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ai ni matsuwaru et cetera
表紙から「高校生×社会人」と勘違いしてましたが、攻めは14歳の中学生。まさかの"ショタおに"作品でした!
【豪邸に1人で住む訳アリ美少年(14)×超お人好し住み込み家政夫(26)】の愛にまつわる相互救済BLです。
——困ってる人がいたら、助けてあげなさい。
と言う祖母の教えの元、困ってる人を放っておけない性格の幸太。兎に角、お人好しが過ぎる主人公ですが、それには訳があって…
そんな幸太を過剰なスキンシップで翻弄する14歳の少年・アイ。
明るく無邪気で子供らしい彼が時折見せる、大人びた表情にドキッとします!
広い豪邸に1人で住む、何やら訳アリな美少年。
幸太との博物館デートで恐竜の展示を観たアイの
——最後に生き残った一頭はどんな気持ちだったのかな…
この一言に孤独さが滲み出ていて胸が締め付けられました
そして、"愛"を知ってからのイケショタ感が半端ない!
これまでの過剰なスキンシップが出来なくなり、触れ合いにドキドキする変化にキュンとします♡
愛を知りたい孤独な少年と、愛を知るからこそ孤独な大人がゆっくり寄り添うお話で、胸にジーンとくるシーンも多々ありました。
ただ、良くも悪くも王道展開なので物足りなさは否めず…
そして、描き下ろし含めエロ無しです!
"ショタおに"なのでエロ無しでも全然良いんですが、大人になってからの再会後の朝チュンには正直、えー!と思っちゃいました…笑
この辺り『ふゅーぷろComics特典描き下ろし漫画』に補足があるので、2人のエロを読みたい方は『ふゅーぷろComics』でのご購入がお勧めです。
▶︎ ふゅーぷろComics/白枠トーン修正
14歳×26歳のプラトニック相互救済モノです。
育ての親代わりのおばあちゃんの教え[困ってる人を助けなさい]が指針の幸太。職なし家無し彼女無しで困ってるところ目の前で車に轢かれそうな少年アイを助けた縁から、住み込み家政夫する事に。
[愛を教えて?]という中学生のアイに困惑しながらも理解しようとコミュニケーションを取っていく様がどちらかというと少女マンガ的でした。早急にエッチにもつれ込んだり、エッチなラブコメ展開にならずに、心の交流に重点を置いていました。
内容的にはあるある、どこかで読んだ事ある感じ〜ですが、絵が美しく2人共カッコいいです。特に、アイくんが色気のある小悪魔的な魅力のある男の子なのですよ。
これ、助けてくれたのが女性でも男性でも幸太みたいないい人だったら同じ展開になってそうだな。BLでないといけない必然性は感じない。たまたま男同士だった、お互いに性別が恋愛の障害にならなかった。あるとしたら未成年との淫行で犯罪になってしまう事くらい?
エッチは朝チュン。しっかり観れるのがBLの醍醐味だと思ってるのにそんなぁ〜と残念でした。
ふゅーぷろ電書では16Pショートストーリーで2人の初めてが読めるらしい。それを本編に入れて欲しかったー!
とても絵が美しくストーリーもしっかりしているので他の作品も読んでみたいです。
紙本で購入。朝チュンなので修正がそもそも無し。
(14歳少年攻め──!)
帯から感じた無限大の可能性を信じて買いました。
14歳少年の場合、当然、左表記≠ポジションの可能性も脳裏に過りましたが…ナイス攻め力だった時に感じるであろうエモーショナルな気持ちを大切にしたくて(?)口コミなどは一切見ずに購入。
私のような意見の人間もいると思いますが、カバーのあらすじを見てどの程度の関係値か測りかねる点はやはりマイナスと言えばマイナスだと思います。
未成年をBLの役にあてる場合、どこまでの展開かで地雷になってくる人がいたりいなかったりするような。
愛にまつわるエトセトラ というふわっとしたタイトルだから、順当にいくと恐らく暖かい感じ(の恋愛)なんだろうけど、帯タイのご主人さま表記や過激なスキンシップに翻弄されるの煽り文句を見ると、そうとも言いきれないな。カバーに書き出されたあらすじを読んでも、結局の所『14歳との同居生活に同居“性活”は含まれるのか?』は分からないな。
──書店でコミックスを手に取った私の考察です。
『バナナはおやつに入りますか?』のような切り口で問題にする事でもないのかもしれないけれど、バナナがおやつに入るかよりよっぽど重要な問題である人もいるだろうから…がわの状態からでもどの程度の関係性であるか察することの出来る情報が欲しかったかもしれないです。
(読了後、どういう帯タイで煽ればいいか考えました。その結果、こういう書き出しになったんだろうなと一定の理解もしました。購買者にとっては親切ではないですけど、商売だなと感じる帯でした。)
内容については“最後の一頭”という表現が良かったです。少女漫画的なきらきらした魅せ方で、とても素敵で印象的でした。
絵柄について、肉質的な唇と丸みを帯びた鼻が特徴的ですね。柔らかい印象を受ける絵柄で、10年前のゼ□サムで表紙を飾っていた作家さん等の影響を受けていそうな絵柄だなと思いました。つまりは健全絵のスメルがします。恐らく、ここでしか得られないものがあるでしょう。
鼻頭が時々シャープになる点などを見て絵柄が確立されていないのかなという印象を受けましたが、それでいても十分魅力的な絵柄だと思います。初コミックスという事なので今後が楽しみです。
ただ、四話から最終話までの展開は構成が甘い気がしました。人物の機微を感じる事が出来ない為、ぼやっとした印象のまま結末を迎えたなと思いました。
シリアス展開で行くなら心情の部分は丁寧に描かないと説得力が出て来ないので、そこは課題かもしれないです。
第四話なんかは背景をトーンに頼り過ぎてもいるので、ここについても物足りない印象を感じました。締め切りに追われていたのかな?私生活で何かあったのかな?と思うくらいには背景の情報量が不足していました。
第4話は起承転結で言うところの転の部分だと思うのですが、背景の情報量が少ないせいで読者に重要なシーンをさらっと読ませてしまう点などは惜しいと思いました。
もし加筆を出来たなら、また違った読了感だったかもしれません。
作品の評価としては14歳を料理しきれなかったなという感想なのですが、少女漫画的な素敵なエピソードを思いつける作家さんなので、18歳スパダリアイと年上苦労善人幸太のいちゃ甘日常系(時々ブラコン兄)BLを描いたら間違いなく良作になると思いました。今後に期待しています。
ほのぼのほっこり系のお話でした。
良くも悪くもアッサリした内容で、イマイチ盛り上がりにかけたかなと思います。
少年と家政夫の大まかな設定は良かったのですが、細かい部分がきちんと描写されず、ストーリーに入り込むことができませんでした。
二人とも悪人ではないものの人間としてのリアリティが薄く感じられました。もうほんの少しだけ現実味が欲しかったなと思います。
14歳と26歳で12歳の年齢差ものですが、年齢差についての嫌悪感はありませんでした。
少年から子どもらしさをそれ程感じず、少年側から迫っての完全両想いエンドなので受け入れやすかったのかなと思います。
しかしもう少し家政夫側に葛藤があって欲しかったとも思いました。
評価には加味していませんが、吹き出しの中にトーンが貼られていることが度々あり、柄によっては若干読み難かったです。