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kawaita yoru no machi wo oyogu
積読消化にと書庫から引っ張り出して来たのですが、期待以上の作品でした!
個人的には二作目の「華の煩い、恋の宴」が攻めも受けも眉目秀麗で好きでした。受けがロリ顔童顔が多かったこの頃の作品群と比べると、こちらの藤の宮様はキリッと美しくて良い。
平安モノらしく、物の怪が出てきたりするのも良いですね。さらっと当て馬レベルのやつですけど…描き下ろし、えっっっちくて最高でした。夢オチかよ〜?とも思いますが…
「カリスマに恋して」は、ドッグショーのハンドラーとかいう、なかなかコアな職業を扱ってますが、攻めも受けも顔が似過ぎて、もう少し描きわけて欲しかったな
■乾いた夜の街を泳ぐシリーズ
表題作の遊郭モノ
縛られてる桔梗がなんとも色っぽい
輝政が桔梗だけには敬語で それだけで気持ちがわかるってもんですわ
■華の煩い、恋の宴シリーズ (平安モノ)
源氏物語大好きなおいらは 他の方の作品で 装束だけ平安貴族 なお話をよんでがっかりするときがあるんだけど
この作品は、ちゃんと平安時代ものでした(・・・っていうのは失礼ですね ^^;)
■カリスマに恋して (現代モノ)
準主役のワンコたちがかわいい
桜川さんの作品は 絵が綺麗で背景もきちんと描かれていて
とても丁寧に作られている印象があって好きです
収録作品中、「カリスマに恋して」以外は全て時代物です。
絵柄は少し苦手かなぁと思ったのですが、表紙から窺える遊郭ものに惹かれて読んでみました。
表題作は日本にまだ華族制が残っていた頃のお話。
元使用人x落ちぶれた伯爵家の子息という構図なんですが、思っていた程攻め様は鬼畜でなく、結構優しかったですね~。
もう一つの時代物は平安時代もの。
主人公たちはちょっと古い言葉を使っているのですが、周囲の女房たちがコミカルな場面で現代語になったりして、そこで思わずクスッと笑ってしまいました(笑)。
唯一の現代ものは、犬の品評会で犬の綱を引いてコントロールするハンドラーが主人公。
すごいマニアックな世界…BLでハンドラーを扱った作品を読んだのはこれが初めてです。^^
品評会で間宮が犬を引いて登場した途端、観客から間宮に黄色い声援が(笑)。間宮じゃなくて犬見ろよってつっこんでしまいました(笑)。
トップハンドラーとちょっとお子様で生意気な受け様のお話です。
全体的な評価は、萌を感じるにはあと少しという印象なので、萌寄りの中立という感じです。