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youko sama no aigam pet
体格差、狐、微ホラー要素などから興味を示しました。正直「こっくりさん」って懐かしい、と言うか小学校の教室で流行るイメージ。きっかけはSNS…題材が古さと今時のミックスでなんだか不思議な感じです。
主人公、里桜(受)は友人達とこっくりさんをやってみたが何も起こらなかった、しかしその夜、里桜の元に妖狐の天祢(攻)が現れて…。
天祢は力を失っており、こっくりさんに応じなかった理由、妖怪が生まれる理由、その力を保つ為に必要な事などの設定は、しっかり描かれていて面白かったです。
ただ、その後は正直ヤマなし、オチなし、イミなし感がしました、令和を走る今時のBLっコに通じるかな?
力を取り戻す方法はお約束の「まぐわい」、里桜は「受け身として最も適した人の子」らしい…それはこっくりさんをやったメンバーの中でなのか、全人類の中でなのかは解らないけれど、たまたま呼び出したのにあまりにも唐突過ぎないか?と。
後は力を取り戻す為にひたすらH、触手のような妖気(?)で拘束する人外らしい要素はあり。修正は白抜きだけれど、穴をくぱっとするシーンは、天祢の色付きの爪とのコントラストが甘めの修正で楽しめました。
里桜は結構強気だけれども、呼び出した事を申し訳ないと思っている部分もあり、流され過ぎず抵抗し過ぎずな程良さがありました。
思った以上に攻めも受けもビジュアル系、キラキラおめめでまつ毛の長い少女漫画やTLを連想させるイラストだと思います。
これがもう少し私好みのビジュアルだったら果たして同じ感想を抱いただろうか?内容が同じようにエロエロでもどう感じるかは好みの問題なのだろうね、客観的に評価するのって難しい。
個人的に天祢は前半のお面をしている状態の方が、高圧的でミステリアスな人外感が出ていて好みでした、まぁ…顔が解らないままなのもスッキリしなさそうですが。
この一件で意外と大変な事に巻き込まれていきそうな里桜、読み切りだと思っていたのですが、この感じだと続く可能性もあるかな?
どちらもキラキラスタイリッシュ美男子同士のカップリング、ムサい男は見たくないイケメン以外は目が潰れる方にオススメの逸品。
表紙で気付けよと怒られそうですが、私としては読む本を間違えたかもなぁ…もし来世もBLオタクなら、私も次は美形しか受け付けない体に生まれて来たいものです。