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恶言随香而响
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
自分の勘を信じて突っ走る年下ワンコとノンケのサラリーマンの、犯罪まがいな行為から始まるお話です。
業者に部屋の清掃を頼んだ夏目。その中の一人が、後日携帯を忘れたと言ってくるのです。それが大学生の冬時です。
部屋で見つけた携帯は、最初から電源が切られていて。おかしいと思ったら、ソファに手錠で拘束されるのです。冬時の言い分は「いつかこの人に必要とされる」という勘があるから、付き合いましょうというものでした。
おかしな始まりだったけど、一緒に過ごす内にだんだん冬時にほだされていく夏目。なんだかんだ言っても、自分の辛い時に傍にいてくれたり、好き好き言ってくる冬時が可愛くなってくるのです。
手錠で拘束したり、勝手に合鍵作ったりと、かなり無茶する冬時だけど、ホントに夏目が嫌がることはしないところが可愛いいです。夏目だけにシッポを振って、懐くところもキュンとなります。
二人の交際を反対する冬時の従兄弟が登場したり、冬時の過去や、いろいろ気になるところで次巻に続きます。
基本ノーマルプレイな富士山さん。
それが拘束プレイからの始まり。
嫌な言い方をすれば雑誌の趣旨に添ってしまったオープニングにちょっと驚いてしまいました。
ただやはり会話の秀逸さ。
ストーキング上等な冬時の思考回路に、ついてはいけないけれどなぜか恐怖も怒りも削がれてしまう上目遣い。
バカバカしい程のやり取りも、夏目が冷静に対応しているせいか富士山さん特有の空気の流れを感じることができました。
夏目の唐突に自覚した恋心に尻尾を巻いて逃げ出した。
そんな過去を垣間見ては冬時の悪びれない顔に段々根負けし始める姿も、距離が縮まりそうな気配も、無理らしからぬことなのかなと。
上手い具合に夏目の心の隙間に潜りこむことの出来た冬時の強引さ。
背中をぽんとする大雑把なハグに引き返すことの出来ない深みに嵌まったな。
そんな冬時側のにやり感まで楽しんでしまいました。
従兄弟の登場に思う以上にミステリアスな冬時の素性。
思わせ振りな言葉の数々がどう回収されるのか。
続きを楽しみに待ちたくなります。
主人公はリーマンの夏目。
その夏目を気に入った冬時が、夏目を手錠で繋げて脅し、契約書を交わして付き合いはじめる。
夏目が少しずつ冬時に惹かれていく心理の変化を丁寧に丁寧に描いてます。丁寧すぎて、焦れったい。でもこの焦れったさ、かなり好きです。
冬時は強気なのか弱気なのかが分かりません。や、基本ラインは強気なんですが、たまに引く。普段強気なだけに、その引きかたがキュンとくる。
まだまだ続くらしいので、早く読みたいです。
突然に現れた冬時に『付き合って』と強引にせまられ条件付きで仕方なく承諾した夏目だったが、しだいに通い詰める冬時が苦にならなくなってくる。そんな時夏目の従兄弟が遊びにくる事になり…冬時が起こした行動とは?!
冬時の異常な執着。独占欲。方向で言うとはっきり言ってめっちゃ好きなタイプ!!気持ち悪いくらいがいいのですよwだから、もっと気持ち悪く!もっと夏目逃げて!で、冬時は何処までも追っかけて!って感じだったんですが、そこは富士山さんらしく軽めにまとめられてました。
でも、冬時がホントに切羽詰まって『したい』と言って、夏目の唇をペロペロ舐めるとこで、夏目が口を開くんですよ。その流れが私は好きで。だんだんと冬時を受け入れてく夏目が解るんですよね。違和感なくそれを一冊にまとめられる所がやっぱ富士山さんだなーと思いました。
あとあと、夏目が襲われかけてたとこを助け出しに来た冬時がかなり様になってて格好よかったですw
他にも、萌え所満載の作品だと思いますよ☆
片付けのできないサラリーマンの夏目は、便利屋に室内整理を依頼した。
数日後すっきりした家の前で夏目を待っていたのは便利屋のアルバイトをしている大学生、冬時だった。携帯を落としたという冬時の言葉を信じ家にあげた夏目だったが、なぜか冬時によって手錠をかけられた上迫られてしまう。
めちゃくちゃな情況に腹を立てながらも流される夏目だったが……
ひと目ボレとは違うといいながらもなぜか夏目に執着する冬時と、そんな冬時に無茶苦茶されながらも流されていく夏目にいまいち共感できませんでした。
さすが冨士山さんというか夏目が冬時を受け入れていく過程は丁寧に描かれていてきゅんとはするのですが……どうしても出発点でひっかかりは解消できませんでした。
熱烈アプローチ(≒ストーキング)の末に受をオトした大学生・冬時×絆されてオトされたサラリーマン・夏目…のお話。
この一冊だけでは、冬時がどうして夏目にそこまで惚れ込んでいるのか分かりませんでした。続刊があるようなのでそこで描かれているのかな?
攻にしろ受にしろ「絆され」ってBLに限らず王道ですが(そりゃもう属性のタグが存在するほどに)、絆す側の態度で作品の印象は大きく変わるなぁとつくづく思いました。この作品の場合、絆す側(冬時)が最初から夏目の優しさや押しの弱さに漬け込む気でアプローチしているのがどうも誠意がないように思えて最後まで引っ掛かりました。その夏目は案の定チョロいしさ…。まあ彼の場合は公私混同して前職場に迷惑をかけた過去があるので、ちょっと抜けたところがあるのは仕方ないのかもしれません。