チョコチーノ
絵の美しさ★★★★☆
ストーリーの面白さ★★★★★
エロ度★★★★☆
文学性★★★★★
一言で言うなら小説っぽいんですよね、このお話。あらすじだけ読むとよくある業界モノと思われそうですが、インパクトに頼った浅い作品と見くびるなかれ。これ読んだら目が肥え過ぎて、他のBL読めなくなります!毎晩寝る前に読んで、心を浄化する日々です!!
主人公エドは韓国系アメリカ人の青年。ボディーガードとして働きながら、亡き祖父の残した借金を返済する日々を送っており、高額の報酬を得るためにゲイポルノに出る決意をします。荒んだ世界を想像していたエドですが、彼を待っていたのは意外にもクリーンな会社のようで…?
オーナーのグレンはエド曰く「存在するだけで相手が気後れしてしまうような雰囲気」の色男。※ドラマCD化するならcvは某帝王か…?この作品は会話のやりとりが洋画っぽくて好きなんですが、世間話の中に性的な話題をさり気なく混ぜてくるグレン、有能すぎます。そんな2人の会話から始まる撮影もオシャレ。一気に物語に引き込まれます。
エドは寡黙で禁欲的な雰囲気を持っていて、ポルノ業界にはあまりいないタイプ。モノローグも淡々としていて、感情を露わにすることもありません。それなのに、グレンの言葉に顔を赤らめたりするわけです。可愛すぎるでしょこの子。※ちなみに私の脳内cvは大人気の白髪碧眼系特級呪術師の中の人です。
韓国BLならではの美しい筋肉描写も魅力の1つです。エドは筋肉質だけど締まっていて、グレンと並ぶと華奢に見えるくらいの絶妙な細マッチョ。というかグレンがダビデ像すぎるんですよね(笑)。エドが色白なので、グレンの健康的な肌とのコントラストもいい感じ!
「打ち明けたくなるんです 醜い劣等感さえも…」31話のグレンのこの台詞、すごく素敵だと思いました。ゲイのスパダリ攻めがノンケを落とす…なんていう単純な話ではないんです。2人の関係を動かすのは大げさな告白や嫉妬ではなく、相手の事をもっと知りたい、自分の事をもっと知ってほしいという思いなんじゃないでしょうか…ポルノ業界を舞台にしていながら、体よりも心の繋がりを深めていく2人の様子がすごくいい。ストーリーよりもエロを求めている人には物足りなく感じられるかもしれませんが、私は好きです。
レジコミのフルカラー作品です。
レジコミで見かけて、好み過ぎて単話なのに全好き過ぎてつい全話購入してしまいました。
基本的にコミックス派なのですが毎週楽しみにして毎週購入してました。
もっと読んでいたかった。
終わってしまって悲しい。
続きがあればいいな。
この作家さんの別の作品があれば読んでみたい。
主役2人共イケメンなのですが、受けのボディガードの控えめな性格のエドが良いんです。
幼馴染の兄貴分もちょっと捻くれた感じがたまらないんです。
おすすめ作品なのでいろんな人に読んでほしい!