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renai ha matataki no youna shunkan daga amarinimo ooku no jikan wo hossuru
「暁(あかつき)は黒が一番似合うって最初から言ってるだろ」
なんて小言みたいな事を言ってる青年・ユーゴ。
言われている男性・暁は、以前は髪色を赤や青にころころ変えていたらしい。
暁「壊れる前にやってみたかったんだ」
そう言うと、急に胸を押さえてうずくまってしまう。
ユーゴは焦るが、暁はとんでもない変顔を。ユーゴをからかっているのだ…
そんな関係性の2人。実は暁はユーゴの曽祖父が開発したヒューマノイド。
ユーゴの祖父の子守り係を皮切りに、ユーゴの母親も世話して、そして今はユーゴと一緒にいるわけだが。
ユーゴは小さな時から暁に恋している。
長い時を経ていよいよ自動修復システムができなくなってきている暁。
自分は暁がいなくなる時を恐れているのに、暁があんまりケロッとしているので傷つくユーゴだが…
暁はユーゴの気持ちがわかっています。
長年人間と家族として過ごして、自分のためにエンジニアになったユーゴから献身的なメンテを受けて。
壊れるまで一緒に生きよう、とユーゴにキスする暁。
「好き」という感情が自分にも。
ユーゴと同じように有限の命になった暁。だから別れの日まで一緒に…
異種で、寿命の違いがあって。それでも愛の奇跡は起きるんだなぁ。
とっても一途なユーゴ。
優しい子守りヒューマノイドの暁。
できるだけ長く2人の時を過ごせますように。