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梶本潤先生、いいですよね〜ファンです!
絵柄のなんとも骨太な感じや、思いがけず重めのテーマ選びなどなど、好みです。
本作も、登場人物たちの抱える背景や悩みの重さが透けて見える展開。
これは一波乱も二波乱もありそう…
子供の時から懐いていた、優しくてかっこいい隣のお兄さんが、突然家出。
それから数年、自分もそのお兄さん・京ちゃんの行った大学に通うことにしたのだが、大学のすぐ隣のアパートで京ちゃんを見つけ、衝動的にそのアパートに入居を決めるが…
…という冒頭。
アパートの住人たちはみんな何かを抱えているらしく、大学では「ホモしか入れないアパート」なんて噂されている。
実際、主人公・新悟の相部屋相手の凛は、毎晩のように隣で男と寝ていて、新悟の事も誘惑して…
京ちゃんの秘密、新悟には言えない悩み、それは新悟の亡くなった父の尚吾さんが好きだったこと、そしてどんどん尚吾に似てくる新悟にも恋心を抱いたこと。
もちろん新悟は何も知らず、京ちゃんとの再会を喜び、京ちゃんが同じように喜んでくれないことに悩み苦しむ。
事情を知っているアパートの住人たちは、新悟には何も言わない…
かなり重苦しいです。
同性愛に免疫がなく、ただただ面喰らう新悟。
罪悪感が強すぎて新悟に向き合うことができない京ちゃん。
何かトラウマを抱えて、新悟を翻弄しきつく当たる凛。
いろいろな事情を知りつつ、見守るスタンスを取る住人。
新悟はまだ若く性的にも潔癖で、男との性に逃げているような京ちゃんや凛が理解し難いのです。
ここからどのようにお互い分かり合えるのか?
2巻に続く。
梶本潤先生、好きなんですけどね…。コレはちょっとハズレに近いかも…。
ワタクシ的にはアパートが舞台のモノってハズレ率高いんだなぁw
コレも、京のトラウマを追うのか、アパートの人間模様が主体なのか、ウェイトが拡散してしまった感があるんです。
大学生の新吾とルームメイトの凛がかなりそそられるキャラ(ちっとビッチな感じw)なので、どうしてもそっちに目がいってしまって、子供っぽい新吾に感情移入できないまま終了。
…こんだけあやしい住人だらけのアパート、乱交パーティーやらねぇの?という自分的シュミのツッコミはしないまでも、気がつけば、あっちもこっちも尻の軽いのばっかで、素敵といえば素敵だが、こういう重めのストーリー展開には向かないかと…。
それぞれのカップル(とはいっても不安定なカップルばっか)を追いかけてほしかった、個人的には。
梶本先生お得意の恥じらい表情描写も少なく、自分的には消化不良だった。
大好きなお隣の家のお兄ちゃん。
突然家をでて音信普通。
兄ちゃんの行くはずだった大学に見事合格し、兄ちゃんに少しでも近づきたい。
そして再び会いたい!と頑張る年下攻の奮闘記であります。
それにしてもですね、入居したその日。
同室、しかもお隣のベッドで生本番とかww
なんか興奮する(*゚∀゚)ドキドキ
・・じゃなかった。一発目からヤられた!という感じですね。
ホモしか入居できないと噂される清風館。
そこで日常的に行われる男同士の濃厚エロ!
そして再会を果たしたお兄ちゃんとの今後やいかに。。。
攻ではなく、始めは攻の父親に淡い恋心を抱き、
それがかなえられるはずもないからと、せめてと
似たような風貌の男に身体を売る。
隠したい性癖と、募る思い、そしてそれがトラウマになる事故。
あまつさえ、甘えた自分の心を傷にして~な受の葛藤がちょっと重たいお話であります。
初めて身体を~の、初々しい受様がなんとも淫猥でしたw
個人的にはちょっとプレイめいててトキメイタ。
けれど、どんなに抱かれても感じない。
感じないけれど、抱かれることで自分の気持ちを落ち着ける。
そんな負の連鎖を繰り返してきた受。
どーなるかな結末が楽しみな1作でした。
作家買いしてるので、内容云々ではなく買っちゃいました。
お互い別な部分で過去を引きずっている、主人公の二人はなんとなく分りかけてますが、凛君の依存症的なSEXとか、他の皆さんの相関とか、まだ話が始まったばかりで、奥の深さがつかめません。
よって、「しゅみじゃない」にするほど嫌いじゃないけど「中立の下」的評価です。(昨年、読後に「早く次を出してくれないと忘れちゃうぞ!」ってブログには書いてありました。)2が出ていますので、すかさず読んだほうがスッキリすると思います。