またね、神様

matane kamisama

またね、神様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

117

レビュー数
6
得点
97
評価数
21
平均
4.6 / 5
神率
71.4%
著者
ヴヤマ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

両は、美しい同級生・幸太郎に恋をしていた。次第に仲を深めていく2人だったが、ある日、両はクラスメイトから幸太郎の家庭にまつわる「ある噂」を聞いてしまう。両が幸太郎の家を訪れ目にしたのは、「儀式」と称して身体を売る幸太郎の姿でー。狂おしくて純情なダーク・ラブストーリー。

表題作またね、神様

レビュー投稿数6

上下巻で読むと作品への印象が変わりました 「悪意のない悪」が狂わす世界

上下巻読みました
両方とも電子購入なので上巻はこちらにレビューをします

上巻のレビューなので当然下巻の内容自体に関しては極力避けますが、作品から受ける印象が上巻と下巻ではかなり違うと思ったのでここに関しては事前に言及しておくことで作品への門戸が広くなる可能性もありますし、同時にこの作品の持つ多面性をあらかじめ知っておく事で上下巻読了後の”何か違った・・・”を防ぐ事も出来るかも知れない?と思ったので、敢えて上巻にてこの下巻を読んだ上での印象をレビュータイトルに残してみました

上巻、完全に「闇BL」の入り口を感じました
どこにでもいそうな高校生の両が幸太郎との出会いによって狂っていく
まさに狂気を感じます
そこは否定しません
でも、出口は・・・?という所が上下巻での大きな変化を感じます

幸太郎と言う少年を起点にした物語

闇の淵に立った両
両は母(養母)から搾取される日々を送る幸太郎に触れ、その狂気へ自ら身を投じます
両にはそこが狂っている世界である自覚がありながらその悪に目を背けて進んで行きくのです

両は「悪である事を理解している」ここはすごいポイントだと思います
なぜポイントなのか?は下巻レビューで書きたいです

この上巻の中で最も闇であり恐ろしい部分は幸太郎の養母にあると思います

この母は自我を殺し日々を過ごす幸太郎から搾取している訳なのですが、この行為自体に母の悪意が感じられないのが恐ろしくてたまりません
ーーー悪意のない悪ーーー
自覚がない事の恐ろしさ、出口のなさを感じる

この上巻を乗り越える事が出来た先だから見える景色が必ずある作品です
見えない出口の先を是非、見届けて欲しいです

0

闇BL過ぎて情緒の乱高下にご注意!!

ヴヤマ先生この作品が初連載って本当ですか!?
凄い逸材がBL界にまた爆誕しましたね‥

こちらの作品は
ヤンデレ 背徳 インモラル の3拍子です。

好き嫌いがハッキリ別れる作品ですが
私はめちゃめちゃ好きな内容です。

あらすじ

同じ学校に通う幸太郎(受)の美しさに一目惚れした両(攻)
いつも独りでいる幸太郎に両は優しく寄り添う傍ら幸太郎の噂を耳にしてしまう‥

「あいつ、ヤバい宗教で身体売ってるらしい」

幸太郎の家を訪ねた両が観たのは
修道汝の格好をした幸太郎が信者に
○されてる姿だった______

この物語はフィクションですが
リアリティーを感じて
読んでてゾワゾワが止まらなかったです。

幸太郎と両がお互いに墜ちていく描写がなんとも痛々しくて
1巻は読むのにかなーり気力がいりました

作者様、1コマ1コマに込める熱量が
凄すぎる。
インタビューを読んで2人が病んでるとこでは自分も病んで泣きながら執筆されたとの事で‥憑依型の漫画家さんですね。

いつもはエロシーンがあるとやったー!とテンション高くなるのですが、今回は悲しくなっちゃいました。。(tnkは出てきません。オセッセでは上手い具合隠れてます)

どうか2人に救済を‥
2巻に続きます→→

0

ご購入はご注意あれ…!!

レビュータイトルにはいくつか意味があるのですが、、、
先ずは「購入方法」の注意点から、、、!

実は今作、ずっと積み本をしていた作品なのですが、、、
4月の新刊情報をぼやっと眺めていた時に同タイトルを発見!!
あれ、、、勝手にこの作品は今作で完結してるって思ってたからビックリ(゚д゚)!

で、電子サイト確認して納得、、、
今作には単話の1~5話+描き下ろしが収録ですが、実際単話の方は11話で完結!!
なので今作には配信形態が3つあるのです
1、単話(11話で完結済)
2、電子単行本(3Pのおまけ描き下ろし付きで未完、5話まで)
3、単行本(25年4/4に上下巻で配信開始予定!)
なので、、、今から購入を検討される方は今作の電子単巻購入は一旦コミックスの発売を待ってもいいかも知れない?と思います
※実際まだ単行本は未読なので強気にどっちを読んだ方がイイ!とはおススメ出来ませんが、先ずはご注意あれ!!というのは絶対なので書いておきました(。-人-。)

そして他の「ご注意あれ」な点に関しては、、、
ズバリ内容ですね(。・_・。)
私が長い間積んでいた理由もココにあります、、、
ガッツリのネタバレは分からなかったですが、ちょっと角度のある作品だ、と言う事と、ちょっと宗教作品が気になっていた時期だったので購入したはいいけれど、、、気楽に読むタイプではないらしい、、、という所に躊躇して積んでいたという流れがありまして、、、

そこを踏まえて、コミックス発売を機に先ずは積みを崩そう!と今回読んだ訳なのですが。。。

予想以上に感情ドロドロ系でした…
高校2年生の両と幸太郎
いつも図書室で見かけるキレイな子、幸太郎が気になって仕方なかった両
始まりはすごくBL的に言えばエモの王道

なのにココからが凄かった、、、
決して王道とは言えない、転がり堕ちるような展開、明かされる背景が続きます

幸太郎の生い立ち
そして今現在の彼の置かれた状況

それを知っていながら遠巻きにしか彼を見て来なかった学校や大人たち
そこへの憤りが隠せない両
と、同時に憤りだけでは説明が出来ない両の中に渦巻く幸太郎への劣情

そんな両を知ってしまった幸太郎の動揺、驚嘆、そして虚無、、、

もぉ、、、2人の想いの重さが重い
重過ぎる、、、

この5話迄の1巻だけでも数多の地雷を踏み潰して進みます
それでも、、、
読むのを止められない、、、

自分の欲深さをつくづく実感する作品を読んでしまいました

しかも全く出口の見えない新たな入口に立っている状態の両と幸太郎を知った上で終わってしまう、、、
これは、、、絶対にコミックスを買わねばならない!と強く確信しました

単話完結の最後まで読んだ訳ではないので気軽には決しておススメは出来ませんが、私は絶対に完結迄読みたい作品に出会えた事に心のざわつきを抑えきれません

1巻内容でのご注意あれポイント
・養母による性的搾取斡旋→攻め以外との行為の描写あり
・キメセク(完全なる無理矢理ではないけれど…決して同意のある行為ではない…)
・学校内での孤立、他者からの好奇な目線(人間の偽善的な薄さや浅はかさなどの嫌な部分もあります…)
・行き過ぎた想い
・自傷行為に近い切羽詰まった行動
この巻だけでは決してスッキリはしませんよ。。。

最後まで見届けたいポイント
・共依存としてのエンドはありえるのか?
現時点ではお互いの想いの違いが大きく決して共依存には見えない。。。
・両の両親の思惑は分かるのかな。。。?
流石に問題のあり過ぎる2人暮らしだと思う。。。

まだまだ先の見えない迷宮のような1冊ですが、、、それでも衝撃度への評価☆5個は自分の中では至極当然の評価と相成りました
コミックス発売を心待ちにしております(*˘︶˘*)

修正|行為自体の描写はありますが性器の描き込みが必要な絡み方をしていないので修正はナシ

4

ダークな展開から目が離せない

両は、美しい同級生幸太郎に惹かれていました。
次第に仲を深めていく2人でしたが、ある日、両はクラスメイトから幸太郎の家庭にまつわる噂を聞いてしまいます。
両が幸太郎の家を訪れ目にしたのは、宗教の儀式と称して身体を売る幸太郎の姿で…

いや〜かなりダークな展開から目が離せませんでした。いっきに1巻読み終え、完結してないのか!となり続きも読んできてしまいました。
幸太郎は育ての母親(実母ではない)に宗教の儀式として男性に身体を売らされています。
そういうの本当に無理…という人は厳しいかと思いますが(そういうシーンもあります)闇深い展開も好き、という人には刺さりそうです。
私はがっつり刺さりました。
闇深い展開はそれだけではないんですよね。
もともとは明るくて幸太郎思いの両なのですが、途中からあれ?あれれ?と言う感じになっていき、最終的にはおいおい両もやばくないか?となったところで1巻は終わっています。
ものすごい先が気になる展開です!
両闇落ちの予感です(してますね…)

幸せでハッピーな展開では全くなく、幸太郎可哀想過ぎるんだが、という話ではありますがものすごい惹きつけられます。
この先どうなっていくのか?救いはあるのか?楽しみでならないし、早く知りたい!

ちなみに単話で1巻後を少し読んだのですが、ダークな展開は続いておりました。

5

純情な狂愛

執着系の暗めの話を探した結果、おすすめされたので購入してみました

導入は至って普通な男子高校生たち
顔が綺麗な幸太郎に惹かれた両
ちょっとのきっかけから2人は友人に
そんな中で聞いた幸太郎の噂
その噂を確かめに行くと、それは本当で

宗教系の作品で、親により信者との性行為をさせられていた幸太郎
そして周りもその事実を知っていながら黙認してある
なによりも幸太郎が母親に依存傾向であり、親と引き離されることを望んでいない

その事実をしった両の行動がまさに驚きでした
闇堕ちです
幸太郎も両に好意があるからこそ受け入れる
両の執着、本当に幸太郎のために死んでしまえるという姿にゾクゾクしました

2巻へ続きますので、どうなるのか楽しみ(*^^*)

黄昏〜闇の腐女子さんにおすすめ
光〜夜明けの腐女子さんはきついかな
エロは標準的、過激なプレイ自体は無い
ただ、モブとの行為もあるので苦手な人は注意してください


4

救済か支配か

高校生同士。キレイな容姿の幸太郎に惚れ、仲良く話をする関係になった両。
幸太郎のとんでもない「家庭の事情」を知ってしまい…


宗教上の神聖な存在とされて、儀式と称して信者に性の相手をさせられる幸太郎。
この設定自体は真新しくもないけれど、両がとった行動が驚きの連続だった。

おかしい、辛いと感じながらも母親(施設から引き取った元他人)に見放されたくない一心で従っていた幸太郎なので、
両の行動はそれをぶち壊す良い契機になったと思う。

しかしながら、両がしたいのは幸太郎を救うことなのか、それとも母親の支配下から奪って自分のモノにしたいのか…
目的が救済か新たな支配か現時点ではハッキリしないのでハラハラする。

一巻完結なら、不穏さを増幅してメリバやバッドエンドになりそうな主題だけど、複数巻ならハピエンの希望もまだあるように感じて面白い。

希望と不穏をどちらも感じる1巻だった。
果たして今後どちらに転がっていくのか、続きが楽しみだ。

6

この作品が収納されている本棚

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