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mato no hoshikuzu
おお……!!
黒社会を描いたディープな中華マフィアモノです。阿片が出てくるので1800年代後半くらい?ですか?
すっごく好みでした。
とにかく登場人物がめちゃくちゃかっこよかったです。ストーリーもさながら、キャラの生い立ちもしっかりしていて興奮しました。
月栄さんの儚く、弱く、妖しい色気、あまりにも良い…!!強くしようと精一杯頑張っているんだなぁと分かって余計に悲しくなりました。
攻めの姜も下まつ毛バシバシの垂れ目でかっこいい。フェラシーンがえっちで最高でした。
月栄の兄貴分である唐もとても複雑で激重な感情を前ボスに抱いていて、良いキャラです……。色気がある。この人は受けですね…笑
耳を削がれたことによって運命がくるっていく…?
次巻も楽しみです。
「悪い男」がわんさか登場して"悪党"好きには堪らない!
もう、本当に時代背景からキャラ設定まで萌えが詰まっておりました…!
【出世の為なら汚職も辞さない国家軍人×裏社会を牛耳る薄幸の若頭】の愛憎渦巻く妖艶なノワールBLです
1920〜30年代頃の"魔都"と呼ばれた上海が舞台。
アヘン戦争の影響で欧州諸国から領地を奪われ「租界(外国人居住区)」が多く健在し、東洋と西洋の文化が入り乱れていたカオス空間。まさに"魔性の都"上海。
都先生の絵柄と相性抜群で、煌びやかな上海と裏社会の危険な色気が漂う一冊となっておりました。
世界観だけでなく、キャラクターも最高!
ミステリアスで冷静沈着な表の顔に反して、脆い一面を覗かせる裏社会の若きボス・月栄(ユエロン)。
攻めだけに見せる弱さが儚く、何とも庇護欲を唆る受け様でした。
利用されているだけだと自覚しつつも、深みにハマってしまう初心な一面にグッときます!
そして、汚職まみれで激しい出世欲を孕む、国軍少尉の姜(ジャン)。
マフィアの月栄より何枚も上手で、月栄を同性愛者と見抜き色仕掛けで無理やり秘密を暴く様子なんて、正に"悪役"
そして、情事後の去り際に放った一言がまたエロい…
——腹に残った俺によろしく
もう、どっちが悪党なんだか…!
いや、確実に悪党は姜ですね。本当に罪深い男です。
そんな姜も月栄の儚げな純粋さに次第に惹かれていき……
他の男へ向ける月栄の恋心に気づき、静かに嫉妬心を燃やす様子が堪りません…!
国家軍人とマフィアボス。本来なら敵対し合う2人が利害の一致で協力関係となり、敵か味方か分からない駆け引きだらけな2人の交流をドキドキ楽しめました。
そんな中、月栄の兄貴分・唐に何やら不穏な動きが…?
ゆっくり惹かれ合う2人の行く末や、唐の思惑にハラハラするところで下巻へと続きます。
▶︎シーモア/白抜き
架空の魔都を舞台に繰り広げられる愛憎劇の開幕です。
最初はひりひりとした雰囲気で、甘さの欠片もない物語展開。
けれど怪しげな空気と先生の美しい絵柄がマッチして、妖艶な印象を受けました。
攻めの名前は、ジャン シウレイ。
人心を掌握し、高い位置へ上り詰めようとする野心家。
帯には”人たらし”と表現されていますが、人を誑し込むことを1つの手段として用いている確信犯です。
受けの名前は、ワン ユエロン。
裏組織の長でありながら、そう見えない美しい青年。
男が好きだということを攻めに暴かれ、貼り付けていた仮面が剥がれたあとは弱さを見せていきます。
2人の裏取引から物語は動き出します。
受けの弱みを握った攻めによる、若干のムリヤリ描写がありますのでご注意を。
上巻では受けの過去が明かされ、攻めに少しずつ心を開いていく様子が描かれています。
弱った時に攻めを呼びつけるシーンは最高に萌えました。
受けの心に巣食う男の陰に、無自覚な嫉妬をする攻めも必見です。
受けの兄貴分が物語をかき回していく予感、なところで終わった上巻。
気になる終わり方で下巻をすぐに読みたくなりました。
想像していた以上に面白かったので、ここのレビューがないことに驚きです。
最初は名前を覚えるのには苦労しましたが、手元にメモしてから読んでいくと慣れるのでオススメです。