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katsuai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
きました。まさか今更、渇愛が出るなんて。
この日に備えて、白泉社ハードカバー→白泉社文庫版を読み返しましたよ。その時点でぐったり。
玲二はカロリー使うから。
ストーリーは書かないです。他の方も書いてますし、今更なので。
白泉社版との違いだけ書きます。
白泉社版は、恐らく80年代後半〜90年代という設定です。
キャラ文庫版、今この年代になりました。恐らく令和です。令和にアレが成立するのか?と甚だ疑問ですが。
なので、スマホもSNSも出てきます。だがしかし、玲二はスマホを持たない設定です。
・連絡がつかない ・家電 は渇愛にとって重要なファクターですので、そこら辺は力技な感じ。
それから、ストーリーの構成が変わりました。行ったり来たりがない。時系列に沿って。
良くも悪くも、スッキリ。クセ強な吉原節が鳴りをひそめて、私は淋しい。ただ、内容がクセ強だから、このくらいやらないと若年層は取り込めない。そもそも若年層は読むのか?
で、読んでいて違和感あるなと思ったら。
〜ぜ?〜だぜ?口調が消えている!
私、カウントしました。和也3回しか、〜ぜ。を言ってない!取りこぼしあったらすみません。高志も、秀次も、数回のみ。
ちなみに、玲二だけは大量に言ってます。
やっぱり玲二は変えられなかったんですね。渇愛の根本が変わってしまうからね。
麻美は変わらず愚かな娘で、高志のビジュアルはかなりのイケメンさんです。
和也はちょい少女っぽく、玲二は超絶イケメンで。下巻にはエッジのビジュアルも解禁になるのかと思うと胸躍る。
アルテミス事件、令和にやれるのかな。
これだけ加筆修正したのなら、縛恋のノベライズ化と、その続きを書いて欲しかったス。
あ、私は玲二×和也は神カプだと思ってますよ、読めば読みほど、神です。
人気シリーズの実の兄弟愛ものの「二重螺旋」の土台になった吉原先生の初期の頃の代表作品で、こちらもドロドロしたメロドラマ展開で予想外の方向にストーリーが進むので、続きが気になって仕方がなかったです。
1998年に発表された作品の上・下巻の復刻版ですが、現代版にアレンジされているので、今読んでも古くないし、違和感がなく溶け込めました。「二重螺旋」や「間の楔」、「幻惑の鼓動」等の吉原ワールドが好きな人は文句無く楽しめる内容だと思います。
ただバブル期の匂いはプンプンします(笑)これはさすがに取り除けないですね。なんてったってレイジ達が闊歩する世界ですから…。
ゴージャスで煌びやかない世界を堪能できるのが楽しいです。
Z世代の人達は「体験」にお金を使うそうですが、こういう小説を通して日常味わえない擬似体験をするのも乙なものですね!
レイジは清々しいほどの悪役っぷりでした。あとがきにその後新作の打ち合わせで編集者に「渇愛」レベルにはしないで…とダメ出しをくらうような武勇伝(?)が書かれていました。
色々なストーリーに触れすぎ、マヒしているのか普通に抵抗なく読めました、、、。もっとハードな作品もあるよね??
レイジの人でなし度も筋が通っていて、ブレないなぁ。法律や倫理観も破る人の前では何の抑止力にもならないんだ…と実感します。和也の出生の秘密も今ならDNA鑑定でケリがつきますね。科学が発展していない時代の方が、白黒ハッキリしない事が多くて、物語が生まれやすいという皮肉。
レイジの「血」に対する執着が怖いくらいでした。
和也とレイジのだんだん変容していく姿も実物でした。
欲を言えば、この二人の関係は長編シリーズでじっくり読みたかったな。
下巻の最後もレイジが驚くべき行動に出たり、凡人には理解出来ない奇行の数々に和也ならず読者も振り回されます。一番気になる謎は読者の想像におまかせします…で終わりました。
どっちともとれるので、色々考えてしまいます。
世の中分からないままの方がいい事もあるのかな。
ドラマCDの下になったストーリーの書き下ろし版の続編の発売が予定されているようで今から楽しみです。
オリジナルの「渇愛」の表紙と復刻版の表紙のレイジ達があまりに違いすぎて笑ってしまいました。時代を感じますね…。
初出は1994年。
1997年に、文庫化されて刊行された今作品。旧版は未読ですが、1994年の吉原作品でしょ?絶対痛いお話じゃん…。レビューを拝見しても痛い話って分かるじゃん…。
と思っていた今作品。
なのになぜ買ったのか?それは、見てください、この表紙を!
抗えない!
笠井画伯がレーターさんとか、もう買っちゃうじゃん。
というわけで手に取った今作品。ネタバレ含んだレビューです。苦手な方はご注意下さい。
母一人子一人で、母に育ててもらった和也(中学2年生)が主人公。
が、そんな母が、再婚したいと一人の男性を連れてきた。母の人生、と受け止める和也だったが、そんな彼の元に一人の美貌の少年が現れる。
母親の再婚相手の男性の息子の玲二だった。
はっきりとした嫌悪感を示され戸惑う和也ではあったが、玲二とは無関係、のはずだった。が、玲二が彼の母親と軋轢を抱え、和也の住まう家に越してきたことから二人の関係は始まる。
あからさまな敵意を向けられてはいたが、気にしなかった和也。が、そのバランスはある日突然崩れてしまう。両親がそろって事故死してしまったのだ。和也が大学生の時だった。家を出て行こうとした和也に、玲二はいきなり襲い掛かりー。
というお話。
初めに書いてしまいますが、今作品は読み手を選ぶと思います。
ほのぼのな、甘々なお話が読みたいときは回れ右。
痛い話が苦手な方にも不向きです。
そして、今作品は女性に対する、そして受けの和也に対するレイプ表現があります。苦手な方は注意されてください。女性(彼女が誰なのかはぜひ読んでみてください)に対する性暴力の描写は細かくはありませんが、和也に対する描写はかなりえぐいものがあります。さすが吉原作品です。
今作品の主人公は和也ですが、圧倒的な存在感を見せるのは玲二の方です。
壮絶なまでの美貌、圧倒的強者のオーラ、良心のかけらも持たない残酷性。
和也に並々ならぬ執着心を見せますが、その理由がさっぱりわからない。愛情、ではないと思う。でも、憎しみだけでも、ないと思う。その理由がわからないので、はっきり言っちゃうと玲二がかなりヤバいやつに見えます。
和也という男の子はですね、じっと耐える子でもないですし、理不尽をそのまま受け入れる子でもありません。いやなことは嫌とはっきり言える強さを持つ男の子です。が、それが、新たな波乱を呼びそう…、な気もします。カッコいいんですけれども。
今作品の登場人物が割と皆さんクズが多いというのか。
読んでいてほっこり描写は皆無と言っていいでしょう。評価で悩むなあ…。萌えはないんだよなあ…。面白い、というか吉原節炸裂で、今のこのご時世、こういうダークな作品はなかなかお見掛けできない稀有な作品ではあると思います。
その希少性と、笠井さんの挿絵に萌えたので、ちょっぴりおまけして星3つで。
笠井先生だし吉原先生なので購入。何年前のお話か分かりませんが、沢山修正されたのか?全く違和感なく読めました。そして攻めのあまりの傍若無人ぶりに「は?」という気持ちなので中立にしました。本編250Pほど+あとがき。ああ、確かに二重螺旋の冒頭部分に設定近い感じですね・・・
中学2年の時に母親が再婚し、義理の弟が出来た和也。のっけからその玲二に憎まれ嫌われていたと思うのに、両親が事故死したため、玲二を避けるべく家を出ようとした和也は玲二に強姦され・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
麻美(受けの元恋人♀)、愛子(麻美の友人)、高志(玲二の従兄弟)、秀次(玲二の取り巻き)ぐらいかな。高志が謎。これから化けるのかな?
++攻め受けについて
攻めは何考えてんだかさっぱり分からん。そしてなんでそんなに捻くれたのかも分からん。最初から頭おかしかったのか?表紙のイケメンなんですよ?周り中の方が振り返り二度見三度見するビジュアルなんだけど、道徳観念が全くない。女は突っ込むだけのもの、男女問わず誰かを愛するなんてことは一切なし。受けにアホほど執着してますが、「なんでやねん、理由を言え理由を」と問い詰めたい気持ちでいっぱいです。理解しようとするだけ無駄な気がする、この人。駄々っ子?天邪鬼?ひねくれ者?
受けはその人間じゃない義弟に執着され、はなはだ迷惑をこうむっておられる気の毒な方。プロポーズした恋人すら寝取られ、恋人は義弟に夢中。さめざめ泣くとか諦めるという様子は無く、玲二に対しちゃんと抵抗してます。(抵抗するからぶん殴られたりもする)激高する等という様子はなく、淡々と抵抗し続けているという印象です。
上巻終了時には、甘い様子なんて一切なし、これどうやって終わるんだ?という様子のお話でした。吉原先生だからなあ・・・このまま甘さ皆無のまま終わるのではΣ(・□・;)と少々ビビってますが、下巻も読みますよ。高志とまだ明らかになっていない謎のキャラクターを楽しみにしてみよう。