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sensei no jijou
「しのぶこころは」を読んで以来、表題作の忍者シリーズをもっと読みたいと思っていたのですが、やっと読めました。
この単行本には、忍者以外にも和風テイスト(プラスちょっと異国風)の作品がいくつか入っていて、和装がたくさん楽しめました。
その他は、先生と生徒モノが2作品、幼馴染モノが1作品と、テーマ的には割と綺麗にそろっているのではないでしょうか。
私は松本さんの時代物というか、時代が古そうな作品が好きなのですが、この作品集にもその好みが出た気がします。
時代物テイストの作品には萌評価なのですが、現代を舞台にした先生と生徒モノ、幼馴染モノにはそれほど萌えは感じませんでした。
ページ数の少なさもあるとは思うのですが、Hに持ち込むまでがなんだか短絡的な気がしました。
その反面、忍者モノと若様と主従モノ(しかも家臣は忍^^)、お伽噺風のお話は主人公たちの心理面も少し丁寧に描かれていて萌を感じました。
絵柄もやっぱり着物を着ている時の方が好きなんですよね…。和服が好きな方にもいいかと思います。
この短編集は、正直どれもこれもいま一つでした。
表題作は、先生×生徒CPでした。先生のキャラクターがちょっと好みではなかったんですよね。ストーリーも、言うほどのものはなかったです。
あと、『指導室にて』が逆に生徒×先生CPでした。妄想がちょっと面白かったかな。
あえて言うなら、『若気の至り』はよかったですね。『しのぶこころは』に出てくる柊×あさぎCPです。あと、『海の宮の子』も、BL漫画としてはちょっとトーンが違ってて、わりと好きです。設定を抜きにすれば、ストーリー自体はまあよくある流れではあるんですが。