死に戻ったモブはラスボスの最愛でした

shinimodotta mobu ha lasuboss no saiai deshita

死に戻ったモブはラスボスの最愛でした
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
64
評価数
16
平均
4.1 / 5
神率
31.3%
著者
佐倉温 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
三廼 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041144930

あらすじ

「極道さん」シリーズ 佐倉温先生の書き下ろし単行本作品!

公爵家の子息クライスは現代日本から物語の世界に転生するが、その記憶が蘇ったのは、すでに一度ラスボスの配下として断罪され、死に戻った後だった。一度目のように死ぬことを回避するため、二度目の人生では自分を虐げていた家族への復讐を誓うが、ラスボスとなる幼馴染の王ジークフリートと出会い、死なせてはいけないという思いに駆られる。そんな最中、クライスの誕生会が開催され、物語の主人公である弟をはじめ主要登場人物が一堂に会することになり…?

表題作死に戻ったモブはラスボスの最愛でした

ジークフリート・シェーンベルグ、ラスボスになる予定の国王でクライスの幼馴染
クライス・フォン・ルブタン、前世で自分が買い小説に転生した公爵家嫡男

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

したたかな主人公はお好きですか?

わたしは大好きです!

佐倉先生の転生もの、発売を楽しみにしておりました。発売日に電子版を購入、早速拝読しました。電子版には特典SSつき!本編は主人公のクライス視点でしたが、特典SSは攻めのジークフリート視点です。ニヤニヤしました!

この物語…

すっっっっっっっっごく!!!面白かったです!!!!!

この作品はネタバレを見ずに読まれた方がいいです。と言いつつ、感想書くのにどうしても内容に触れてしまうのですが。

二転三転する物語、とっても面白かったです!
主人公がとても強かで。好感の持てる方でした。攻めのジークフリートはスパダリなんですけど主人公の前では子供っぽくなったり、可愛らしい面もある素敵な方で。サブキャラもみんな、生き生きとしていました。
主人公と教授のやりとりはコミカルで可笑しく、シリアスかと思ってたけどラブコメなのかな?なんて油断してたら怒涛の展開いらっしゃ~い、でございます。
一難去ってまた一難!ええ、そうなの!?そうだったの!?と、先が気になりすぎて画面をスワイプする指が止まりませんでした。

序盤で「これはもしや…」とひっかかったところがあったんですが、それがラストに明かされて「やっぱり~!」とスッキリ。
ですよね~そうですよね~!愛が重いですよね好きです~!タイトル通りですありがとうございます~!とにっこにこです。
ラストは大団円のハッピーエンド!そこにたどり着くまで、みんな大変な思いをするので、嬉し涙を流してしまいました。

すっごく面白かったです!
ラストの教授の発言で(世継ぎ問題も解決か…?)と、読者に希望を持たせながら答えを明言しないのも含め、読み応え満点の死に戻りファンタジーでした!

4

最後まで読んで良かった

胸焼けしそうなデカ盛り設定と、シリアスからのラブコメ展開に途中で何度か脱落しかけました笑
が、終盤からの怒涛の伏線回収が爽快で「そう言う事かーー!!!」と気持ちのいいラスト◎
総括すると凄く面白かったです。

ネタバレ無しで読んだ方が絶対楽しめると思いますが、簡潔に言えば〝ラスボスがラスボスになる迄〟の変遷が描かれた作品ですね。
ドン底まで堕ちて絶望を経験した、したたかな主人公の容赦ない復讐劇に痺れます。
ダークヒーロー物がお好きな方には刺さるかと!

ただ、導入部分の設定が本当にややこしくて、この設定をすんなり受け入れられるかどうかで評価が変わってくると思います。

◾️主人公が作った小説の世界へ転生し、そこで一度人生を終えて〝死に戻って復讐〟をする
◾️国王の幼馴染みである主人公が、父親だけでなく家僕達からも虐待されている

個人的にこの設定を受け入れるまでに時間がかかってしまい、中々世界観に没入できなくて苦労しました。

〝異世界転生+死に戻り〟設定がくどく感じてしまい、もっとシンプルに〝死に戻り〟だけで良かったんじゃないかな?と、ずっと疑問に……
一応、この設定には意味があるので「なるほどー」とはなりましたが、種明かしまではデカ盛り設定に胸焼けしそうになりながら読んでいました笑

この、盛り盛りの設定に圧倒されて脱落する人も居そうな気がしますが、終盤からの怒涛の伏線回収や少年漫画並みのバトルシーン、徹底された世界観で抜群の読み応えです!
したたかな主人公の復讐劇にスカッとし、一途で愛情深い攻め様の溺愛っぷりにキュンとする楽しい一冊でした◎

2

人気シリーズは未読です

なので初回限定のSSペーパー封入にも興味はなく、とりあえず読んでみましたが特に面白いとも思えませんでした。
佐倉温先生の作品を読むのはこちらで4作目になります。

今一番ハマっている設定でしたが「青龍の献身 貴方に捧げる300年」より萌えられなかったので、萌2にさせて頂きました。キャラも魅力的だったし伏線回収も見事だし、なんならちゃんと悪役も成敗されててスッキリと終わってました。

でもなんていうか個人的な好みなんですが、「教授」の口調が受け付けなかったんです。この「教授」だけが違和感があって、もっとテイストの違った作品ならすんなり受け入れられたと思いました。

そしてもったいないと思ったのがテオドールの存在でした。前世では暗殺者だったし現世でも執事として有能だったので、もっと活躍する場面を読みたかったです。

クライスが囚われていた本当のクライスに対する思いがとてもウザったくて、読んでてウンザリしてしまいました。そしてもったい付けておいての結末にやっぱりと思ってしまったのです。

好きな設定でしたが、好みからはちょっとズレていたお話でした。

個人的には「神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です」をシリーズ化して欲しいです。

0

望むのは貴方の幸せ

今回はラスボス予定の国王と公爵家嫡男のお話です。

小説世界に転生した受様が攻様の死を回避するため
未来を変えようとする顛末を収録。

受様は売れない小説家でアパートで突然死すると
神様ぶった偉そうな男が現れ
「お前に願いをかなえてもらいたい者がいる」から
「転生をしてもらう」と言い

本格的に転生する前に1度追体験させると
受様の書いた小説のラスボスの配下として転生させられます。

転生したキャラは主人公の兄で主人公達に殺される悪役で
彼は死ぬ直前に復讐の機会を願ったため
願いを叶えてもらいたい者=者人口の兄であり
復讐こそが受様に課せられた使命らしいと理解します。

本来は病弱な主人公が神のお告げで
自分が病弱なのは国の穢れを身に受けている為と知り
神子として崇められ、城に呼ばれて王子と親しくなります。

ところが王子の兄の国王は何かと主人公を冷遇し王子が対立、
実は国王こそが国の穢れの原因であると判明すると
王子と主人公によって断罪される流れなのですが

受様は侯爵家の嫡男で主人公の兄に生まれながらも
病弱な主人公を溺愛する父公爵に虐げられており
主人公と王子に断罪される国王こそが
受様がただ1人の主と定めた攻様だったのです。

神様らしい男によって前世として
殺される侯爵家嫡男の人生を追体験させられた受様は
悪役らしくどんな手段を使ってでも主人公達に
復讐する事を誓います。

果たして受様は自分と攻様のバッドエンドを回避できるのか!?

自分の書いた小説世界に転生した受様が
攻様と共に殺される未来を回避するために行動する
異世界転生ファンタジーです♪

受様はもともと日本の小説家で
転生した世界は受様が書いた小説の世界であり

理不尽な展開がゴロゴロしていても
それは作者=前世の受様が悪いっていうのが
逆説的におかしくて面白かったです。

悪役令息モノばりな展開で
攻様と受様を死に追いやる主人公達の裏をかいて
フラグをバキバキ折って行ったり
敵対者を手の内に抱き込んだりしていき

けっこういい感じに好転していきそうでしたが
小説世界の転生モノによくあるパターンの
物語の強制力のせいなのか、
受様と攻様にに迫る影は消えません。

攻様が追いつめられるのは受様を護る為ですが
受様が何度も殺される(死に戻る)事が
攻様を追い落とす事となり

それこそがラスボスの目的と知っても
それをどうやって逆転するのかが最大の難問で
ハラハラMAX!! 

巧みに隠された伏線、転機への起点を掴み
受様が攻様との幸せな未来を掴むまで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

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