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昔、友人宅で旧版の1巻だけ読んでからなんとなくずっと続き気になってたんですが新装版が出ている事を知りこの機会にと購入。
絵柄は古くてやや耽美系とけっして今受ける絵では無いんですが、昔の漫画ならではの良さといえばいいんでしょうかこれはこれで別の面白さががっつりあります。
デニス[受]は大統領一家の警備として配置されるのですが、実はその大統領の長男アイザックとは学生時代に恋人同士だった仲。
それも好きで別れたのではなく、アイザックの父である現大統領によって別れる事を余儀なくされデニスはアイザックの元を立ち去り、そして運命の再会をするって所から話は始まります。
将来政治家になるであろうアイザックの未来を考え自ら身を引いたデニス、そんな彼の意図は知らず長年デニスに裏切られたと思っていたアイザック、この2人の思わぬ再会。
怒りと再会した独占欲で車上でアイザックはデニスを抱きます。
一度は離れた彼とまた禁忌の関係になってしまったデニスは泥酔した所をゆきずりのチンピラ達に強姦です。
結構エロシーン多いです、エロ方面でもちょっと期待。
何だかんだ既におきてますが、これまだ巻頭ですよー始まったばかりです。
その直後に、アイザックはテロリストによって誘拐され殺害されてしまうのですよ!!
もう怒濤の展開です。
心身共にボロボロになったデニスを慰めてくれるのが同僚のラウルなんですが、彼の想いはデニスには届かず亡くなったアイザックを求めるばかり。
ラウル×デニスでのエロシーンはエロいってより切ないですなー。
それでもいいから側に居たいと言い放つラウル。
もう彼ににしとけーー!!ってとこで上巻終了ですよ、昔読んでてからずっと気になってた筈だーこりゃ確かにと納得。
新装版にはインタビュー形式や学園パロ等の描き下ろしが入ってて作者とこの作品のファンのキャラ達への愛着を感じさせます。
多分根強いファンがいるんだろうなーとそう感じさせる作品でした。
下巻に引き続き、その後新章も出てるそうなので長く楽しめそうです。
古き良き長編ラブロマンスをがっつり読んでみたいって方にはいいんじゃないかな、と思います。
こういうの好きです
古い絵柄もかえってエロティックです
当て馬好きさんにもオススメ
包容力攻め・ラウル一押しなんですが、巻末漫画からすると年下やんちゃ攻めの刑事とくっついちゃうのかな?