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生涯をかけた溺愛は、純度1000%
hamerareta akuyaku reisoku no yukusue ha
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初作家さんです
全体的に読みやすくて、この先生の心情描写が好きだと思いました
冒頭では受けが嵌められた場面など色々痛い描写がありましたが、しっかりと、容赦なく徹底的に受けを痛めるところが個人的にかなり好きです。
そのあと攻めに助けられ無事に新しい生活が始まる。
周りの支えや攻めの愛で少しずつトラウマを克服して普通の生活ができるようになる、ここの描写もリアリティがあり、そして攻めの溺愛や受けの無自覚が可愛くて幸せな気持ちになもなりました。
ようやく迎えるふたりの初情事の描写もかなり好きで何度も読み返しました。
展開が気になりどんどんページを捲り、好きな描写やシーンも多々ありますが、
初情事のあと(320ページ辺りでかなり終盤のほう)から、私はどうしても脇役たちはどうなったのか気になっているため、やや駆け足の感じがしました。
最初から最後までタイトル通り、幸せを掴んだ受けと彼の周囲を中心に書かれてます。
ただ個人的に、受けの元婚約者や元々いた国の事情やお父さんのその後など、前半ではかなりページ数をかけて説明された割に、あっさりとまとまったので消化不良のような感じがしました。
特に元婚約者のその後の行動はなんか意味があったのかなと勝手にそれを伏線だと思い込みました。
受けは精霊と会話ができて、精霊たちがたびたび登場します。精霊の描写も可愛くて癒されました。
凄く面白かったです。最近悪役令息とか令嬢ものにハマってたので、好みにドンピシャでした。
どうしてエミールが嵌められたのかとか、酷い目に遭っても耐えていたのかの理由が明らかになるにつけて、なるほどと唸りながら読んでいました。
そして、シグヴァルトが現れてからの展開が最高でした。エミールを貶めた王に有無を言わさず帝国で保護すると述べるまでの流れに凄くワクワクしました。
また、シグヴァルトとエミールが実はひっそりと友人関係を築いていたと知り、そしてその間もシグヴァルトがずっとエミールを想っていた事実にもかなり滾りました。
帝国に戻ってからもエミールを大切に扱う姿はまさに理想の攻めでしたね。エミールに段々と笑顔が戻って行く様子に胸熱でした。
そこで疑問だったのがこの作品の終わり方でした。身内だけの婚姻の儀式が終わって晴れて2人は夫婦となっていました。ここまでエミールがシグヴァルトに救出されてからひと月余りしか経っていません。
エミールの父親が独立宣言して公国の王になってましたが、元々の王国は混乱したままだし王と王太子は幽閉されてました。エミールの婚約者であった第二王子は他国に亡命してるし、何よりシグヴァルトとエミールの対外的な結婚式典はまだ終わってません。そして世継ぎ問題もエミールに説明すると言ったまま、まだだったと思いました。
凄く面白かったんですがとても中途半端なんです。なのでこれって続きますか?続いて欲しいです!出版社さまよろしくお願いします。
今回は魔眼持ちの帝国皇太子と精霊使いの公爵子息のお話です。
婚約破棄され投獄された受様が
攻様という新たな求婚者ととねに幸せを掴むまで。
侯爵家の次男として生れた受様は稀有な精霊使いですが
その力故に第二王子の婚約者とされます。
そのため人前で精霊達と話す事をも禁止されますが
水と地の精霊が常に彼に寄り添い、慰めとなります。
受様の生国・タンザナイト王国は
領土的には大陸第二位ですが
大陸の支配者は隣国レキサンドライト帝国です。
帝国皇族は魔力適性の強い魔人の血により
圧倒的な武力を持ち
王国は魔力格差と戦力の底上げのため
貴族の令息令嬢達のための教育機関・学園わ
能力のある平民にも開放する事となります。
受様が在学中の学園にも
平民ながら戦闘能力の高さで男爵家の養子となった
男爵令嬢が入学してきます。
彼女は物怖じしない性格で高位貴族の受様に接し、
受様の婚約者である第二王子は屈託なく接する
男爵令嬢に癒しを求めるようになります。
結果、男爵家の策略により
受様は男爵令嬢の襲撃事件の首謀者として捕縛され
王子との婚約破棄をされてしまうのです。
婚約破棄された時点で2人の結婚式は1月後に迫っており
花嫁を男爵令嬢に替えて式を行いますが
諸外国の来賓者の中には納得しない者が多くいました。
その1人が帝国の皇太子である攻様です♪
実は攻様は10年前に王国を訪れた際に
受様に求婚して断られた過去があり
晴れ姿を見る事で踏ん切りを付けようと
やってきていたので、王子に真意を質すのです。
花嫁を挿げ替えた第二王子の対応とは!?
攻様は受様を救う事が出来るのか!?
WEB小説サイト「アルファポリス」連載の
Web小説を改稿、加筆しての書籍化で
希少な精霊使いである受様と彼に恋していた攻様の
再会から始まるファンタジックな恋物語です♪
最初タイトル告知を見た時に流行の転生モノかな
と思った(↑これも好物)のですが
帯キャッチ「生涯をかけた溺愛は純度1000%」で
不憫系受様がスパダリ系攻様に溺愛される話と知り
ワクワクで手にした1冊です。
期待通り、メロメロな溺愛モノでとても良かったです♪
第二王子と花嫁を問いただした攻様は
受様が起こしたとされる事件の真相と背景を見抜き
王に受様への求婚を宣言し、牢からの解放を要求します。
精霊の助けを借りて何とか生きていた受様を
攻様はそんな受様を自国へと連れ返って
求愛していくことになるのですが
その様子もまた甲斐甲斐しくて細やかで優しくて
牢屋内のトラウマで食事がとれなくなった受様に
給餌する様はすっごく萌ツボでした♡
そして王国では隠されていた
受様の精霊使いとしての力も広めることで
その能力も正しく評価されるとともに
受様がありのままでいられる日々が送れるようになり
大満足な幕引きでした ヾ(≧▽≦)ノ
シグヴァルトの厚い愛がエミールを幸せな結末へと導きました。
序盤はエミールへの惨い待遇に読んでてハラハラ。
エミールの窮地を救いさらっていったシグヴァルト。エミールの心身の傷を取り囲む暖かい人々がゆっくり癒していきます。
作中のエミールが笑顔になる度、本を通して自分も笑顔になる。
シグヴァルトの元に戻ったエミールは正に天使(笑)天使の本領発揮(笑)シグヴァルトの恋愛感情上限知らず(笑)
最後はこれしかないという結末
シグヴァルトの愛に包まれる幸せになったエミールを見届けました。
表紙もまるで宝石絵のよう。
輝きが溢れる本を手元に贈っていただきありがとうございます。
とても重厚な文体…濃厚なラブラブシーン
まるでハリウッドの映画を最後まで見終わったようでした…。
二人ともどちらもセクシーで
小説なのに目のやり場に困ってしまう体験を始めてしました…。
素敵な心に残る二人でした。胸に焼き付いてます。
これからもきのこさんのBLを応援していきたい。
エミールはそのままでいればいい。
良かったです。
最初の1/3を乗り越えたらあとは大丈夫!?
祖国での常識や制約が帝国に行くといかに独特で国が変われば意味がないか。
エミールが精霊との交流を縛られ第二王子の婚約者として自分を律し、学院でさらに感情を隠し派閥まであり…。
読み終わると、帝国でのエミールからは信じられません。
嵌められた悪役令息、確かにな!
帝国の殿下がエミールをさらってくれて。
はぁ〜、10年前の初恋からずっとエミールを好きで。こんなんたまらないよ〜。
衰弱し食べられないエミールを甲斐甲斐しく世話をしてくれて。
もう帝国へ行ってからのエミールが、皆んなから大切にされて愛されて、笑えば皆が見惚れ食べられれば喜ばれ、殿下達に守られ祖国での境遇が嘘のように穏やかで。
殿下がな!良い人で。エミールファーストで、見守り支え導いて。
そう、ベッドでも導いてくれました!あんなにそれまで紳士だったのに…。
エミールは精霊に愛されたことで第二王子の婚約者にされ恋も知らず、あげくに裏切られ濡れ衣を着せられ投獄され国と領主の父に翻弄されて辛い目にあって。
それが…良かったねえ!
愛してるかどうかの見分け方、素敵ですね!
第二王子が最後までに何か関わってくるかな?と思ったら…。
あの時殿下が王子に全て言うべきことを言ってくれて、スカッとしたなあ。
ところで殿下の魔眼設定は具体的にどうだったっけ?人の気持ちがわかるのかな?
殿下の溺愛は満足度100%です。
辛かった主人公が攻めに助けられ自分を取り戻し素を出せるようになって良いお話でした。
文章や国の名前や固有名詞がちょっとしっくりこなかったかな。好みの問題でしょうが。
「生涯をかけた溺愛は純度1000%」
溺愛好きな私がこの帯文句に惹かれないハズがない!(๑˃̵ᴗ˂̵)……ということで、純度1000%がどういう意味なのか確かめるために、この物語の世界に飛び込みました。表紙からして期待大。
いやぁ〜……さいっこう…でした。
めちゃくちゃ面白かったです!
純度1000%の謎は分かりましたが、1000%と思うかどうかは個人差があるかも(笑)でも確かに溺愛純度は高かったです。あっまあまー♡
溺愛も独占欲も執着も、その矛先は全部エミール。昔からシグヴァルトが片想いをしていた相手です。
最初が最悪です。
エミールの婚約者の王子が、悪い女に引っかかってエミールを捨てたことから、ストーリーが始まります。それには複雑な理由があるのですが、最初から不憫・不幸なので読むのがツラかった。
死刑囚と同等の扱いを受け投獄されたエミールを死の淵から救ったのが、大国の皇太子・シグヴァルト。そうです、彼が「純度1000パーセント」の看板を背負った溺愛皇子です。
権力を最大限に使ってエミールを救い出した一連の流れは、拍手喝采。エミールの元婚約者をコテンパンにやっつけて、見事な勧善懲悪を果たします。すごくスッキリ!権力ブラボー!
エミールを自分の婚約者として自国に連れ帰ったシグヴァルトは、それはもう徹底的にエミールを甘やかして可愛がって、鼻の下伸びまくりのデレデレです。エミールは投獄生活で肉体的にも精神的にもダメージを受けていたため、療養しているのですが、アレキサンドライト帝国での温もりある生活と、周囲の人たちの温かさ、シグヴァルトの愛をたくさん浴びて元気を取り戻していきます。
この国での生活は幸せそのもので、前半の悲惨な状況を上書きするには充分。どこをどう切り取っても、エミールがたくさんの人たちから愛されているので、読むのが楽しくて楽しくて仕方がありません。曇りなき溺愛にニヤる〜
ただのシグヴァルト溺愛ストーリーじゃないんですよ。エミールが精霊使いとしての才能を発揮し、国が抱える問題解決に導きます。国のために貢献し、関わる人たちや精霊たちに無限に愛されていく姿は天使そのもの。妖精のような美人(表紙見てー!)で、聡明で、志も責任感も強い天然ちゃん。そして人たらし。好かれないハズがない!
婚約者がいるからと、昔エミールにフラれたシグヴァルトが諦められず追いかけた理由も納得です。
エミールは今まで「好き」や「愛してる」の感情が分からなかったけど、初めてその熱っぽい感情を抱いた相手がシグヴァルト。自分の気持ちに気付いたエミールの天然ぶりが、すこぶる可愛かったです(〃ω〃)
最後まであっというまに読んじゃいました。
冒頭の不幸からの幸せラブラブまでの過程が、ドキドキワクワクでいっぱい。サラサラっと流れるようなストーリーが美しくて、この世界にどっぷりです。アレキサンドライト、タンザニア、ダイヤモンドなど…固有名詞に宝石の名前が付いてるのも、おしゃれですね!
登場人物や精霊たちのキャラクター性もすごく良い。特にシグヴァルトのお父さんである皇帝が、エミールのファンなのにはめっちゃ笑いました(´∀`)こういったクスッと笑うシーンが所々にあったお陰で、物語がより楽しめました。
美麗な表紙に、可愛い裏表紙。そして胸がじんわり温かくなる素敵な作品を手に取ることが出来て満足感でいっぱいです。