そんなに俺を可愛がるな!~若頭はネコミミ!?~

sonnani ore wo kawaigaruna wakagashira wa nekomimi

そんなに俺を可愛がるな!~若頭はネコミミ!?~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
20
評価数
6
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
朝香りく 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
白崎小夜 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576181639

あらすじ

極道の若頭・依織にネコミミが生えてしまった!感覚が猫化していく中、支部の若頭で依織と跡目を争う相手、直茂に発情期を知られ…。

表題作そんなに俺を可愛がるな!~若頭はネコミミ!?~

直茂,30歳,依織と跡目を争う曾根崎組城南支部若頭
依織,24歳,曾根崎組の本家若頭

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

甘々も甘々。激甘になります(*´▽`*)

こちら、笑えて可愛くて甘々な極道ものになります。
何てったって、ネコ耳の生えちゃった若頭に、そんな若頭が世界一可愛くて色っぽいと真剣に思ってる、跡目争いのライバルであるハズの攻め。
甘々も甘々。激甘ですよ。

これね、「極道ものである必要あるか?」と鋭い姐さんからツッコミが入りそうですが。
いやむしろ、極道とネコ耳のコラボがこの作品のキモだと思うのですよ。
だって、理屈じゃなくこの組み合わせが萌えるから!!
完全に個人的な趣味丸出しの意見ですけど。


内容ですが、跡目争いのライバルで城西支部の若頭・直茂×呪いでネコ耳が生えてしまった極道の本家若頭・依織による、笑えて甘々なラブコメになります。で、アットホームな極道もの。

曾根崎組の跡目発表がかかった当日、代々組が祀ってきた慰霊碑を動かした呪いにより、ネコ耳が生えてしまった若頭の依織。
しかも猫の習性に影響された依織は、直茂の前で発情してしまいー・・・と言うものです。

で、お約束ではございますが、直茂が「そのままじゃ辛いだろう」と依織をイかせてと言う流れ。

と、設定としてはベタベタであまり捻りなんかは無いのです。
が、とにかく主役2人のキャラクターが魅力的な上、関係のあまりの甘さに萌えると申しましょうか。

そもそもですね、私は攻めが受けにベタ惚れで、もうメロメロであればあるほど萌えるのです。
その点で、直茂はこれ以上無いほど理想的。
彼の凄い所はいつだって真面目で真剣な所なのです。
ネコ耳が生えて依織が憤ってれば、「なんでだ! 猫耳若頭のどこが悪い!」と熱く語る。
で、元々猫好きな彼は「可愛いものと可愛いものが合体したんだぞ! 抵抗どころか全力で受け入れるに決まってるだろうが!」と、アッサリどころかめっちゃ嬉しそうに依織のネコ耳を受け入れる。
いやもう、このセリフを至極真面目に言ってるのに噴き出してしまう。
愛って偉大だなぁ。

あとですね、極道ものなのですが、アットホームな雰囲気が和ましてくれるのです。
ネコ耳になってしまった依織を心配し、あれこれ世話を焼く部下達。
依織の口元の汚れを「拭きます」とアタフタと立ち上がりみたいな。
この後、「バカ野郎、それは俺がやる!」と直茂に頭をハタかれまでのやりとりが笑えて仕方ないんですけど。
なんて平和な組だ。

で、この後、ネコ耳が無くなったら直茂に触れてもらえなくなるのかと寂しさを感じる依織。
更に、慰霊碑を動かして土地を売却しようとした叔父との間で事件が起こり・・・とストーリーは続きます。
展開なんかは読めちゃうのですが、依織のここでの若頭らしい冷静な態度なんかが格好いいのです。
そう彼は、ネコ耳を生やしてる可愛いだけの受けでは無いのです!

あとですね、依織が猫の呪いで発情しちゃうので、エロエロです。
依織が発情する→「どこまで可愛いんだ、お前は!!」と煽られた直茂→辛抱たまらず暴走する、と言う一連の流れにニヤニヤですよ。
もうホント、最高だよ!!

まぁそんな感じで、大変可愛くて笑えて甘々な極道ものになります。
甘いもの好きさんにおすすめしたいです。

5

猫耳は可愛いモノをより可愛くするアイテム(なのか!?)

今回は組長の弟の息子で分家若頭と
組長の妾腹の息子で本家若頭のお話です。

慰霊碑の祟りで猫耳が生えた受様が
諸事情により一線を越えた攻様とともに
祟りを招いた一件にケリを付けるまで

受様は広域暴力団曽根崎組組長の
妾腹の一人息子です。

組長の本妻に息子がいなかったために
10代にして組事務所に所属したものの
生き方に悩んでいた受様の

人生の指針となったのが
組長の下の弟の息子であり
強面で強くて男らしい従兄でした。

彼こそが今回の攻様になります。

攻様は兄貴分として
年下で骨が細くて色白の受様を
猫可愛いがりしてくれますが

受様にとって攻様は
超えねばならない目標であり
組の跡目を競う強敵手と思っています。

2か月前に軽い脳梗塞で倒れた組長は
自分に万が一の事が起こった場合にと
今のうちに次期組長を指名すると
宣言します。

組織の主だった者が本家に収拾された日、
先祖代々の裏山の一部を
管理を任されている組長の末の弟が
売却しようとしていることが発覚し
次期組長問題は棚上げになってしまいます。

件の土地には
曽根崎家の家訓で守ってきた慰霊碑があり
売却の邪魔だと勝手に移動したことが
組長の逆鱗に触れたのです。

というのもその慰霊碑は
祖先が粗末に扱った猫を奉ったもので
慰霊碑を移動すると決まって
猫の祟りが降りかかっていたのです。

祟りは誰という事もなく降りかかり
受様に猫耳が生えてしまうのです!!

しかも受様は
猫の発情期に同調してしまい
猫耳をふるふるして悶える受様の熱を
攻様は身体で静めてしまうのですよ(笑)

受様を元の身体に戻すため
組長の命の元、攻様とともに
叔父が進めていた売却話を探り始るのですが
なんと相手は商売敵の沼倉組で!?

叔父が狙っていたモノとは何なのか!?
受様は無事に猫耳を消せるのか!?

先祖絡みの猫の祟りで
猫耳が生えてしまった受様が
従兄の攻様の猫好きツボを押してしまい
身体から落とされるラブコメディです。

広域暴力団が舞台なので
薬とか情報屋とか鉄砲とか密談とか
ヤバい事情がてんこ盛りではありますが

猫の祟りで猫耳が生えた受様を
猫好きな攻様が猫かわいがりする為に
ほのぼので甘々なモードが炸裂していて
ヤクザモノのダークな雰囲気は
ほぼ緩和されております。

受様は母親の美貌を受け継いだことで
猛々しく強面で腕っぷしも強い
攻様をライバル視しますが
憧れの存在だからこそ攻様を超えたい、
勝ちたいと思っているのですよ。

攻様は見た目に反して好戦的で
ヤクザの血をひく度胸の強さやその実力を
事ある毎にまわりに知らしめる
受様の芯の強さを感じながらも

どこか危なっかしくて
放って置けない雰囲気を醸す受様を
文字通り可愛がっていたのです。

その上攻様は猫が大好きだったので
可愛い従弟が猫耳という萌えアイテム付で
助けを求めてくるのですから
もう手を貸す以外の選択肢なんて
選べるはずがないのですし

受様が祟りのせいで猫仕草をしたり
ゴロにゃんとすり寄ったり
熱い身体をすりすりされては
もう完落ちするしか道はなく(笑)

そんな身体から入った2人が
相手への思いに翻弄されつつ
叔父の野望を砕いて

猫耳を消した受様が
次期組長の使命を受けるまで
ワクワク読み進められました♪

猫化している受様が
とにかくエロ猫ちゃんなので
猫好きな攻様の受様を見る目が
萌えモードで可愛さ倍増しになって
絡みシーンは高糖度なのも
とっても楽しかったです ♡(ノ∇〃 )

朝香さんの極道ものは
ドレもラブリーテイストで
イラストが雰囲気ばっちりなのですが

今回の白崎さんの猫耳ヤクザも
すごく可愛くてイメージぴったりでした。

今回は朝香さんの既刊から
『俺様にゃんこ、極道のもふもふになる』
をお薦めします。
こちらは本物の猫の恩返し物語です(笑)

2

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