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作家さんの新作発表
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東野さんの単行本を読んだのはこれで2作目になります。
初期短編集ということで、古いものは'98年に同人誌で発表された作品も収録されているので、この1冊の中だけでも絵柄の変化が見れます。
2話のシリーズ物が2作品、他に短編が4作品収録されています。
この作品集の印象としてはタイトルに書きましたが、眼鏡、スーツ、セレブ、俺様な攻め様の4つの要素が頻繁に登場したな~という感じです。
ストーリーとしては特に捻りなどは感じられず、予想通りに進むお話ばかりでした。
ページ数の関係もあるでしょうが、これから踏み込んでいってよ~!という所で終わっている印象のお話がほとんどだったので、読後感としては消化不良気味。惜しいなぁ~という作品が多かったです。
特に一番好きだった「純愛する獣」は、もっと長いお話で読みたかったです。
『純愛する獣』
冒頭からバイブで調教!!ある日突然、やくざに拉致され組長・鬼頭の情夫にされるべく躾けられる大学生・貴史。隙を突いて逃げ出すものの、実は家族が借金のかたに自分を売っていた真実を知り、ショックを受けます。
結局、魅せられていた鬼頭のやさしさ(?)にほだされ、自らの意志で情夫になることを決意します。
家族も妹より兄を売るとか思い切ったことするな~。
『心惑わせるもの』
ふしだらな生活を送るモデル・椿が狙ったのは、堅物の大学教授・園田。挑発しても乗らない園田にいつしか惹かれていく椿。
ある夜、椿を狙い続けた男に媚薬を盛られ、貞操の危機に陥ったところを園田によって救われます。実は園田も椿に一目ぼれしていて、晴れて二人は両思いに・・・。
イタす時に、実は初めてだということが知られて恥ずかしがる椿が可愛い。その後も「デートしようよ」とわがまま言うところも。
『待ってるだけじゃダメでしょう!』
高校教諭・圭吾の元にいきなり転がり込んだのは、奔放な少年・幸也。攻め・受け両方の視点で話しが進行します。
実は高校の合格発表で出会っていた圭吾と一緒にいたかったという幸也が健気です。そんな幸也を毛嫌いせず、淡々と世話してくれていた圭吾がベッドで歯止めの利かない男へ変化するギャップがナイス!
『囚われの楽園』
財団社長と関係を持っていた美しい男・律に強い独占欲を抱き、近づいた弁護士・鷹取。なんなら相手してみるか~?という誘いにあっさり乗っかり、後はネクタイでしばって攻撃してしまいます。
遊んでるように見えて初めてだった律を誘導するような敬語攻めがゾクゾクきました。鷹取って眼鏡を外すとやる気出る気質なんでしょうか?
『独裁者の恋』
優等生・望月は、想いを寄せる教師とその婚約者の写真を嫉妬心から燃やしてしまった所を、問題児・佐伯に目撃されてしまいます。そのうえ、口止め料として身体を弄ばれる日々・・・。そのうち、佐伯に溺れはじめるようになった望月を、佐伯の友人達が強姦にかかります!しかも佐伯の指示で。
両想い確定には至りませんでしたが、結局友人を追っ払った佐伯とは、あとは告白だけのような終わり方です。焦らし系かな?
『不器用な恋人』
退屈な毎日に飽きて煙草で一服していた生徒会長・嘉納とばったり出会ったのは、仲間から「姫」と呼ばれる問題児・高瀬。高瀬は脅すつもりが逆に脅され、縛られてイカされてしまいます。
無理やりされた余韻に身震いする最中、嘉納に競争心を抱く菅沼に狙われ再び縛られるが、今度は嘉納に助けられてしまった高瀬。
「誰のせいで・・・」と文句つけるも赤面する高瀬が可愛い。そんなんで不良やってるのかと微笑ましくなります。
初期作品集並びに初モノ作品集といった一冊。難点といえば絵が古いことですが、内容は愛に溢れています!!古本屋のほうが見つけやすいです。