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秀才な兄弟子×天才な弟弟子、愛執渦巻く画壇ラブ!
kamisama no gaka
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
⚠︎素敵な作品なのに、あまりにも評価とレビューが少なくて、熱く語って長文なりました…ご容赦を!
こちらが商業デビュー作なんですね。
なかなか渋い絵柄やテーマに惹かれ、1話を試し読みして、面白そうだったので購入しました。
絵は青年漫画を思わせる味わいがあります。個性的で好きです。
舞台は中世ヨーロッパ的な世界です。
攻めのバルトと受けのイルマリ(イルマ)は、共に聖画家で兄弟弟子。バルトは努力型で、男前、世話焼きな年上。イルマリは天才型で、ちょっと天然な感じの美人です。
兄弟弟子として10年以上の付き合いの2人は、体をつなげる関係で、バルトはイルマに片思いしています。1話は攻め視点で、イルマが何を考えているかよくわからないです。少々淫乱な誘い受けというイメージです。
2話では受け視点になり、イルマが聖画家として非常に成功しているにも関わらず、自身の創作に強く葛藤している様子が描かれます。1話で感じた印象を覆して、苦しみながらも必死に生きてる様子に好感が持てました。
そしてバルトがそんなイルマの様子に気づき、手を差し伸べます。その様子があまりにも清々しい男前っぷりで、格好良すぎて惚れ惚れします!バルト様素敵〜!♡
そして3話、事態は無事収束し、2人の仲も進展します。後半のベッドシーン以降の2人のやり取りは、めちゃくちゃ可愛くて、ものすっごいキュンキュンしました♡
詳しくはネタバレになるので省きますが、とにかく可愛くて激萌えです!ぜひ多くの方に読んで欲しい!w
3話最後の2人のキスシーンは、それこそ絵画のように素敵で、またまたキューンとしました♡
最終話では2人がイチャコラしてるのがまたまた可愛くて、感無量でにやけました。読み始めた時には、2人がこんなにも甘々になるとは思いもしませんでした。
最後はイルマが絵に関しての葛藤からも抜け出ることができて良かったです。本編最後のシーンは、バルトがイルマの絵を、心から愛していることが感じられて素敵でした。
あと書き下ろしが2編あるのが嬉しかったです。
2編目の書き下ろしの最後は、イルマが殺人級(比喩)に可愛すぎて、天を仰ぎましたよ…w
初めはストーリーが面白くて読み進めていたのですが、後半はもう2人の可愛さ甘々さに心臓を撃ち抜かれた感じでした!読後には多幸感に包まれました。素敵な作品でした。出会えてよかった!
こんなに素敵な作品なのに、あまりにも評価が少なくて( ; ; )
ぜひ多くの方に読んでもらいたい良作です!
一味違った作品を読みたい方、最後は甘々な両片思いが好きな方には、心底おすすめしたいです!ぜひぜひ!!
先生の今後の作品にも期待しています☆
紙本購入 ほぼ修正不要な描き方です
バルト×イルマリ
聖画家とは、
救いの女神の意思を絵画で伝える超神聖な使命を担う職業である。
この物語では、
聖画家たちが女神の意思を表現する世界が舞台になっている。
主人公のバルトとイルマリは、
10年以上も一緒に過ごしてきた幼なじみで、
同じ聖画家に師事し、兄弟弟子の関係。
聖画家としてライバルでもある。
2人は画風も性格も正反対で、
バルトの寡黙さが、なんか男らしさを感じさせる。
ガチで力強い表現力を持っている秀才。カッコいい。
イルマリは飄々とした長髪美人。
最年少聖画家として有名で、
優美な作風を持っている天才。
なんな2人が、
ずっと一緒にいたから、
お互いのことをよく知っているし、刺激しあっているでしょう。
お互いの画には尊敬したり劣等感を感じたり、嫉妬したりして、
聖画家としての競い合いもあるということで、
恋愛感情も絡んでくる成長していく姿に、
引き込んで離さないのだ。
バルトはイルマリに一途な片思いを抱いているけど、
なかなか上手く気持ちを伝えられない。
2人は体だけの関係にとどまってしまって、
バルトがイルマリが一体何を考えているのかわからないし、
バルトにとってはただの片思いで、それがちょっと泣きどころなんだ。
イルマリは見た目はほんわかしているし、
誘いに乗っちゃう淫乱っぽい一面もあるみたいなんだけど、
その裏には不憫な過去や秘めた葛藤があって、
だんだんとそれがあふれ出して
バルトへの健気な想いも露わになってくるのがちょっと切ないのだ。
ずっと両思いなのに、
ただの体関係のエッチから始まって、
言葉が足りない2人の
すれ違った恋心が重なっていて、
最後のエッチで気持ちを伝え合って・・・萌え感動!よかった!
バルトのドキッとする包容力と、
イルマリの優雅で可憐な魅力がグッと絡み合って、
作家さんの才能と独自の世界観存分に発揮されている。
濃密な絵柄が美しい世界に心が溶け込んでしまいました。