愛を知らない竜王と秘密の王子

ai wo shiranai ryuou to himitsu no oji

愛を知らない竜王と秘密の王子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×211
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
9
得点
125
評価数
33
平均
3.9 / 5
神率
36.4%
著者
エナリユウ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784773063660

あらすじ

デリカテッセンで働く天真爛漫なミカは、
幼馴染みのシュリと兄弟のように育てられた。
逞しく成長したシュリは竜騎士となり、人々から尊敬される存在に。
自身との差を感じるミカだが、彼はまったく気にせず、
「二人だけのおまじない」を続ける毎日。
だがシュリは、ミカに隠し事がある。実は「暴虐の竜王」と恐れられる竜だったのだ!
魂の番であるミカへ一目惚れして人間になり、必死に求愛し続けているけれど、
ミカにはイマイチ想いが伝わらず…?

初めて愛を知った竜王×竜に愛された無垢な青年、不器用すぎる愛の行方は――!?

表題作愛を知らない竜王と秘密の王子

シュリシュマ、ミカの幼馴染みの竜騎士だが実は銀鱗の竜
ミカ、デリカテッセンの看板店員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

こんな箱入り王子さま、見たことない!

表紙……ビューティフル♡
ストーリー……エクセレント!

とっても面白かったです!!
ファンタジーの良さがいっぱい詰まっていました。竜とか騎士や魔物が存在する世界観も設定も良いんですけど、BLターンもこれまた良くて。純真無垢でピュアッピュアなミカと魂の番になりたくて、ミカに愛されようと奮闘する竜王・シュリの溺愛が光る素敵な一冊でした。


「愛を知らない竜王」とタイトルにありますが、厳密に言うと「愛を知らなかった」が正しいですかね。現在のシュリはミカにゾッコンのあまあまの大溺愛なので(笑)
暴れ者だった竜王のシュリが、ミカに会って魂の番だと確信し愛に生きるようになった、というのが今の姿です。

ミカの方はというと、庶民の息子のように見えて実は王子さまです。母である元妃とともに刺客から身を隠して、デリカテッセンの主人・ボリス(実は護衛騎士)という男性と母と3人で暮らしています。

物語の始まりは、ミカがシュリと出会うところからです。
シュリが突然ミカの前に現れてボリスに拾われました。シュリは人間の子どもの姿をしていたので、それからはミカと兄弟同然に暮らし、その後シュリは竜騎士になります。

ミカもシュリのように独り立ちしたいのに、なかなか出来ません。…というかさせてもらえません。二十歳になっても超のつく過保護に育てられているシュリは、実は自分が王子だと知らないからです。友だちもいない(作らせてもらえない)、遠くにいくのもダメだし、いつもボリスや母の目に届くところにしか置かせてもらえなくてモヤモヤしています。
二十歳の男子がこれやられたら相当ストレスだろうなー…と同情せざるを得ません。

更にビックリなのは、このサンベルムの人たちも皆グルだと言うことです!∑(゚Д゚)
ミカとミカの母を刺客から守るため町のみんなが2人を守っている、という図式です。それはミカが皆に愛されてるからに他ならないのですが、実父である王も王太子である兄もミカを溺愛しているので、防犯バリアがケタ違いなのです。

さて、こんな状況に置かれたミカはひとり暮らしをしたいと考えますが、普通に言えば却下されるのは目に見えています。そこでシュリと暮らせば良いんじゃん!?と思いシュリに言ったら、シュリはそれを同棲=恋人=好きと思って、ウキウキ♡
完全誤解だけど、何とか周りを説得しシュリとミカは同居生活をスタートさせます。シュリは恋人に格上げ…ついでにエロいことしたい思いを抱き頑張ります。

ミカは恋愛的なことも性的なことも何も知らないので、シュリが不憫に思えてくるんですけど、シュリの頑張りと忍耐が健気すぎて応援したくなりました。今日はここまで出来た。今日はここまで進めた…と綴るシュリの姿に、誰が彼を暴れ竜だったと思うでしょうか(笑)それだけシュリのことが大好きで堪らない気持ちが溢れていて、キューーンとなりました。


ミカが無垢過ぎて、シュリの思いが届いてないよぉぉ〜と焦ったくもどかしい気持ちに襲われます。
大人らめ、過保護に育て過ぎやがってーー!と国王たちやボリスにプチ怒りまで湧いちゃいましたわ。

ミカも恋心を抱き始めてシュリを好きだと思うようになったのに、ミカの発言を間違った方に捉えてショックからミカの前から離れてしまうシュリが可哀想で仕方なかったです。


そのあとはミカを襲うピンチに、シュリが…!ってなります。この一連のシーンは凄かったな。見応えあったし、ミカのピンチにみんなが総力戦で対応してて。ミカの愛され具合とシュリの危機迫る姿が実感できる素晴らしいシーンでした。


最後の最後まで面白くて楽しくて大大満足でした(*´︶`*)♡
ストーリーや設定やキャラクターも良いんですけど、結構クスッと笑っちゃう会話も推しポイントです。ミカとシュリが同棲すると知ってシュリに敵意剥き出しにする、お偉いさんたちにはウケました。サンベルムの秘宝が…俺の天使が〜…って何なの(笑)


既に長いレビューなのに、ここもあそこもあっちも…っておススメポイントまだまだあるんですよ〜。
この作品の良さが少しでも伝わってくれたら嬉しいなと思います(*´꒳`*)

6

お勧めです!

エナリユウ先生の作品を読むのは今作で3冊目になりますが、この作品が1番好みだと思いました。

あらすじに「幼馴染みのシュリと兄弟のように育てられた。」とあるのですが全然想像と違ってて、幼かったミカ以外の母親のソニアとデリカテッセンの店主であるボリスはシュリの正体を知っているのです。

ミカが天真爛漫で世間知らずな理由はやはりミカ以外は知ってるのですが、ハッキリ言ってタイトルと帯からその理由が分かるのですが、こうも街ぐるみで協力してた事に驚くとともにホッコリしました。

ミカが純粋培養過ぎるので途中でシュリが気の毒で可哀想になるのですが、ミカの危機からの怒涛の展開が面白くてページを捲る手が止まりませんでした。ミカを救おうとするシュリの迫力が圧巻でした。また、シュリに協力してミカを救出しようとする竜たちの何と可愛いことか!

その後のミカと父親との初対面や兄との再会や、王宮を牛耳っていた貴族の敗北など読み応え抜群で、そのシーンは何度も読み返しました。

またミカの傷を癒すため温泉旅行に行っていたシュリとミカが帰って来たときの皆の歓迎ぶりと賭けの内容にクスッとさせて貰いました。

4

一途で健気な攻めが良い

とても面白かった。
王子様だけど王宮の政治的な理由で身を守るために平民として育てられている受けと、運命の番と出会い人に姿を変えた竜王攻め。幼児の受けに合わせて子供の姿で現れてそこから兄弟のように育つ。

竜は人間より上位の存在で気まぐれに人間と契約してくれたりする世界観なのもあって攻めが常に偉そうで良い。尊大で圧の強い攻めが受けに対してだけは臆病になったり心配性になるギャップが萌える。一人称が「我」の千歳越えの竜王が号泣したりクヨクヨしたりする姿が見れるのが楽しかった。意外と繊細な攻め。

嘘をつかない竜と純粋培養で好奇心旺盛な受けの会話も面白くて好き。二人揃って肝が太いのかお互いに夢中過ぎるのか周りの人達は大騒ぎの中でぽわわんと二人でイチャイチャしてる感じも好き。お似合いカップル。受けの側で人間社会を学んできたものの、人間の機微や習慣にピンときてなかったりよく分かってない攻めも面白かった。

寿命差問題の決着も好きだった。あと王様達に割と塩対応な受け親子も好き。

3

竜王が見初めた可愛い人

文が上手くて読みやすい。構成上手で引き込まれる展開。
挿絵と内容がマッチ、美麗。
あっという間に読了してしまった。明るいラブコメ

竜も溺愛するミカ、箱入り育ちのミカは人たらし。
悪意なく周囲の人達や竜王を振り回す、愛され屋。


シュリシュマ/シュリ:銀竜 最強の龍王 
飛来中に見つけた運命の番はミカ、
人化して地上に降りたその日から 恋の結果が分かるまで竜体に戻れない。

ミカ:訳あって田舎の町に母と隠遁する箱入り王子
ミカ以外は町中が出自を知って、街ぐるみでミカを守る。

ソニア:ミカの母。王妃に命を狙われる妃。
王妃一族から守る為、王はソニアを逃がす。

アダム/アダ:王妃の子 第一王子 ミカを愛する兄
王の代わりにミカに会いに来る。

ボリス:王命の護衛騎士、世を忍ぶ仮の姿はパン屋の亭主。
ミカは、ボリスを父親だと思っている。

3

全方位に愛されるミカ

盛りだくさんでしたね!初めましての作者さんでした。

最初からあった違和感がわかった時!
街ぐるみですごいですね。そりゃあみんながミカを知ってるはずだ。
でも何も知らないミカが可哀想でした。
制約ばかりで皆にも避けられ…。

シュリの愛の告白がミカにちゃんと伝わってなかった時の気の毒なこと。誰もミカにその手のことを教えないようにしてたしなあ。

ここからはシュリの涙ぐましい努力と少しずつ手探りで距離を縮めていくのが良かったです。どんなミカも可愛くて仕方ないシュリ。
すごいですね、同じ年に変身して一緒に育って。ボルスの采配も良かったのか悪かったのか。

そして嫉妬や誤解やすれ違いでミカがえらいことになって。ゾワっとしました。

最後はあんなに魂の番だって言い続けてきたシュリが土壇場で怖気付いて、なんか逆転したみたいになって。愛を知ったからこそ怖くなるんですね。

はぁ〜、長かった。二人の仲の進まなさにジレてたのが、とんでもない展開になって。

それにしてもBLって竜が好きですよね!

4

人種を超えて捕らわれた恋

今回は人間となった竜の王とデリカッセンの店員のお話です。 

受様に惹かれた攻様が受様を番とするまで。

受様の住む地方都市の城壁外の森は太古の森に通じ、
深部は魔物達の領域、その奥は竜の住処と言われて
人には立ち入ることはできません。

竜は少なくて数百年、長ければ千年を超える生き物で
強さが美徳である竜はたくましく魂の美しい人間を好み
気に入った者との契約により魔物退治に協力してくれます。

受様の街の竜は新緑ですが
母と母の働くデリカッセンの店主に連れられて胡桃拾いにきた
8才の受様は飛翔する巨大な銀竜に目をとめます。

受様は母に竜を見せようとするも母は胡桃拾い注力していて
店主も銀鱗は竜の王しか持たない色だと訝しむだけでした。

そうこうするうちに受様は
森から全裸であられた少年を見つけて声をかけ
母と店主の元に連れていくことになります。
この少年が今回の攻様で受様が見た銀竜なのです♪

元竜騎士だった店主は攻様の
「愛を知らぬ竜が愛を知る時、奇跡が起こる」との言葉で
攻様が受様を魂の番として見初めた事を理解しますが
受様を連れ去る事など認められません。

竜にとって人間は格下の存在で
攻様の意思を覆す事は誰にもできませんが
幼い受様をすぐに番にできるはずもなく
攻様は人間修行をして受様の成長を待つ事となります。

果たして攻様は無事に受様を番に出来るのでしょうか!?

愛を知らないと言われる攻様と攻様が魂の番と思う受さまの
人外ファンタジーになります♪

タイトルと2人の出会いの様子から
当初から攻様が竜王である銀龍であると明かされていますが
受様の正体はなかなか詳らかにならなりません。

攻様は人間社会の価値観に縛られる事はありませんが
受様の置かれた複雑な状況は理解して家族として過ごし
竜騎士にまでなります。

受様は母や店主に過保護に守られていて
なんだかんだと独立することを許されず
竜騎士の攻様との同居という妙案を思きます。

攻様にとっては受様の独立×攻様との同居=同棲で
思いが通じた恋人同士♡なので嬉々として受け入れるのですが
この時点の受様の気持ちはまだ恋未満なので
攻様と受様は恋人ではないのですよ (^-^A

受様を身籠りながら王城を出る事となった受様の母
受様親子の護衛騎士であるデリカッセン店主
王妃に逆らえない王と王太子
攻様を竜騎士とした街の守護者たる緑竜などなど

竜である攻様と人間の受様の恋は思うようにはすすまず
攻様が受様を魂の番とするのでハラハラ&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました。

個人的にはタイトルから受けるイメージで
俺様な攻様が無垢な受様によって愛を知るのかと思ったのですが
受様に一目惚れした時点で攻様は愛によって変わっていて
攻様のそそぐ愛によって受様が落ちた感じでした。

どちらも受様にゾッコンな点でMYツボなので
存分に萌えさせて頂きました (^o^)v

3

恋愛初心者2人の恋物語

実は竜王の竜騎士シュリシュマ(シュリ)と過保護に育てられた実は第二王子のミカ。共に恋愛初心者な2人が空回り、すれ違い、戸惑いながらも想いを自覚していく様子が焦れったくも微笑ましい。
必死にアプローチするシュリだけど全く伝わらず、ミカの言動に一喜一憂する姿は可愛くて。ミカは自分に自信がないから、シュリの隣に立っていいのか悩んでるのが切ない。
やっと想いを自覚してもひと波乱。この時の大切な人を失う恐怖を知ったシュリの心情にグっときた。大変な目にあったかど、これを機に想いを深くできた事は良かったな。
愛を知らなかった2人が種を超えて永遠に添う覚悟をする所は感動。ミカは強くなったし、シュリは強さに優しさが加わったと思う。
ソニアやボリス、街の人達も周り巻き込んで幸せなのが暖かくてほっこりした。

2

おっとり天然母子と竜の王様

みずかね先生挿絵なのでマストバイ。早くも今年№1ではと思う神表紙。素晴らしい。攻め受けともモノクロになると真っ白さんですが、中の挿絵も超麗しい。攻め、受けともキャラは面白くて好きですが、圧倒的な何かは感じなかったので、萌2よりの萌にしました。天然受けや、ちょっと尊大寄り?な攻めが好きだなという方におススメです。

穏やかな美人母と二人、デリカテッセンの上に部屋を借りて暮らすミカ。8歳の時に木の実を拾いに来た森で、すっぽんぽんの子と出会います。「我が名はシュリシュマである」と告げるその子は「ミカと番になる」と言い出し・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ソニア(受け母)、ボリス(母子の勤め先デリカテッセン主人、昔は竜騎士)、ドゥドゥ(シュリの乗る竜)、国王、アダム王太子(ミカ大好き)、町の人たち、騎士仲間ぐらいかな。ソニアは一見おっとり、やるときゃやるぜ的母だし、ボリスは過保護全開溺愛父で良いです♡

++攻め受けについて

受けは天然天使、竜に惚れられる穢れなき魂なんでしょうね。良い子です&にぶちん。周りに親しくするお友達が少ないこともあって純粋培養、無菌室育ちなので、いざ色事方面となると、あれこれ指南するシュリはさぞウキウキだったと思います。

攻めは暴虐な竜王さんだったんだけど、受けさんに一目ぼれするやいなや同族の形を取ることになってすっぽんぽんお子様姿に。なんだけど中身は尊大な竜王、一人称が「我」。ギャップ萌えですね。

長い寿命をどうするのってところに攻めが悩みに悩んで涙を流すシーンの挿絵が1枚あって、そこが愛おしさ沁み沁みで良かったなあ。お話は捻りなしなのですが、攻め受け、ソニア、ボリスのキャラが好きだったので読後感が良かった一冊でした!

3

知らぬは本人ばかりなり


愛を知らぬ竜の天罰とは異種族がつがいであること



デリカテッセンではたらくミカ(受け)は心配性の母ソニアと過保護なオーナー兼大家のボリスに守られてます。
逆に守られすぎていて1人で何もさせてもらえません。もう20歳にもなるのに。
対して、幼い頃から一緒に育てられたボリスの養子のシュリ(攻め)は今や街唯一竜騎士として人々に尊敬されています。
劣等感に苛まれるミカは少しでも自分でできることを増やしていきたいと思うのですが、周りが許してくれません。


両視点で話が進みます。
ミカは少しでも自立できるように画策します。シュリは出会ってすぐにミカに夢中で早く両想いになりたいと画策しています。


実は第二王子であるミカ。
この街には王妃から逃げるためで、街全体で刺客から守っています。
ただ、過保護すぎてまるで幼児のような扱いです。
1人で住むなんてもっての外。仕事もデリカテッセンから出ることはない。
3年前に王妃が病死したため危険は大分減ったとはいえ、まだ王妃の父親の侯爵が健在なためまだ油断はできません。
父王と兄である王太子が侯爵の力を削ごうと奮闘しているところです。


シュリは人間の姿に変化している竜王で、ミカが魂の番です。ミカに番として受け入れてもらえるまで竜の姿に戻れません。
ミカはボリスに過剰なまでに守られている上、汚いものは何も見せない教えないという信念の元、純粋培養されてしまっていて、こちらがいくら恋情を伝えてもあまり伝わらないのです。


大人達の気持ちもわかるけど、それでもちょっと本人置いてけぼりな状態にはかわいそうに思いました。
大人たちはミカ本人に事情を話す気がない。
籠の鳥にしてダメな大人にするんじゃなくて、勉強や剣術は習わすべきだと思うのだけど。守る事に全振りしていて、ミカ本人がどう思うかを完全に無視しています。
守られる方にもそれなりの意識を持ってもらったほうが絶対守りやすいはずなのですが。
町中が知っていて守ってるといえば聞こえはいいけど、これはペットと何が違うのだろう。本人に何も教えず、清らかだ宝石だ天使だって可愛がって、一種の虐待では?
友人すらも作らせないで、1人で何もできない大人にして、自分達がずっと面倒を見るわけにもいかないのに、どこを終着点にしているのだろうかと歯痒いです。

そして、生まれて初めて会った父王の言葉が、「庶民としてのびのび暮らして欲しかった」
どこがのびのびなのか感覚の違いにびっくりです。

真実を知ったミカの「真実を受け止められないと思われていた」と思うのも仕方のないことで、さぞかしショックだっただろうと思いました。


ミカサイドは歯痒いばかりで読むのが少し苦痛でした。
ただシュリサイドは一生懸命求愛して、なかなか伝わらなくてモダモダしたり、勘違いで傷ついたりとアップダウンが激しく、早く番になれるといいなと応援したくなります。
ミカがやっと自分の気持ちに気づいた中盤以降は怒涛の展開で前半のなかなか読み進めない状況が嘘のように一気に読み進めました。

前半にはイラっとしましたが、終わりよければ全て良しとなるのでしょう。

シュリの寿命をもらったことで後500年、人の世界で暮らすにはこれからも問題はあるだろうから、それはそれでこれからも平穏な人生ではないかも知れないけど、長い2人の人生を楽しんでもらいたいものです。

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