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koukyuu wo tobidashita toaru sokushitsu no hanashi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
後宮シリーズ単行本第2弾。電子配信されていた「海と甘い夜」、「悪役令嬢と闇の王」に「掌編」が加わった1冊です。
「掌編」はリケルメ視点、改めてリードへの想いを感じて切なくなる。リードはラウルといる事で彼の望む幸せを得られる。それはリケルメも解ってるし、だからラウルの元へ送り出した。でも想いは残ってるんだよね。リケルメがリードとの思い出を胸にこれからも生きていく事を考えると涙がでる。でもリードも形は変わってもリケルメを大事に思ってるから。2人の絆に感動しました。
このシリーズ大好きですദ്ദി˶˙ᵕ˙˶ )
猛烈にリケルメ(年上妻子持ち国王)推しだったご本の続き。攻め受けのキャラはそんなに好きではなく、やっぱりリケルメが良いわと思った一冊でしたので萌にしました。読んでいると、?もしやまだ続く?という感じでしたがどうなんですかね?本編250P+それとはまた違った事が起きるお話170Pほど+リケルメ視点のお話♡20P。
ラウルが時折機嫌悪くなったりしながらもなんとか過ごしている二人。ある日1年の大半を外国で過ごしているラウルの従兄弟ルイスが帰国したと思いきや、リードにやたらアプローチ。かたやラウルには人気絶頂のプリマドンナが自分の子の父はラウルだと言い出し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ルイス(ラウルの従兄弟、勿論イケメン)、リアーヌ(プリマドンナ、美人さん)。後半にはロクサーヌ(亡命してきた他国の姫)、コンラート(隣の大陸の革命のリーダー的存在)ぐらいかな。1巻で出てきたあれやこれやな方はやっぱり出てくるので、「あんた誰だった」と気が遠くなるところは少々あり。
++攻め受けの紹介
攻めはイケメンで優秀で国の事を一生懸命考える人情味厚い熱血王太子という印象。悪い方ではないのですが、リケルメが好み過ぎて、申し訳ない、ぴっとも心が動かなかったでした。
受けは前世の記憶持ち(日本人)な超美人さん行動力抜群男子。前世日本人なんで、王太子妃であることなんか意識しておらず、とてもフランク、話しやすく、庶民を大切にされる方。リケルメの側室だったのに、自分ひとりを愛してくれるわけじゃないのでって飛び出しちゃって隣国へ逃げちゃう方。前世の記憶あるんで、まああれこれ考えて立ち回るお利口さんです。
二人にあんまり魅力を感じていないので、萌えあがることもちょっと少なく、リケルメ出てきたところだけ「きゃーー」と盛り上がったお話でした。前作で二人の恋を熱烈応援された方には嬉しい本なんじゃないかなあ。
今回は大国の王を叔父にもつ王太子と
攻様の叔父の元側妃だった王太子妃のお話です。
攻様の庶子が現れて2人がすれ違うお話と
他大陸を制覇した男が攻様達の国に触手を伸ばすお話と
攻様の叔父王視点での幕間短編を収録。
タイトル作を少しご紹介します。
受様はアローロの中位貴族の庶子として生まれますが
5才の時に自分の前世が日本に暮らす大学生だった事を
思い出します。
成長した受様はアローロ王の寵妃となりますが
王の沢山の妃の1人ではいられず出奔、
王の甥でオルテンシア王太子の攻様と想いを通わせ
王太子妃となります。
受様は王太子妃として攻様に寄り添ってきますが
アローロ王はなにかと受様に構ってきて
攻様は気が気ではありません。
受様の誕生日の贈り物も叔父に先を越された攻様は
視察を兼ねた小旅行を決行し素敵な時を贈ります。
ところがその旅先に
受様に会いたいと攻様の従兄が押しかけてきて以来
受様はその従兄に振り回されることになります。
受様は従兄の誘われ評判の踊り子の舞台を見ますが
後日、その踊り子は小鳥息子の父は攻様だと言い
受様に子を育てて欲しいと訴え出るのです。
果たして踊り子の子は子の父は攻様なのか!?
既刊「後宮を飛び出したとある側室の話」の続刊で
ルビー文庫Dとしては配信された電子版2作分に
加筆修正した異世界転生ファンタジーになります♪
とはいえ、タイトル作では受様の前世は話に絡みません。
受様は男であるために世継ぎを産む事は不可能ですが
攻様は受様以外に側妃を持つ気はなく、
兄の遺児を継承と考えています。
受様も攻様の愛情を疑った事はありませんが
踊り子と攻様の関係は過去の事であり
攻様を信じたいとは思っても疑惑は拭えず
結果、攻様と受様は互いを思いながらすれ違うのです。
攻様によって黒幕の画策は暴かれてみると
それほど練られた策ではなくて肩透かしな感じがしましたが
はなの先生的には攻様とアローロ王との対比は
抑えたい必須事項なのかなと思いますので良しとします。
2作目ではアトラス大陸を制覇した人物が
アローロやオルレシアのあるルーゼリア大陸への進出を
目指したオルレシアに手を伸ばすお話ですが
こちらは受様の前世の記憶を絡めたお話でした。
こちらはちょっと半ばなところでの幕引きだったので
次巻での大どんでん返しを楽しみにしています。