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村上左知さん「プライベートレッスン」
映画の「ピアノレッスン」みたなエロスを期待して読みました。期待通り、結構エロかった。高校生同士だから爽やかだけど、ピアノを教える側×教わる側という構図がなんかエロくて好きです。
だけど、思ったのは、先にレビューされてる方も書かれているように、表題作がメインじゃないでしょ!ってことです。表題作の子たちもそれはそれで良かったんだけど、メインは二話からの貴史×那智。この二人は小さい頃からの知り合いで、(那智が貴史の兄ちゃんがやってるピアノ教室に通っていたという設定)半分遊びでキスしちゃったこともあったりします。っていっても、当時の那智が好きだったのは、先生である貴史の兄ちゃんなんですけどね。
高校生になってから那智と貴史は再会します。昔は一途だった那智は遊人になってます。いろんな男とヤリマクリ。でもプライド高いキャラなので萌えます。その遊びっぷりを陰ながら心配している貴史にも萌え。とても面白かった!
だけど、やっぱり本全体の構成が分りにくい。カプがごちゃごちゃしているのと、ごちゃごちゃしている割にはぱっと見では人物が判断できない…。だから何回か読むとより面白いと思える本だと思いました。
表題作の童貞同士のカップルがそのまま続くのかと思ったら、
なんと2作目からは、攻めのピアノ科の同級生 小嶋那智がメインの物語に
1作目の主役、朝日くんの小さな頃が出てきたから、その話と思ったら、ちがいました。
キーワードは「童貞」です。お互いに「童貞」にこだわって恋が進まないところがいじらしくて好きです。
2回目からは小嶋メイン。小嶋くんは、お兄さんのような三保先生を慕い、その初恋の想いを遂げられず、三保先生の義理の弟で同級生の貴史くんに慰められるようなシチュエーションになって、そのままなだれ込みます。
どのカップルがメインなのか、目がぐるぐるまわります。
一番のキーポイントは「手にキス」です。これが色っぽいです。小嶋くんの恍惚とした表情がすごくよろしかったです。