ふばば
itoshi no hibi
吉池マスコ先生の切ない系傑作「黄昏小説家」の同人誌。
「黄昏〜」は20年も付き合って、同棲もしていた恋人と別れてズタボロで、だけど生きていく小説家のお話。
この同人誌は、本編の前日譚的なお話です。
金春はまだ「小説家」ではなくて、その恋人とまだ付き合っていて。
新しい編集さんに作品を読んでもらってアドバイスをもらう。
もうすぐ世に出られそう。
恋人の安田は優しく応援してくれるけど、金春は安田に読んでほしくて書いているのだ…
そんなモヤモヤを抱えていたある日、新編集者から突然ある事を聞かされる。
「黄昏小説家」を読んでいるからこの後の展開はわかっているけれど、別れのいきさつからしてこんな残酷さがあったのか、と切なくなる。
でも多分、安田はこうなる以上金春にキッパリ嫌われたいと思ったのでしょうね。
自分が嫌な奴になる事が最後の金春への贈り物になるように。
つらいわぁ…