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kitanai yatsu
作家さんの新作発表
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非BL作品です。
エロ皆無。
ハーフボイルドな短編連作です。
主人公は悪徳ゆすり屋の高須。元プロボクサーで、東洋W級の新人王まで登りつめつつも、八百長が発覚してボクシング界を追われた過去を持ってます。
ゆすりの手口は汚いです。血も涙もない感じ。
かつて高須の左パンチに惚れてた森山は、興信所で探偵をやっている。高須のゆすりの仕事を苦々しく思いつつも、忸怩たる気分で協力している。
この二人がまあ、見ようによってはカップルに見えなくもないようなあるようなないような…。とにかく森山は、ボクサー時代の高須に執着してて、嫌いつつも離れられない。
ぶっちゃけ非BL作品としてみても、そんなに面白くなかったです。硬質なハーフボイルドな空気感が好きなら面白く思えるかも。
BLではないです。
それっぽい感じも全くなし。
ゆすり屋の高須は元プロボクサー。
将来を期待された強い選手だったけど、10年前にセコンドに頼まれ八百長に関わってしまい、ボクシング界から追放されてしまいます。
その強さを活かして、プロのゆすり屋をしているようです。
プロのってのはよくわかりませんが、それを生業としていて、ヤクザではないです。
最初の方は、1話1ゆすりで、後半は続きのお話になったりしてます。
元セコンドが出てきたり、ボクシングジムの娘が出てきたり、当然のごとくヤクザも出てきます。
いいところは、高須が美形なところかな。
表紙ではむさい無精髭の男に見えちゃったんですが(よく見ると違った)、中を見ると、もっとシュっとした細目気味な美形です。
後半、ゆすりをする女子大生が、高須に「反撃したら抱いて!」と言ってて、高須が約束は守る男だとか言ってるので、この女子大生は今後も関わってくるのかなと思ったら違いました。あれは何だったのか、よくわかりませんでした。
高須にずっと関わって出てくるのは、高須に依頼されて、ゆすり相手の情報などを調べてくれている森山のみ。
ゆすりは、一度、お金を取るだけじゃなく、取れるだけ取るって感じで、何度も要求してきます。ただ、やり方は外道、非道という程ではなく、何度もゆすって相手を追い詰めることはありますが、読んでて胸くそ悪いようなことはなかったです。
作者あとがきによるとVシネマになったそうです。
こういう話が好きな人には面白い作品だったんですかね。
私にはつまらないという程ではないですが、ヤクザとかの裏社会ものは興味ないので、特に面白くもなく。
何故読んだかというと、最近、高口里純さんの作品をいろいろ読んでて、興味があったからで、無料で読めたからです。