする弟…
双子萌えのSSでした。
「スーツとは男性を最もセクシーに見せる究極のファッション」
という柊店長の言葉に、大きく頷いた私。
ビッチテーラーとボンクラ大学生の年の差18歳ラブも大好物ですが。
スーツへのこだわり、着こなし(猫背の男にスーツは似合わない!同感)。
柊が仕立てる上等のスーツに見合う男になろうと、
自分を磨いていく陸の成長過程に心がときめきました!
スーツ好きにはたまらない作品でした……
新装版の方で感想を書いてしまいました。
なのでこちらでは、(ノ´▽`)ノオオオオッ♪と
萌えたセリフを。(またネタバレか・・・)
柊店長
「スーツを着こなす基本は己をしることからです。
私のスーツを着せる以上は見合う中身になっていただく
自分の美点を疎かにする人間になど なんの魅力もありません。」
↑のセリフはこの漫画のキーワードの様な気がします。
これを軸に陸は変化(成長)していくんですよね。
番外編の「休日」での
陸のこころの内側でのセリフもぐっときました。
陸
「人生を変える出会いってのはこーゆー人の事を言うんだろう
せめてあと10年早くうまれりゃよかったなぁ
そしたらもっと――――」
('-'*)フフ 陸ってほんと「美味しそう」な男になりそう。
神か萌えかで迷いました。
やっぱ鳥人さんの作品はいいなぁ。めちゃくちゃ面白かったです。
年上の受けがクラクラするほどの計算高い美人で、しかも“ダメ女”。
鳥人ヒロミさんの作り出すキャラクターの魅力だ。そのダメな部分にさえ惹かれてしまう。
で、そんな男に惚れてしまった年下の攻めくんがまたいい。最初はだらしないモラトリアム青年だったのに、最終的には躾のいい大型ワンコ化してて、もろ好みでした。受けの言動にいちいち一喜一憂してるのが微笑ましくて可愛くてたまらんかったです。
しかしスーツ姿の男は素敵だ。
欧米ではもうビジネスの場ですらかっちりしたスーツを着る習慣がなくなりつつあるっていうけど、日本は絶対にそうなって欲しくないよ。
別にスーツが礼儀とか真面目なことを言いたいんじゃなく、「ネクタイにスーツ」は色っぽいんです!
鳥人さんのいきな和服男性をたっぷり堪能した直後に読んだせいもあるかもしれませんが、スーツより和服の方が鳥人さんは好きだなぁ~と思ってしまった作品。
個人的にはテーラーという職業はかなりの萌えツボではあるのですが、受け様と受け様の情人の安西に余り色香を感じられなかったです。
スーツが似合う男性は大好きなのですが、多分私個人の好みがもっと胸板が厚くてウェストが引き締まったラインが好きだからかもしれません。
攻め様の方が若干カッコ良く見えました。
最初はグウタラでブランド物を見に付けているにも拘わらずだらしなく見えてしまう程だったのが、テーラー柊に出会ってどんどんカッコ良くなっていくのが楽しみでした。
倍の年程の柊に認めてもらおうと柊に何かにつけて付きまとってくるのが大型ワンコのようです。
ある意味で調教ものと言える作品です。
原石の状態の攻を受が挑発しながら自分好みに
仕立てようとし、攻めが迫ると怖気づいて身動ぎ
する。その丁々発止がどう収まるかを愉しむのも
また一興。
甘いだけではなく、しっかりとスパイスが効いて
おります。