条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「ろくでなしの恋」スピンオフ、「手の中の星。」の2巻。
甘い恋人同士となったような両國と永瀬。
とはいえ、両國はいつでも「劇団」ファースト、「舞台」ファースト…
そんな時、いきなり舞台のスポンサー企業が降りる、という話があり…そしてそこには「枕営業」の空気が漂う。
そこに両國によって差し出されるのが、永瀬。
愛する両國のそんな仕打ちに傷つく永瀬だが、そこで永瀬は「憑依」に目覚める…?
両國と永瀬はベストマッチング、的な空気になるけれど…
そこに今一度、衝撃の展開に。
両國の永遠の想い人・黒田。その黒田がずっと恋している「おんの字」団員の河合。
完全ノンケ、黒田の想いを知らない河合が結婚を決めた。
黒田は河合には何も告げず結婚を祝福しつつも陰では荒れに荒れて。
妙な薬物を摂取しバッドトリップしてしまった黒田が、両國の部屋にたどり着く。
そこで性的興奮と病的な勃起が収まらない黒田に、両國が永瀬を処理相手として差し出す……!
いまどきのBLではネトラレとかネトラセとかあるけど、やっぱりこれは衝撃的。
両國、永瀬、黒田…誰が誰を想っているのか、大切にしているのか。
こんな波乱を経ても両國だけを想う永瀬。
一人自由な黒田。
何を考えているのかわからない両國。
黒田への想いがありながら黒田を得られない両國は、この苦しみの中でも自分を愛そうとする永瀬の強い強い想いに逆に救われているのでしょう。
おまえは俺の声 俺の手足 俺自身だ…
前巻だけでも十分完結していたと思うけど、より重い展開を持ってきて素晴らしく甘く締める。
誰よりも深く強い想いを貫き続ける永瀬という男から目が離せませんでした。
一巻のレビューに「続きが読みたいような読みたくないような微妙な気分」みたいなことを書いたんですが、この二巻を読んでみて、心から「続編バンザイ!」と思いました。
一巻は一巻で素晴らしかったんですが、この続編はさらにパワーアップしてました。
受けにとったらかなりの試練となるストーリー展開だったけど、一巻でははっきりとは分からなかった攻めの愛情がしっかり見える巻でもある。
痛さも甘さも両方とも増量してる続編って、なかなかない気がする。甘さだけが増えてる続編が多いなか、これは凄いなと。
弱そうに見える受けは、芯が強いんだよね。
弱いのは、強そうに見える攻めのほう。
こういう関係って夫婦みたいで萌える。
巻末にあるオマケの短編は本編とはうってかわってコミカルで楽しかったです。
百合っぽいキスに萌え。
この主役カップルの数年後の話が、先に発売された『ろくでなしの恋 全三巻』らしいです。
ソッチも読んでみたいな。
「お前が責任を取れ。俺に従え。」と言われたのに、一緒に暮らせない。
「裏切るな」と放り出し「よくやった」と慰める。
自分の身体の一部だとしても、薬のせいだとしても・・・
とても辛く痛い出来事があるのに、一途な永瀬の強い思いと
両国さんの世界観に感動しました。
物語の舞台の世界は判らないけど、二人の生きているキモチが
すごく伝わってきて、本当に幸せになってほしい☆
(これで終わりなんだろうケド、もうちょっとイイシーンも
書いてあげて欲しかったです。。。)
重い内容過ぎて、自分の好きなお話とは違うハズなのに
心に突き刺さりました。本当に本当にすごい心に残ります!
最高の1冊です!!!!(って何冊もあって選べないのがホントだけどw)