あらすじ
俺にもう一度生きると決めさせたアンタから離れない。
地獄すら共にする、番犬×族長の主従ノワールBL!
20××年。
経済が崩壊し、治安は悪化。
その汚れた路地裏の一角で命を終える寸前だった旭は、「鈴」と名乗る青年に助けられる。
死ぬつもりだった旭は始めこそ鈴に当たっていたが、
本当は生きたかった心の奥底を暴かれて以来、鈴に心を許すようになった。
堅気ではないだろうが、騙しているようにも見えない。
自分をひどく年下のように扱う一方で、時々驚くほど寂しげな顔をする鈴に、旭の心は初めて震えた。
そうして思った。
もっと、鈴のことを知りたいと。
例え、どんな悲しみを抱えていようともーーー。