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『兄を番にしたい、でも兄弟だから…』気持ちを押し殺して始まった同居生活。だけど肝心のΩの兄が無防備すぎる――⁉
unmei no tsugai ha ani ga ii kurikaesu otouto alpha he no hatsujou
感情を押し殺す姿が切ない
伊央利（α）×恵大（Ω）
健気×健気の義兄弟オメガバー。
主人公の義弟の伊央利と、
義兄の恵大。
両片想いの2人の、
健気さと本望と欲望がぶつかり合う。
禁断の恋に限界まで伸びてしまう、
ずっと抑えてきた執着と過度な愛情を押し殺す
伊央利の姿が切なくて、生々しく、奥深く痛むほど刺さる。
小さい頃に親同士が再婚し、兄弟になった2人。
家族として出会った瞬間から恋心が芽生えた伊央利。
恵大ヒートでの危機が迫って、
2人が曖昧な出来事ができた。
そして大学に進学して家を離れていた恵大が、
四年の時を経て実家に戻って
親が海外で仕事中で、
2人きりの同居生活が始まる。
時間と共にどんどん深まっていく2人の想いが、
再び恵大のヒートに遭遇しまったりする。
気まずさに、
一生懸命兄弟らしく振る舞おうとしながらの、
2人の間にあるもどかしい空気感と、
強烈だけど届かない想いがグッと伝わってくる。
兄一緒にいたいのに、そばにるほど
苦しさが増幅するばかり伊央利の、
勢いよく登場する当て馬によって、
本能として浮かび上がる独占欲、
募らせてくる葛藤や戸惑い、
恵大に離れようとする焦燥感とかが見どころ。
誤解やすれ違いが発生して･･･、
それまで隠し続けてた恵大の想いも見せられて、
ついに想いが通じる2人の姿と、
その結びつくエッチに胸いっぱいになるし、
幸せなあまあまラストにほっとする。
義兄弟の恋は、背徳感が溢れて、
複雑微妙で痛みを伴うものである。
狂乱する感情にズキズキと襲われて、
その中の真の愛情に心を奪われました。
弟の葛藤
連れ子再婚で出会ったαの弟とΩの兄。四年もの空白を埋めていくような日常的なお話に、それから弟の様々な葛藤。
四年前のことをずっと気にしていた弟に対しなんでもないような兄。
それからすれ違っていく話の中でライバル的な相手も登場し。
話の流れとしてとても二人がくっつくのは分かっていたのですが、いざひっつくと良かったねと思う反面えちシーンはほぼないと過言ではないです。最後にある程度。
またライバル的キャラはわりと可哀想だったような。そんな印象が残りました
