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"躾けたい×躾けられたい"理性と本能に揺れるBLコミックアンソロジー!
Dom/Sub universe BL Kiss and Cum comic anthology
他社のアンソロジーもそうだったので思いましたが、Dom/Subってエロを描いちゃいけないの?ってくらいエロ成分少なめでした、ゼロでは無いけれど服を着たままの軽めなものが多い。
プラス、ボリュームも足りないかと。あらすじでショートが多いのは知っていたけれど、普通のとショートの作品数が同じくらいってどうしちゃったんだろう?
同レーベルのDom/Subアンソロジー1巻目[Command play]は未読です。ヤンキー、ヤクザ、Sub社長とこちらの方がより好きそうな内容だったので購入しましたが、ショートも含めて前作の続きがいくつかあり、前作を読んでこそのものだったのかなと。
説明書は詳しかったです、コマンドの種類がたくさん出ていて英語苦手な私も助かりました。各作品後に4コマや設定資料など、おまけが付いている点も良かったです。
良かったものもありますが、個人的に楽しめた度はまぁまぁかな、と言った所、以下、各作品の簡単な説明と感想です。
「抱きしめて、見つめて、キスしてKNEEL」「雨が上がったら」
前作からの続き物のようです、芳野(Sub)と芦屋(Dom)は同じサークルの先輩と後輩で二人は「仮」パートナー。派手な展開やイベントは起こらず、日常の中で会話のやり取りと、プレイを行い絆を深めていく作品、「仮」と言う言葉にお互いもやもやを感じ後悔し始めているのが解ります。
欲求薄めな二人はプレイも軽めでナチュラル、作品としては良作だと思うけれど、絵的にも私向きでは無かったですね。「雨があがったら」はその後のお話でショート。
「野生のSubは支配されない」
西条(Dom)と東谷(Sub)はヤンキーの東西勢力戦争の頭同士、東谷がケンカの途中で発作を起こし、見つけた西条が保護して…東谷がコマンドプレイでどんどん素直になり可愛くデレていくのが、受けの笑顔が好きな私としては良かったです。
でもこの1回で西条がすぐ惚れた宣言して東西統一を降りるのは早すぎるなぁ…ここは短編の悪い所であり仕方無い所、長いお話ならもっと良くなりそうだったかも。
「白鳥社長のお気に入り」
この作品は楽しめました。社長の白鳥(Sub)に社員の堂本(Dom)がコマンドを欲求されて…コマンドを出す時も社長への敬意は忘れない、謙虚な態度が好感で新鮮でもあります。
その日から堂本は社長に好かれますが、秘書に忠告されて自分は釣り合わないと距離を置こうとしてすれ違う場面も。サブドロップにグレアと、マイナス要素も相手を想うが故のキツ過ぎない描写で練り込まれ、Dom/Subを一通り周れました。
ちなみにSub社長が攻め、今回Hシーンは濃いキスまででしたが、堂本は擁護欲系Domに見えるので、普段強く完璧に振舞わなければいけない社長攻めを、優しく包み込む抱擁受けのHが楽しめそうな予感がします。
「恋人限定スペース」
Dom用の店で働く颯太(Sub)、他のDomには無反応でも恋人の真也(Dom)のコマンドだけはすぐスペースに入る。
颯太がDomに反応しない理由は解るのですが、真也だけ初対面から相性が良い理由が解らない、オメガバでいう「運命の番」的なものなのか?もしかすると出会いの時の真也の労いの言葉が要因だったのかもしれないけれど。
キモいモブに受けをわざとらしく傷つけさせるのも好みじゃなかったです、って言うかこの人の欲求もDomの本能的なものならどうすれば良いのだろうか?と余計な心配までしてしまった、絵は良かったです。
「忠犬Domがじれったい。」
若頭ナギ(Sub)と専属ボディガードの周(Dom)、ところが周は真面目過ぎてナギを支配するような命令はせず、コマンドは主従を壊さず、あくまでナギを大事に思うが故の善意的な方向に使われる、しかしナギはそれが物足りないようです。
絵も設定も良くコメディタッチで楽しいですが、Command1-3とあるようにショート3話構成だったので、普通に1話のお話で読んでみたいなぁとも思いました。
ショートも半分くらいは前作からの続きモノで、イマイチ解り辛かったものもありページ数もバラつきがありました。
Dom/Sub初心者の私はエロ方向に行かないコマンドプレイ自体の良さがまだ上手く理解出来ておらず、イマイチ刺さりませんでした、合う人には合うと思うので萌評価です。