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sonotoki bokura ni nani ga okotta
癖のある絵、細い線を重ねていてコマも細かくびっしり書き込まれた絵に特徴があり、好き嫌いがはっきり分かれる作家さん。
ピアスなのでエロはてんこ盛りだ。
ストーリーもエロの為に存在するかのような作品で、一見明るく進行しているようだが後味はあまりスッキリと笑い飛ばすほどのものではない。
こう書くと、あまりよくない作家さんのように思われてしまうかもしれないが、それでもなぜか気になってしまう作家さんなのです。
本誌の題名は全編を通してのテーマみたいになっている。
☆大好きな俳優のビデオBOX購入の借金を返すためにゲイビに出演する青年。その監督は大好きな俳優だった。
☆一人暮らしをしている息子の親から身辺調査を頼まれた探偵がその青年の隣の部屋で監視していると、まるで見せつけるかのような自慰シーンが頻繁に映る。実はその探偵が好きで、わざとやっていたのです。
☆出会い系サイトで出会った人は通っていた医者の先生だった。騙していた先生にオシオキ!
☆この作品は少し衝撃的だった。知能に障害のある双子の弟が拾ったのは男。亡くなった犬ににていることからマリと名付け、二人でシェア。
弟の設定からして、なかなか踏み込みづらい設定だと思うし、親のいない過程でSEXに溺れる3人というのが淫靡である。
☆たまたま上京してきたばかりの学生を助けたタクシードライバー。
面倒見がよいのです。
☆心理学のデータを採取と銘打って、大学に見学に来た学生をいたずらしてしまう先生。
☆金ほしさで売りをしようとしていた男性に惚れたヤクザの息子。
互いが関係するのに、小難しい恋愛感情は一切ない。
ストレートなエッチというわけでもなく、こじつけという部分も感じなくはないが、受けは総じてみな淫乱気味だ。
これも特徴というのかもしれない。
他のエロ系の作家さんとひかくしても”いやらしい”という言葉がぴったりくる作品です。
とてもピアスとは思えない街中を闊歩する表紙。
凄くスタイリッシュに見えたんですが…
中身は非常に細かいコマわりにビッチリしていながら雑然という印象を持ってしまう書き込み状態。
短編にしては中身が非常に濃い、という言い方をすればいいのですが、悪く言えば目が疲れる本、です。
内容も「恋をしてる」というよりは「ディープに溺れてる」ものが多く、盗聴だとかヤクザからの強姦だとかなかなかのドロドロ具合です。個人的には痛い系に含まれるものが多かったこともあり、「読みづらい」という印象を持たざるを得ませんでした。
受けの悪い意味でのビッチさも感じたのと、どうにもこうにも「これでいいのか?」な着地点の後味の悪さを感じる物も。
いやぁ、表紙は本当にさわやかなんですけどねぇ。
とてもじゃないが恋してる、ってかんじじゃあないです。
逆に「これ、どうして思いついたんだ?」と考え込んでしまいました。