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lost child
全1巻です。
にもかかわらず、長いこと2巻の発売を楽しみに待っていました。
それというのも吉祥寺企画版のコミックスには「1」という数字が入っていたためです。
数字の下には「ONLY」としっかり書かれていたんですけど、見落としていました。
・・・不覚。
お話の方は双子モノです。
つまり実の弟×兄。
題材自体は重いですが、それほど重く扱っていません。
可愛い絵柄とテンポの良さでさらりと読めます。
唐突な記憶喪失ネタが入ったりなど、展開に無茶な部分もありますが、惹きつけるパワーがあると思います。
初期作品なので甘い採点で。
複雑な感情を抱えて悩む和真が可愛かったしね。
ところで、冬水社の文字(台詞)って明朝体なんですよねー。
いつまで経っても違和感があります。
『LOST CHILD』
双子の弟・直樹×兄・和真
2人とも互いに強く惹かれ合っていて。
それは両親の離婚を機に別々に暮らすようになるが、気持ちは大きくなるばかり。
そのうちに、直樹は和真にカラダまで求めるようになるが…。
あべさんのデビュー作。
直樹の方は真っ直ぐな性格。
感情もストレートに出すし、和真が傷付けられると手に負えない感じになるし。
本当に和真が好きなんだなーと伝わってくる。
一方で、和真は少し歪んでいるように見える。
直樹を好きな気持ちは確かだが、自分がどう動けばどう直樹に影響するかわかってるような部分もあるし。
どこかで「こんなのこのまま続くはずがない」みたいな思ってるみたいなところもあって。
けれど、止められない気持ちがあって。
普段は言わないようなことだって、最後には泣いて縋って。
やっぱり和真も直樹のことが好きなんだなぁ。
『Yellow Day』
藤井高志×成田
誰からも頼られる成田はその昔、とんでもない悪で。
それを知る者はここにはいないと思っていたのに、幼馴染みの高志がいて…。
子供時代の仲良しさん。
高志を慕っていた成田と高志が新しい関係を作れるか?みたいなお話。