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ちょっと普通から外れたくなるんだよね…アオハルが描かれる日常感は、一気読みすること間違いない♪
Xのコミュニティでおすすめされてたのを
気になって読み始めたんですけど、
ほんと、めちゃくちゃ良かったです〜！
男子校の同じ教室で出会った２人の話
ひとりは、要領良く優等生を演じてる彼
もう一人は、とりあえず流れでヤンキーしてる彼
キャラは違うけど、日常に退屈していて
実際ハメを外すタイプで。
それが、とりあえずピアスあけるとこに
繋がってしまうとこ←アオハル 笑
pixivで全話配信されてるので、
私はそちらで読んでのレビューなんですが、
電書サイトで配信されてる１巻丸々使って、
２人が距離を詰めていく様子が
淡々とした日常の雰囲気で描かれてます。
そこで交わされる台詞から、やりとりが
自然で読んでいてまず引き込まれます。
作品紹介にブロマンスとあるけど、
エロい方向になる雰囲気は全然ないんですけどね…とにかく10代の危うさがほんと魅力的に描かれてるんですよね。
瑞々しいというか、不安定で
すぐ解決するような悩みばっかりで
急加速するノリって大事！みたいな
いかにもアオハルらしさが
日常系の淡々とした描かれ方をされつつも、
ほんの偶然起こった小さなきっかけが
自分の原点みたいになってしまう尊さ
そういったものが、
ピアスや、優等生とヤンキーというトピックを
引き立たせながら、
大袈裟でもなく丁寧にストーリーが
展開されていきます。
卒業後も、やりとりが続く２人なんですけど、
要領良く優等生を演じていた受くんは
自由を与えられた故にアイデンティティに悩みつつ迷走し始め、
何人もと身体だけの関係を持ったりしていくんですけど
深く考えないタイプのヤンキーくんは
働き始めながら、そんな受くんを心配して
面倒をみるようになっていくんですよね。
このキャラの複雑さがまた、読み応え増す
ポイントですかね。
シリアスなモノローグは殆どなく、
軽妙な台詞とリアル感のある自然な話の流れで、見事にみせてくれます。
ただ同じ教室で、
たまたまピアスを見つけて興味を持っただけ。の出会いから
全く違う場所にいた２人が
ひとを好きになるのって、どんな感じ？さがしを始めて、なかなか答えが見つからなくて
とうとう同じ場所に辿り着く果てを、是非目撃して欲しいです❤︎
そして、電書では２巻までですが、
作家さんのpixivで３巻となる続きがフリーで公開されてます。
そして、その３巻にあたる続刊でBL展開がされてます。もぅ読もう！！最高ですよ…
ここでやっと、それまでの過程が実を結ぶといいますか、成長した２人と時間の流れをしっかり感じられる読み応えです。
あ、えちは甘えろくてもぅ最高です❤︎
２人それぞれの気持ちが伝わってくるような
また、仲良しが伝わってくる可愛いイチャコラで、久々にめっちゃ滾りました、ほんと良き最高。。(この部分は、pixivで公開されてる３巻のところになりますかね)
こちらの話、電子専門だったのが
10/28にコミックスにもなるそうです。
もしかしたら２巻までのような気もしてるんですが、どうなんだろう。。
書き下ろしの小冊子とか、ほんと楽しみなんですけど。
何度も言っちゃうけど、おすすめですー！！
テンポが最高
商業BLはどうしても話数の問題でスピーディーな展開が多いと思うのですが、こちらは個人発行なこともあって本当に完璧なペースで変わっていく2人の関係が描かれていています…！
それでいて間延びはせず、現実の人間関係もこういう感じだよね〜というくらい自然な流れで付き合うまでが描かれているので最高です。
同人誌1巻は優等生の八尋がこっそりスクランパーを開けていることをきっかけに、ヤンキーの秋と仲良くなるお話です。
八尋が秋の舌ピを開けてあげたり、2人だけの秘密が重なって“ちょっと特別な友人枠”として親密になっていく様子が良いです。
ただ恋人になるどころか休みの日に遊びにいくほどの関係にもならず、卒業してから成人式まで会わないので作中時間が飛びますw
こういう生々しい部分が本当に大好きです…！
同人誌2巻では社会人&学生としてそれぞれの生活をしながら、自身をぞんざいに扱う危なっかしい八尋を、秋が心配して気にかけてあげる構図で友情関係が続いている感じです。
ラストでは八尋が秋を恋愛的に好きなことを本人が知り、「俺のそばにいれば？」という発言で事実上のお付き合いが始まります。
もちろんまだ秋から八尋には恋愛感情はなく、自分を好いてくれる嬉しさと愛情と優しさと好奇心みたいな同情でお付き合いが始まる感じです。でもしっかり前向きな関係です！
秋は不良でざっくり適当な部分もありながら好意的に思った人への面倒見がよく、八尋を一貫して気にかけてついには側に置いてあげる優しさがすごく魅力的です。八尋はいい人を好きになったね…としみじみ思わせてくれますw
2巻以降は恋する八尋の可愛さも見どころです。秋に自分を好きなのか聞かれて嘘でも“好きじゃない”って言えなかったり、キスされて「幸せすぎて死んじゃう」と涙目でこぼす姿がめちゃくちゃいじらしいです…。
お話自体は最新話まですべてpixiv等で読めるのですが、書き下ろしもしっかりあるので、ぜひ同人誌版の購入をおすすめします。
なんか…いいです。
正直、絵もまだ発展途上な感じなので全然期待してなかったのですが、2人の距離感が読み進めていくほどジワジワ来て、2巻まで読み終わった時には『続きが気になる〜』ってなりました。
ゆっくり進むのに話に無駄がなく話の端々に何か胸にクッとくるものがあるので、改めて読み終わったあと結果だけ見ると2冊かけてココまでしか進んでいんだなと思いますが、でもそのゆっくりな関係の進み具合は、読んでても飽きもなくジワリジワリと来てて良いです。
話が良いのでこれから楽しみな作品&作家です。
