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oboreru ryouya to herumesu
作家買いです。
作者さんの既刊では同棲シリーズが一番人気ですが、
本作はお話の系統が少し違うので地雷案件注意です。
明るい作風は健在なんだけど題材は仄暗くシットリめ…。
攻めが優しい青年だったことと、
受けのお兄さんの存在に救われたかな。
注意事項として、
【亡くなった父の友人にアレコレされる少年】
【家を助けるための金策に身を差し出す少年】
という設定が地雷の方は回れ右です。
(具体的に細部までは描かれてないですが、)
(おっさんに抱かれてる受けを攻めが目撃するとこはある)
(ちなみに、最終的には金策関係なく合意の上の行為です)
まぁまぁドロドロしたバックボーンはありますが
作風の持ち味もあってカラッと明るく読めちゃいます!
ちょっと嫌悪感でゾワっとしたコマもありましたが
個人的には身代わりセッにも萌えを感じる方なもんで…(;´///`∩)フフフ
歪な関係も含めて萌え2評価で!
さてさて。
主な登場人物は4人。
攻め:大
明るくて優しい青年です。
資格をいっぱいもってる器用貧乏ゆえに就職失敗。
地元で幼馴染兄弟が経営する旅館で雇って貰います。
受け:朔史郎 (朔)
憂いを帯びた色気がある健気美人って感じ…?
旅館を守る為に亡き父の友人・橳島に抱かれています。
幼い頃からずっと大に片思いしており苦しんでました。
亡き父の友人:橳島
独身。佳月&朔兄弟の父親が好きだったみたいです。
想い人の面影がある朔に淋しさを埋めてもらってーーー。
朔の兄:佳月
父が亡くなったあと必死で旅館を守るも、
橳島から振り込まれるお金(=弟が抱かれてる証)が辛い。
資金繰りの為に家出中です。
旅館を守るため・愛しい人が忘れられないため
淋しさを埋めるため・壊れそうな心を守るため
それぞれの弱さや優しさが交錯しながら展開していきます。
個人的に橳島はちょっとかなり気持ち悪かった。
朔とは精神的な部分で利害一致の関係だったようですが、
やっぱ手は出しちゃいかんでしょ…。大人なんだから…。
最初は性的なことしてなくても言い訳にならんと思ふ…。
でもですね。
朔も朔で橳島に支えられてた部分もあってね。
伝えられずに膨らむ片思いを!橳島で!発散してて…!
私は身代わりセッ…に萌えを感じるタイプなのでううう;
複雑!橳島気持ち悪いけど萌えるの複雑~~!(;///;)
そんで2人の歪さを知りながらも何も出来ない佳月の
怒りと無力感がなんとも言えない気持ちになるのです。
(過去回想シーンで、)
(怒ってる表情が見えなくて想像の余地が出るの…!)
(現在軸の佳月はカラッと明るくて頼もしい人なのに)
(回想の弱ってる時の佳月の表情が見えないのがズルイ)
ずっと歪なまま前にも後ろにも動けない関係が、
大が加わることによって大きく前に動くのが良かったです。
朔のことを知っても尚、理解しようと努める優しさが良い。
最初は未亡人風だった朔でしたが、
あれは後ろ暗い片思いを抱えすぎてたせいだったのかな。
大に全てを話したあとは明るくて可愛い受けに成長です!
(憂いを帯びた雰囲気がなくなって、)
(未亡人感は完全に消えてたので両想いパワーすごい)
設定が設定だったので
萌えて良いのか複雑な気分だけど嫌いじゃないので困る。
作家買い贔屓込みで萌え2かな。読後感も悪くないです。
以下余談ですが、
佳月の姓の件はどう解釈していいかわからない。
ちょっとモヤモヤが残ってる( ˘•ω•˘ ).。oஇ
あと兄弟の父親と橳島は友人以上の関係だったのか否か。
橳島の片思いだったのなら別のストーリーが生まれそう。