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boku to shituji no himitsu na kankei
初読み作家の浅葱洋。
本作が初コミックスとなる。
内容はまさにタイトルと表紙通りで、殆どヒネリはない。
表題作はベタベタの主従もの。
受けのクリスは英国貴族のお坊ちゃまで、その教育係が攻めの執事トレンスという関係なのだが・・・まずトレンスがクリスの事を何故そこまで愛しているのかがさっぱり解らなかった。
何か理由がなければ雇い主の幼い息子に淫行は行わないだろうに(笑)
中盤トレンスが以前仕えていた家の息子が、彼を追いかけて狂気に走るという展開もあったのだが、それもイマイチ中途半端なエピソードで、攫われたクリスを助け出す為に鬼神のごとく怒るトレンスに、なんでそこまで命を張れるの?と聞いてみたくなってしまったほどだ。
苦言ばかりで申し訳ないのだが、やはりある程度の「愛し合う理由」というものは陳腐であってもほしいなと思った。
主従関係の従攻め(+敬語攻め)好きな方なら読んでみてはいかがだろうか、としか言えないのが心苦しいところなのだが・・・恐らく設定萌えのみでしか美味しくいただけないのではないだろうか、この作品。
個人的に絵もお話も薄味な印象なので評価は中立とした。
しかし相当軽く読み流せるので、執事攻めが読みたいゾ☆と思った時は最適な1冊かと。
既に言い尽くされてしまった感もあるが、
軽い。兎に角軽い。
この画風なら他に似合う作風もあろうに
よりによって何故執事なのか、と考えざるを
得ない。
同時収録作『switch kill』『それを教えて』の
方が余程味わいがある程だ。軽さが程好い
アクセントになっているから。
フルコースと称してワンプレートランチを
出される気抜け感を読後に味わうのは、
出来るだけご勘弁願いたい。