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itoshii kyori no chijimekata
オメガバース
α×Ω
kindle unlimitedで読んだ。
最初、表紙イラストとは別の攻めが出てくるのでちょっと戸惑う。
婚約者でαの真人とΩのちさと。
最初は甘かった二人の関係性が、ちさとに発情期がこない(=番になれない)ことで辛く苦しいものへと変化してしまう。
真人がモラハラ、ちょっと暴力的でちさとが可哀想になる。
医師の御薬袋先生の介入もあり、結局二人は別れることに…
別れて正解だと思う反面、抱き合って泣く二人を見ると、なんとか上手くいく術はなかったのかなぁと切なくなってしまう。
ここまでが一冊の1/3くらい。
ここから先は表紙の攻めである御薬袋先生(ふみちゃん)のターン。
ふみちゃんは、とにかくちさとのことを全肯定してくれるので、とても甘々で平和な雰囲気で安心感がある。
一緒に暮らしながらだんだん親密になっていく感じも良い。
作中で2年の歳月(描かれるのは飛び飛び)が流れ、最終的にお互い大好きラブラブ幸せカップルになるので、読んでいる自分も幸せな気持ちになる。
ちさとが「ふみちゃんかわいい」って思ってるのがかわいい。
あらすじに「体格差」とあるが、ちさとがとにかく小さくて華奢で顔もかわいいので、「この子はほんとうに男の子なのかな…?」とはちょっと思ってしまった。(局部も見えないし)
ただ、これはオメガバース作品でちさとはΩなので、Ω性も性別と捉えるとそこまでおかしくはないのかなと思う。
きっと男性体でもΩは華奢で小柄になる世界観なのだろう。
個人的には、受けの体格は大きくても小さくても、どちらもそれぞれかわいいと思うので、こういうものだと思えばあまり気にならなかった。
(逆に言えば、気になる人は気になると思う)
前半は辛い描写もあるけど、後半は全肯定溺愛攻めとの甘々生活なので、後半を重点的に読めば癒し効果が得られる。