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本編も面白かったんだけど、番外編のセルフパロディの数々のほうが面白かったかもw
本編のほうはシリアスで、太いストーリーがあって大円団に向かっていく感じです。
それぞれがおさまるべき場所におさまってメデタシメデタシ、みたいな。
面白かったんですが、アソビが無い感じ。でもアソビを本編で作ったらストーリーが壊れてしまうし。
ENDマークを見ても何となく物足りない感じがしてたんですが、番外編でそのすべてが満たされました。
キャラクターが生き生きしてた!
エッチもいっぱいしてた!
登場人物が愛すべきバカばっかりで、何回も吹き出しました。
いいなぁ、キャラがいいとパロディもホントに面白いんだなと思いました。
最近の作品に繋がる鹿乃しうこ節の効いたステキな任侠モノでした。
『聖書1995』
これだけ違うお話です。
絵がさらに全然違いました。
カッ飛んだコミカルさでエッチで、バカバカいお話だけど面白かったです。
シリーズ完結編です。
嬉しかったのは同人誌2冊からの収録もあった事。
本編は最初の140ページで終わってしまうのですが、怒涛の終盤でストーリーの流れが一気に早くなった印象でした。
上巻の終わりで小沢が拉致されるのですが、この巻ではその小沢と小沢を拉致した東、そして小沢の兄貴分のちひろの活躍が目立ち、主人公のはずの葵と崎也の存在が少し薄れています。
前巻から無鉄砲な所があった小沢ですが、本命のちひろ以外の人と関係を持っていても憎めないキャラでした。
それは目的のためには手段を選ばない彼の強かさとか健気さや度胸が見れたからだと思います。
ちひろはそういう点ではヘタレだなと感じましたが、終盤ではカッコイイ所も見せてくれて良かったです(でもきっとずっと小沢の尻にひかれるんだろうな…笑)。
東も敵ながら彼なりに一途だったんだと感じられて、この作品は好感が持てるキャラが多かったです。
同人誌からの再録作品は本編のパロディで、シリアスな雰囲気からは一変してギャグやコミカル、甘々な作品でした。
他にこのシリーズとは関係のない短編が1作品収録されています。