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boku no boukun ha oboreru kurai ni amai
や、なんとも衝撃的な一文から始まる、川琴先生のこちらの新刊。
もう、めちゃめちゃ萌えたし面白くて好みだったー…!!(*´˘`*)
攻め視点のパートが多いので、攻め視点のお話好きな方にも強くおすすめします◎
ちょっと自分が最近現代ものに飢えていたというのもあり、読みながらずっとドキドキワクワク楽しめました。
「犯されたい」という、人にはとても言えない欲望を持っている塾講師の理久(受)。通っているけれど実際のプレイはしたことがないハプニングバーで、そんな欲望を叶えてくれるイベントが開かれるようになり、チャンスと思って参加を決めます。
そのイベント当日、理久が落としたハプバーの会員証を偶然見てしまい、彼の性癖を知った同僚の知希が正体を隠してやってきてー
と続くお話。
もう、もう、攻めの知希の気持ちが重め(好き好き好きなんだけど!どうすればいいの…って感じ)で、攻め目線多めなのがたまらなく良かった✨
どうしようもなく理久のことが気になって気になって、好きでたまらないのがバシバシ伝わってくるんですよ…!
今まで自分から動いたってことがない分、受けにすげなくされて仲のいい友人グループに真剣に相談して、「まずはデートだろ!」って言われてたりするのに、萌えた。やー、渇いた心が激しく潤いました…感謝。
そしてね。大好きな理久を誰にも取られたくなくて、正体を隠してハプバーに行き、本当は理久のことをでろっでろに甘やかして蕩けさせたいって願望があるのに、”犯すのが好きな暴君”を偽って、理久を抱く。
で、犯したい側と犯されたい側ーニーズ合致してるよね!?とうまいこと理久のことを言いくるめて、体の関係から始めちゃう。けど心は理久に惚れているから、悶々と悩む…っていうのが、こう…たまらなく萌えました。萌えた、しか言ってない気がしますが本当に萌えたんだ…
特にゲーセンでの、バックハグしながらの不意打ちキスプリ!理久が自分の気持ちに気づくきっかけにもなったデートの描写が悶絶するほどきゅんとしました。
終盤のすれ違いと、理久からのメールも電話も拒否しちゃう態度はちょっと大人気ないな、、と思ってテンションが下がったりしたんですが。。
それでも。
”暴君”の仮面を被り切れずにどんどん甘くなっていっちゃう攻め様を、最後までしっかり堪能させていただきました♡
攻め視点で語られる〝暴君〟の葛藤にめちゃくちゃ悶える一冊でした!
〝犯されたい願望〟を持つ特殊性癖持ちの受けと、そんな受けを一途に想いながら求められる〝暴君〟を演じる健気な攻めの、切なくて甘い両片想いBLです。
受・攻両視点で語られるため、すれ違う2人に焦らされつつも安心して楽しめました♡
ゲイ向けハプバーで出会った、誰かを犯したい【暴君】と、誰かに犯されたい【被虐趣味者】の2人。
乱暴で一方的な激しいセックスに快感で悶える受けと言う、フェチ感満載の濡れ場は正にエロエロ!
しかし、本来の知希(攻)は一方的に犯すような嗜虐趣味は無く、寧ろ〝好きな相手は溺れるくらいに甘やかして優しく抱きしめたい〟と言う、スパダリ好青年なのでした。
本当は、押さえつけるんじゃなくて優しく抱きしめたいし、乱暴な言葉じゃなくて「好き」だと甘い言葉を囁きたい。
でも、理久(受)はそんな甘い関係では無く、自分を激しく犯してくれる〝暴君〟を求めている訳で……
気になっていた理久と接点を持つ為に〝暴君〟を演じる知希ですが、何度身体を繋げても心はすれ違うばかりで…もう、この葛藤が切なくて堪りません!
乱暴なプレイ中でも暴君になりきれず、優しく頭を撫でてしまったり、涙を拭ってあげたりと、優しい本性が出てしまう様子にキュンが止まらない♡
〝暴君と被虐者〟の関係から〝知希と理久〟として、ゆっくり縮まる2人の距離感が焦れったくて終始キュンキュンしながら楽しめました。
また、「誰かに求められたい」を拗らせてしまった理久の気持ちに共感できて、臆病で受け身だった理久が変われて本当に良かったなぁ…と胸がいっぱいに。
同い年なのに苗字で呼び合う、社会人ならではの絶妙な距離感も個人的な萌ポイントの一つです◎
乱暴なのに、実は受けを溺愛してる攻めが大好きな自分にとっては堪らないCPでした!
幸せいっぱいな気持ちで満たされる読後感も素晴らしく、何度も読み返したい一冊になりました♡
「犯されたい」願望を持つ塾講師の理久。
密かに同僚で新任講師、知希の顔で強引えちな妄想をしたりする日々。
そんなある日、知希の歓迎会があり、その帰り道に先に抜けていた理久を知希は発見する。
そこで偶然、色々あって未使用のゴムとゲイ専用のハプバーのカードを発見してしまい、、、
という、ドキドキするような過激な冒頭でお話は幕をあけます。(ざっくりすぎる説明失礼!!)
題材が題材なだけに、おおっ! とびっくりしましたが、そこは川琴先生でした。
攻めの知希が理久の願望を叶えて上げるために、暴君に扮しますが、基本紳士的なので超溺愛対応です♡
甘々です♡
出てくる単語とか、シチュエーションとかは過激でしたが!
知希の理久への愛が溢れているが故に、理久の求めている暴君と本来の自分とが違うことに悩んでしまったりして、本気愛の重さが最高でした。(あ、交互視点の構成です)
理久もまた、知希を好きになってしまったがために悩み、誤解させてしまったりと、とにかく2人は両片想いなのにすれ違ってしまいます。
読者としては非常にもどかしいところですが、どちらもお互いのことが好きなので、文章に身を任せてとりあえず読み進めることをオススメいたします。
なにせ、大きくすれ違っても甘いので!(まりあげは的な感覚!)
そうして終盤、知希は理久のピンチに駆けつけるわけで。
理久も理久で、ハプバーに書き込めば知希が駆けつけてくれると分かって、ハプバーへ行くことを書き込んでましたし!(またしてもざっくりすぎる雑説明ですみません!)
まさにタイトル通り。
最後まで、攻めが甘々に溺愛していて自然と口角と頬が上がってしまうくらい糖度高めのお話でした。
あと2人とも塾講師なので、しっかりとお仕事面も描かれており、かつ知希の苦い過去に触れたエピソード(講師って大変ですよね…)の決着? 的なところも描かれており、そちらの方面でも読み応えがありました。
塾長がいい人でしたねえ!
ちょっぴり刺激的なお話が読みたい!
でも強すぎる刺激は苦手だな、という方にオススメの溺愛お仕事BLと思いました。
ちなみに、巻末に載っていた次回新刊も今からとても楽しみです!(秋頃の予定だそうです)
知希×理久
超濃厚!エロエロ暴君プレイ!
暴君とはいえ、痛くない!しかも甘い!
トロトロと犯されて痺れちゃう〜
真面目な塾講師の2人だから、背徳感すら感じさせる!
そんなにエチなのに、真剣に生徒の問題も扱われて・・・
どうしようもなくエキサイティング!
「いい男に犯されたい」という特殊な性癖を持つ
ハプニングバーに通いながらも、平凡な塾講師である理久。
彼のその秘密が、同じ26歳の同僚の知希に偶然知られてしまう。
この出来事の後、
知希がハプニングバーで暴君として理久と出会う。
理久が暴君に犯されて溺れてしまう。
その後、理久が暴君の正体を知ってから、
2人がプレイ関係のセフレになる。という展開。
2人のプレイの動きが、
外の暗がりところでを楽しむ!
ドキドキ感をプラス野外!
家での強姦プレイ!
DVDボックスの狭い部屋・・・
目隠しと縛り・・・
ますます興奮な展開が続く!
見どころはその甘&激プレイだけじゃなく、
2人の視点が交差して進行しているところが絶妙で、
2人のエチエチプレイや温かい交流に通じて、
所々丁寧に書かれているそれぞれの心理や変化がポイント!
理久、
犯されたいのは、
実は恋がしたい、抱かれたいという叶わない寂しい心。
知希との関係が進むにつれて、
エロエロ化していく体と共に、
心もどんどん知希に依存していく。
今まで愛されたことがないので、
知希に愛されるとは思っていない。
恋に染まっていく自分に対する不安で、
知希に好かれてほしいという矛盾に、
プレッシャーが大きくなっていく・・・
知希、
読者が最初から知っている彼の隠された巨大な恋心。
暴君になるための勉強もしっかりで、
片想いで、
暴君になればなるほど気持ちを伝えづらくなってしまう。
理久の目には「知希」じゃなく、
犯されるのための「暴君」だけ・・・切ない。
本当は理久に「知希」として求められたいのに、
その本気の気持ちが不器用な行動と一緒に、どんどん深まっていく・・・
2人の感情が強烈に騒ぎ立て、
すれ違う恋心がとにかくもどかしい!
ふわふわとした胸キュンラストに加えて、
エロさと切なさと甘さが混じり合って、
読んでいる間、ずっとドキドキが止まりませんでした!
今回は同じ塾の塾講師同士のお話です。
特殊な性癖をもつ受様と正体を隠して相手をしていた攻様が
恋人になるまでと最初の出会いを描いた短編を収録。
受様は恋愛に限らず人付合いも消極的な上に
自分が男性に惹かれると自覚した中学生の時に
犯されたい願望を持ち始めます。
社会人となり塾講師として働く今も
燻りつ告げた欲望は1度も昇華される事もなく
受様の妄想はさらに深まっていました。
今日は4月に入った攻様の歓迎会でした。
攻様とは同じ年で塾講師のキャリアも同じくらいで
クールな立ち振る舞いから冷たそうな印象でしたが
眩しそうな笑顔が印象的で親しみが持てるし
周囲に気を使って行動するタイプのようです。
受様は一見協調性がありそうに見えますが
勤務時間外は自分の都合を優先しており
今日も歓迎会を1時間足らずで抜け出していました。
そうして自由時間をもっても
結局は誰かに犯されてめちゃくちゃにされる妄想を
抱えて満員の終電で買える羽目になるのですが
人波に押されてふら付いて降りた駅で
一緒に電車だったらしい攻様に
ジャケットに入れていたハプニングバーの会員証と
コンドームを見られてしまいます。
幸いにも攻様は受様にそれらについて追及する事はなく
他の同僚と変わりなく接してくれますが
受様の犯されたい願望は募っていって・・・
雑誌掲載された短編に後半部分を加筆も改題して文庫化で
「犯されたい」と望む受様と受様の望む相手を演じる攻様の
恋物語になります♪
受視点と攻視点が交互に進んでいくため
読者はそれぞれの事情と気持ちに共鳴しつつ
相手がどう出るのかとドキドキするお仕立てで
とても面白かったです。
受様は犯されたい願望が特殊すぎると自認しつつも
相手が誰でもいいからと思っている訳ではなく
自分好みの相手にめちゃくちゃにされたいという
けっこう面倒な手合いなのですが
バイな攻様は出会った時から受様をいいなと思っていて
受様の見た目と中味のギッャプに戸惑いながらも
惹かれていてどうにかなりたいと思っているので
受様に正体を隠して接近するという
ある意味どっちもどっちな2人でもありますが
嘘から始まった関係を糺すのは容易ではありません。
嘘をつき続けるのも辛く
本当のことを告げるのも怖くて
それぞれがグルグルする様子にハラハラ&ドキドキ
2人が自分の気持ちを正直に告げて恋仲になるまで
楽しく読ませて頂きました。
あとがき後の短編と
書店限定配布のペーパーが絡んでいるので
特典付き書店で買われる事をお勧めします。
誰かに犯されたい願望を持つ塾講師。
この字面だけでもう既にえっちすぎる…
甘やかしたい男と犯されたい男という一見交わらなさそうなおもしろい組み合わせに、一体どんなお話になるのかなと期待をしながら読み進めました。
受けの理久は作中で確かに犯されてはいるのですれど、その真逆をいく甘さがじゅわりと広がる川琴マジック。
理久の望みを叶えようと責め犯す知希がこう…なんというかな。
攻め視点が多めなこともあってか、彼が持つ隠し切れない溺愛攻めっぷりが滲み出ていて、ところどころで自分本位に犯しきれず、ちょっぴり甘Sっぽくなっているんですね。
なので、あんまり過激なのはなあ…と思っている方でも安心して読めるかと思います。
受けのことが気になるがゆえに、自分を殺してでも受けに尽くしては、本来の自分との違いに思い悩む攻めの図になんだかわくわくしちゃいました。
愛がずっしりと重たそうな知希ですから、これから理久はどろどろになるくらいひたすらに甘やかされ、身も心も愛されてしまうかもしれませんね。
と、攻めには萌えるところありだったのですが、うーん…理久のほうはどうかな。
蓋を開けてみれば、ほぼセックスをしていた2人だなあとも感じます。
特殊すぎない特殊性癖持ちを題材にしたお話としては新鮮で楽しめましたし、デートもかわいらしく個人的にはありだったのですけれど、2人の塾講師設定がやや気になりました。
塾の先生って、信用・信頼第一の職業だと思うんですよ。
フィクションの世界ではあるものの、彼らが外でプレイをし始めた時にあぁ…とちょっと現実にかえってしまった自分がいて、受け持ちの生徒さんもいる身で大丈夫?と完全には萌えきれず今回はこちらの評価になりました。
お仕事描写がそこまでない振り切り方だったのなら特殊性癖部分ももっと楽しめたのかも。
ぐるぐるする溺愛攻めはすごく良かったです。