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seiryuu no kenshin anata ni sasageru 300nen
わぁ〜すっごく面白かったです!
溺愛・あまあま・執着・一途・やきもち焼きの攻め様が好きな方には特におススメします。
…ん?私ですか?
もちろん、上記↑スペックホルダーの攻めが大好物です。そんでもってこの物語の攻め様は最高位の部族にして、容姿端麗、最強の能力者。好きにならない理由が存在しないスーパーダーリン。なので、それはもうフフフ♡のフォッフォッフォッ♡で存分に楽しませてもらいました。
始まりから物語の結び、ひいては電子おまけ(私は電子購入しました)まで、物語の設定や登場人物、ストーリーの流れが最&高。読み終わるのが名残惜しくて、もっと見たいーーってなりました♪
コホン。
では気を取り直して、作品の感想・見どころを含めたレビューを始めていきます^^
まずは簡単にあらすじを。
物語の舞台は、獣人族や人間が存在する世界。最も神に近いとされる龍族を始め、白虎族や朱雀族、玄武族、鷲族や白鹿族なんてのもいますし、人間もいます。
主人公は白虎族の虎白。彼の境遇はものすごく不憫です。一族からも父親からも蔑まれ、味方は虎白が拾った人間の真白だけ。
獣人族の中でも虎白は良く思われていませんが、龍族の星龍だけは虎白に構ってきます。虎白が冷たく接しても、星龍は全くめげません。
そんな中、虎白に初めてのお見合い話が持ち上がって……という展開になります。
まず主人公の虎白なんですが、境遇と待遇が不憫です。父親の仕打ちは特に最悪。この父親に精神的にも肉体的にも幼い頃から縛られているのには実はワケがあってのこと。終盤にそれが明かされたときには、父親をぶん殴りたい気持ちが全開でした!
でもご安心を。
最後にはスカッとしますし、この父親も最後までヒールでいてくれたので中途半端な同情など皆無でいられました。
そして虎白にワンコのごとく絡んでくる星龍。彼は最高です!
言葉で「好き」や「愛してる」と言わないけど、言動が虎白への愛を示しています。近しい周囲はすぐに気付く程あからさまで(虎白だけが気付かない)、そしてヤキモチのレベルが度を超えています。山ひとつ簡単に潰せるくらいです……イカれてますね^ ^♪(笑)
この星龍の虎白大好きアピールが、ストーリーに笑いと癒しを与えてくれる大事なスパイスです。これがあるから物語が面白くて、ニヤニヤも止まりません。
虎白と星龍の恋が切なくすれ違っているのは、幼い頃に虎白に起こった事件がきっかけとなっています。こうなった理由が本当に泣けちゃう良い話…。タイトルの300年、これにも掛かってきます。
星龍の虎白への強くて深い愛を知ったとき、めちゃくちゃ感動しました。始まりから色々と伏線はあったんですけども、最後に全てが明らかになったときは胸に熱い感情が湧き出るのを感じました。
彼は最強で最高のスパダリです…間違いない。
星龍のスパダリ具合も最高だけど、虎白がそっち方面にウブすぎるのも最高です!可愛くてすごく笑えますよ^ ^
ストーリーが面白くて楽しくて、ワクワクいっぱいでした!
なかなかくっ付かない2人に、いつもの私なら焦ったい気持ちを感じるところなんですけど、あまり気にならなかったです。キャラクターの良さ、設定の面白さ、ハラハラする事件、ドキドキするラブな展開と……見どころがいっぱいだったからかな。惹き込まれっぱなしでした。
電子おまけは星龍視点のイチャイチャ甘いお話で、こちらも含め大満足な一冊。
読後感良しなストーリーに最後まで酔いしれました♪
すごく良かった♡
虎白の生い立ちが不憫、拾った人間の子真白と2人支え合う姿にグっとくる。幼馴染みで好きだった星龍にも強がる様子に彼の孤独を感じて切なかった。
まさかの星龍とのお見合い。星龍の掌で転がされてるのが可愛い。素直になれないけど、星龍のそばが居心地良く感じるようになる虎白。少しずつ打ち解けていく2人にホッとする。でもすんなりとはいかず、まさかの人に命を狙われる事に。こんな時に助けにくるのは星龍で、怒りで我を失う星龍を宥めるのは虎白、お似合いだと思う。
やっと想いが通じた時は感動。星龍が言葉で伝えられない理由に星龍の大きな愛を感じた。虎白の変化も嬉しいし、2人が幸せそうで何より。
虎白父には怒りと軽蔑しかない。気づかなかったと嘆く星龍が優しくて、星龍が虎白を愛し続けてくれて良かった。もっと虎白父にざまぁがあってほしかったかな。甘々な2人に大満足です♡(❁´◡`❁)
初めて読んだ佐倉温先生の作品は「獅子は運命のΩを求める」で、2作目に読んだ「神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です」が最高だと思っていたのです。ですが、こちらの作品の方が更に好みでした。1番好きです!
佐倉温先生の人気シリーズは未読なのですが、ずっと続いているのは確かな文章力があるからだと推測します。でも申し訳ないですが冊数が多いので手を出さないと思います。「神楽坂様…」の方は続編を書いて欲しいと思っています。
冒頭のシーンから星龍が虎白のことをどう思っているのかは推測出来るので、好意を口にしない星龍に理由があると思うのですが終盤まで分かりませんでした。
なので虎白の意地っ張り具合と、彼を顧みない父親を慕う様子になかなかイライラとさせて貰いました。そして虎白を苛む父親に反吐が出るんです。
虎白が拾って育てた人間の少年の真白の主(虎白)を思う気持ちに癒されました。
凄く萌えたのは虎白がやっと星龍の見合い相手として彼の屋敷に現れてからでした。今までの完璧な龍族の長はどこ行った⁉︎ってくらいに浮かれてて可愛いです。そして、虎白の事になると嫉妬深くて心が狭くなる様子が面白く、彼の思いの強さを感じました。でも、虎白が大事にしてる真白を丁重に扱う姿には感心したんです。
星龍の番の座を射止めようとする者を利用してまで、虎白を害しようとした白虎族の長である父親は地位を剥奪して欲しかったですね。虎白を疎む理由が凄く情けなくて、実は他に理由があるのでは無いかと思ってたのでガッカリしました。
そして元々は星龍との見合いに失敗していた者の一族はどうなったのでしょうか?龍族に反旗を翻したのも同じなので、厳罰に処して欲しいです。その辺りが書いて無かったのだけが残念でした。
枷が取れて幸せそうな星龍と虎白が微笑ましくて、彼等が2人なら無敵だと思うので他の獣人族を纏める活躍を書いて欲しいと思いました。
玄武と朱雀の長は姿を見せてないので、期待してお待ちしております。
今回は龍族の長と白虎族長の息子のお話です。
白虎族で厄介者扱いされる受様が
青龍族の攻様の番となるまで。
受様は勇猛果敢な白虎族族長の息子ながら
最愛の妻を受様の出産で亡くした族長は
受様を疎んじていた上に
受様は神通力は一族の誰よりも強いのに
今まで1度も獣化をした事がない事から
白虎族の中では厄介者扱いされながらも
白虎族のために働くことを強いていました。
そんな受様にも幼い頃は親友がいましたが
彼は今や青龍族長として四神の頂点に君臨しています。
この青龍族長こそ今回の攻様です♪
青龍族は四神の中でも最上位の種族であり
攻様は麗しの容姿と強い神通力と多くの知識を持つ者として
誰もが憧れる存在なのです。
しかしながら受様にとっては劣等感を刺激する存在であり
なるべく顔を合わせたくないのですが
数年に1度開かれる獣人族の長の集まりにて
3年ぶりに顔を合わせることになります。
受様は舌打ちするほど機嫌が悪くなりますが
対する攻様は受様に朗らかな笑顔を向けて
久しぶりに会ったのだからと積もる話をしようと
強引に受様の隣を陣取ります。
攻様は250年ほど前から受様と会うたびに
「私と契りを交そう」と言いますが
変化できない受様には発情期がなく子の成せない
受様が攻様の相手になれるはずもなく
受様の答えは「否」一択です。
しかも攻様はこの250年間ずっと見合いを繰り返し
受様と熊族との見合いが不成立になった直後
受様を見合い相手として指名してくるのです。
果たして受様を指名してきた攻様の真意とは!?
長大な神通力を持つ青龍族の長である攻様と
白虎族長の息子ながら疎まれているで受様の
中華風ファンタジーになります♪
どう読んでも攻様は受様に夢中なのですが
父親に虐げられてこき使われている受様は
自身の価値を認められないために
攻様が本気だとは全く思っていないのです。
受視点で進むために
攻様事情は隠されて進むため
なかなか受様が攻様の本気を信じてくれません。
受様を厭い続ける白虎族長
受様の唯一の友である鷹族長
攻様の番を狙う鹿族の青年
受様が可愛がって傍におく人間の少年
受様に関わるた誰もが攻様の本気を疑わない中
様々な人物が2人に関わっていくのですが
最強の竜である攻様が暴走してハラハラ最高潮、
受様が自分の気持ちに認めて攻様を受け入れる幕引きまで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
受様に激ラブな攻様、大好きです♡
そして攻様に負けず男前な受様も大好物です。
願掛けをする時に一番大事なものを絶ち「成就と交換」をする。
この物語はその応用版。
死にゆく虎白を助けようと青龍が泣く冒頭、この伏線回収は完結部。
不要に長い官能シーンを削って、完結部の伏線回収をもっと厚めに書いて欲しかった。
虎白の父親の謎行動の理由付けも、納得いかない、
自分の容姿に無頓着な美貌の虎白。
ボロな服と住まい、乱暴で粗野な振舞は、父親のネグレクトが原因。
十分な衣食住と教育を与えていなかった。
虎白が大好きという割に、ボロを纏う虎白のネグレクトに青龍が気づかないのは不自然。
綺麗な挿絵から、内容に期待したけれど、
この作品は、頁配分と組み立ての失敗じゃないかと思った。
もうちょっとの工夫で、もっといい仕上がりになったと思う、
辛口で失礼。 次作に期待。