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hiru mo yoru mo
2017年発表のアンソロジー「山田BL」に収録されていた作品。
「山田BL」もレビュー済ですが、今回単話で出たのでホイホイと。
表紙の「そろそろ抱かせて下さいよ」「断る」
…もうコレだけでこの作品の魅力ダダ漏れでしょ!
右にいる部下の白石が左の高瀬課長を口説いているわけですが、それというのも3年前、白石が知らずに高瀬課長行きつけのゲイバーに行って高瀬に気づいてしまってから、なんですね。
バーでの高瀬は、もう全くの別人。肉食系のバリタチ。
だから「抱かせて下さい」と笑う白石を全く相手にしてないんだけど。
してないんだけど!
コレね。
読んでください!ネタバレ無しで!と言いたいんです。
仕事のストレスもあって、プライドもあって、白石の存在は更なるストレス…
だから男漁りをする高瀬。
だがそこに落とし穴があった…
さて、高瀬と白石の間はどうなるのか⁉︎
これね。この短いページ数の中でこの展開。凄いんですよ。
構成が超素晴らしいと思うんです。ユギ先生サイコーですよ。
私は初見の時、あ!そういう事!とびっくりしました。
このひねくれたクール上司は一体どうする?
懐深い部下くんは一体どうする?
療養中、休筆されていたユギ先生。
相変わらず、色っぽい絵柄で、面白い展開の短編。
『山田BL』に収録されていた作品だそうですけど、私は未読の作品。
試読で単話1巻を読んだけど、面白いので、連載を購読したかったけど
・・読み切りで続きが無い様でした、残念。
企画課の王子様VS堅物課長。
堅物課長は、夜は別人。
夜は、出会い系のゲイ専店に遊びに行く。
髪型も、服装も、まったく異なるように工夫をしているのに、
そのお気に入りの店で偶然会ってしまったのが、企画課の王子。
王子は、課長をずっと口説いているけど、課長は靡かない。
・・二人の掛け合いが凄く色ぽくて面白い。
こうまでしないと、恋に渡りをつけられない性格の課長って、厄介ですね。