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すいません、新装版(ていうか完全版)が出てるというのに旧版のレビューで。
完全版のほうでレビューされた方のをいろいろ読むと、オマケ的に小さな書き下ろしが入ってるわけじゃなくて、がっつりしたストーリーが追加されててまさに完全版になっているようなので、どうせなら最初からソッチを読むんだったなぁ…と思いました。
ヘタレでエリートな攻めと、お調子者な三十路の魔法使いの恋です。
攻めのほうの性格がツボにきて、とても面白かったです。
やっぱ私、ヘタレ攻めが大好きだなァと思いました。
へんな魔法使いと契約を結び、振り回されては一人で怒ってる攻めが可愛くて仕方がなかったもんで。
ちまちま繰り出されるコミカルな場面にクスリと笑わされながら読みました。
年齢設定も良かったな。オヤジ好きのツボにヒットしました。
魔法関係のお話は、なんとなくで捉えながら読むのがいいんじゃないかなと思います。いまいち分かりにくい部分もあったもんで。
ファンタジー系の話は基本的には苦手なんだけど、ユキムラさんの描くファンタジーものって、ほのぼのしてて私好みだなぁと改めて思いました。
ちょっと変わったファンタジー物です。
現代舞台なんだけど、会社社長も出てくるんだけど、そこに忽然と現れる魔法使い修行中・亜礼〔受〕
亜礼は、正貴〔攻〕に自分のアンテナになる様に刻印を押し、望みを叶える代わりに、と契約を迫るのですが正貴は欲しいものなど何もないと断ってしまい契約は中途ハンパに終わってしまう。
けれど本当に正貴が欲しかったものは、兄だったけれど兄は結婚する予定で子供も授かってしまった。
流れで正貴は亜礼を身体を繋げる事となり、彼らの腐れ縁?的な関係が始まるのです。
会社社長でありながら巻き込まれ体質で、魔法使いだの何だのに結構適応しちゃってる正貴が可愛かった、個人的にはもちっとオヤジでも良かった気がする、いや今のままでも充分可愛いんだけど。
魔法使いにはお約束のステッキやつれてる小動物(いや先生だけど)がちゃんとあるのも楽しい。
普段は黒犬でチョコンと亜礼の側にいるアヌビス先生が何気にいい味出してました、人化した時も素敵!
社長と魔法使い、そんな不思議な組み合わせが奇妙な味わいでなかなか面白く読みました。
う~ん、萌え度としてはちょっと足りなかった気がします。
ファンタジーものは大好きだし、ヘタレ攻めもツンデレも好きなんですが、ちょっとラブ度が余り感じられなかったからかなぁ…。
魔法使い(修行中)と、そのアンテナと言われるものになった会社社長とのお話です。
魔法使いの先生や亜礼のライバルや伯父等、個性あるキャラ達も登場して、ファンタジーのお話としては楽しめました。
中でもいい味出してたのはやっぱり亜礼の先生、アヌビス。普段は魔法が効かないように獣の姿をしているんですが、これが意外に可愛い^^(兎だと思っていたんですが、実は犬だったそうです^^;)
目つき悪いんですが、言ってることは結構優しいんですよね。^^
本来の姿は褐色肌のイケメンだという…でもお姉言葉w。なんとも美味しい設定です。