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akujiki koushaku ha akuyaku reisoku no ai wo tabetai
初読み作家様。美麗な表紙に目を奪われ、表紙買いしました。二人ともめっちゃくちゃ美しいじゃないかーーーーー!!!(興奮)牙を出して受けの指を舐めてる攻め様、セクシーすぎる。
ケーキバースの独自の世界観(「ケーキ」「フォーク」ではなく、「獣」と「甘露」という名称)で、いわれのない罪を被せられた侯爵令息と、彼を救い出した”獣”と恐れられる王弟公爵との関係性を描いた物語です。
すごく面白い設定なんですが、地の文がなんだろう、硬質な感じ…?で若干、読み慣れるのに時間を要したかな。。
主人公の従者となる人物のセリフに「断罪エンド」など軽い感じのワードが入ってくるのも、地の文の硬さとかなり違って、ちょっと違和感を感じたりしました;
ただ、序盤、二人が馬車の中で体を重ねるシーンは官能的でドキドキさせられ、後に続く物語への期待感がとても高まるものでした◎
以下、内容です↓
永遠の飢餓を与えられた”獣”である王弟公爵 × ”獣”にとって唯一の味覚となる「甘露」の侯爵令息、オルテンセ。
身に覚えのない罪で断罪された侯爵令息のオルテンセは、牢獄の中からある人物に助けを求め、救い出されます。
その相手とは、呪われた”獣”であり、「甘露」の体・体液以外は砂の味にしか感じられないという王弟公爵、ヴァンヘルム。
ヴァンヘルムに嫁ぐという名目で救い出され、なんとか首が繋がったオルテンセですが、獣に嫁ぐということは獣に血肉を貪られ、食される…つまり死を意味することでありー
と続くお話です。
この二人の関係に、”オルテンセを罠に嵌めた犯人は誰なのか?その目的は?”という謎解き要素が加わった物語。
個人的に疑問に感じたのは…
「甘露は、自分が甘露であることにどうやって気付くのか?」という点です。自分では甘い味がすることは分からないはずなので、どういった経緯で甘露と分かり、育てられてきたのか?と疑問に。
それから、オルテンセが恥を忍んで牢獄から助けを求めた理由!これ、ちょっと珍しい感じで面白く、好きだったんですが…
だとしたらその部分の交流をもっと序盤に読ませてもらえていたら、より感情移入できたかなあと。(できるだけネタバレを防ごうと思ったら、めっちゃ回りくどい言い方に…)
終盤、真実が明かされた時にちょっと拍子抜けというか、その部分の交流とオルテンセの思いをもっと早く知りたかったな、と思ってしまいました。
ただ、オルテンセのピンチに駆けつけ戦うヴァンヘルムは文句なくかっこ良かったですし、もらった桃を二人で齧るシーンなんかはすごく好きでした◎
「萌」か「萌2」か迷いましたが…初のケーキバース世界観の小説、楽しめたので「萌2」で。
巻末の2ページの漫画も可愛かったです。貪られるオルテンセは大変だけど、頑張れ〜( ̄▽ ̄)とニヤニヤしちゃう、おまけ漫画でした。
香坂先生挿絵なので購入。攻めが獣、受けが甘露という独自?と思われる設定のお話で、篠崎先生の既刊がお好きな方でしたら、安心しておススメできると感じました。今回相性が悪かったのか読みにくく感じたので中立にしました。攻めは重厚、受けはキラキラで、香坂先生の絵と相性ばっちり、麗しかったんですけどねえ・・・。本編280P弱+篠崎先生のあとがき+恒例、香坂先生の4コマ漫画2P。
白金の髪に花のような容貌を持つオルテンセ。王子の妃候補である娘に毒を盛ったという容疑で斬首刑を言い渡されたのですが、王弟であるヴァンヘルムのとりなしにより助け出され・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
トマス(受け側仕え)、エリース(トマスの妹、ハーレイ侯爵娘)、アレン(攻めの側近)、エド(王太子)、アンジェリカ(王太子妃候補)、フィリップ(ロジャー卿長子、受けに惚れている)、貴族あれこれ。
++攻め受けについて
攻めは、王族に時折生まれる「牙を持つ獣」。獣は武勇に優れ冷徹、無慈悲でいつも渇望しているという設定。食べるものの味がしないらしいです。王弟ですが、宮廷で活躍しているというより、人々から恐れられているため、宮廷でのイベント出席は稀 という感じです。
受けは、珍しい甘露、その中でも希少な男性の甘露。甘露は獣のための餌らしく、涙、血がとても美味しいとのこと。(オメガみたいに、フェロモン、ヒートは無いです)当初助け出してもらった対価として「血」を提供しようとしていました。父親の駆け引きの道具とされていて、皇太子妃に一番近いとされ、取り巻きもいたのが、冤罪により一転立場が地に堕ち、という状況。泣き叫ぶなどいうことはなく、冷静に打開しようと耐え忍ぶという印象の方です。キラキラ美形なんですよー、たまらん。
ビジュアルは攻め受けとも大好物なんですけど、誰が黒幕か分からず、話の終着点が読めなかったからか、なんとなく読みにくかったでした。そのため評価が中立にした次第です。美人さん好きな方でしたら嬉しい一冊だと思うんですけど。