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kamisama no ude no naka
『神様の腕の中』2巻。
今回は、アップルゲートと神父様。
ゲランと先輩。
そして、資産家の息子ランスロットと、孤児で従者のエッタのお話です。
【アップルゲートと神父様】
1巻でも少し出てきた2人。情事をシオに見られ、神父様は同様の余り、愛するアップルゲートを突き放します。
私の好みではないアップルゲート(外見も性格も)は、神父様の突き放しをすんなりと受け入れる。
神父様はケジメとして学校を辞め、最後の晩にアップルゲートの顔を観に行きます。
最後だから、ときっと、少しは彼からの優しい言葉を期待したのかもしれない。
けれど、アップルゲートの口から出てきたのは冷めた言葉だけ。
それに耐えられなかった神父様は逃げるようにその場を去るのですが、黄(ウォン)の後押しもあり、アップルゲートは神父様を追い掛けます。
いや、追い掛けたからって、廊下で無理矢理そんな…そんなっ!な展開(笑)
結局入らず終わりますが、きっと場所を変えて…でしょう。
何だかんだ言いつつ、アップルゲートは初めて愛する人に出会えた。
元々ゲイ(だと思われる)神父様は、初めて彼を見た時から恋に堕ちていた。
グルグル遠回りして、体を繋ぎながらも素直になれなかった訳ですから、学校を辞めた事によって堂々と愛情表現をしてくるであろう神父様にタジタジになるのは、意外にもアップルゲートかも知れませんね。
【ゲランと先輩】
卒業し、あと1週間で寮を出ていく先輩に告白され、出るまで一緒に過ごすハメになったゲラン。
つかみどころのない一風変わった先輩にゲランは振り回されますが、少しずつ彼の性格が分かり、一緒に過ごす内に居心地の良さを感じる。
先輩からけしかけられたキス。まさかの「いいよ」の返事。そして動揺して嘘だよと答える先輩。
先輩の、ゲランへの本気の好きがダダ漏れした瞬間でした。
寮を出る日。前に話した「ロシアンルーレット」メモ&ペンをする先輩。
風で飛ばされた連絡先を書いた紙を拾いに行き、ゲランが拾った所で先輩は既にいなくなっています。
紙は、白紙。何も書かれていないのです。
本当に好きだからこそ、離れ離れになってしまうからこその、先輩のゲランへの精一杯の愛でした。
あの瞬間は、少し切なくなった。
【ランスロットとエッタ】
ねこ田先生も「このシリーズの中での一番人気」と仰っておりましたが、例に漏れず私も一番好きな組み合わせがこの2人。
元々ショタに大興奮!な人間ではなかった筈なのに、エッタのあまりの可愛さにランスロットと共にメロメロ(笑)
最初はまるで犬猫を拾う気持ちでエッタに接した筈のランスロット。
みるみる、エッタへの気持ちが変化し、彼はそれに自身がついていけません。
私は、この2人は好きですが、最初の頃のランスロットは嫌いでした。
最初のエッチだって嫌いだ。何だあれ、無理矢理じゃないか。可哀相にエッタ。
自分自身で感情についていけないのに、本能で体を繋げてしまったランスロットは、徐々にコレが恋なのだと気付きます。
冷たい態度を取ったり泣かせたり、彼自身がエッタを振り回し、追いつめてしまう。
けど結局、エッタのその姿を見て、我に返って素直になるランスロット。
ここからはもう彼の表情が優しく豊かになります。
人間、愛を認めるとあんなにも優しい表情になるのだなぁ…(漫画だけど)
大好きな作品ですが、この『神様の腕の中』。
何度読んでも「見てはいけないものを見てしまった」感が膨らみます。
何ででしょう。いや、読みますけどね(笑)
エミリオ×神父様
1巻での続きですね
来るモノ拒まずなエミリオ…神父様とのお別れシーンは感動もの!
なんといっても神父様の涙が!(;;)
そして、寸前でエミリオの待ちきれなくて衝動的なエチシーンは素敵でしたw
ねこ田さんのこういう美しく描いているシーンはとても好きです。
結果的に離ればなれだけれど、エミリオにやっと本気の恋人が出来てよかったねーってかんじです
まあ黄とシオの予想通りの結果になりそうですが^^;
ゲラン×バジル
このお話は本当にバジル先輩はゲランが好きなの??
って疑問符が落ちるほど自然な友達関係。
でも先輩はとっても乙女チックな感じで可愛かったw
ゲランも次第に先輩にひかれていく…
最後ゲランの先輩らしいやって一言がもう切なかった\\\
メレディスさま×エッタ
私の評価が神なわけはこれ!
このカプ大好きなんですw
エッタが凄く健気で、そんなエッタを可愛いとは思っているようだがあくまで従者として扱うメレディスさま。
愛がないとこの2人のカプはぜーーーーーーったい成り立ちません!
エッタはご主人様が大好きなんだなv
とにかく甘甘で、エッタの涙が可愛い←
なかなかメレディスさまはエッタが好きだと認めなくってじれったかった
そしてエッタのことを思うと切ないです!
数話入っているお話から一番好きなお話を。
ゲラン(後輩)×バジル(先輩)
なんと言ってもバジルが魅力的です。
不思議系オトメン。行動言動、ロマンティスト。
リアルでは食べたお菓子の包みをちまちま取っておく男は……ですが、漫画なので可愛いで済みます。
読みきりで短いですが、伏線回収も良かった。
ハッピーエンドとは言えませんが、せつなさとどうにもならない喪失感が萌えです。
何年か後に巡りめぐった運命で再会する二人を想像してニヤついてしまいます。
このシリーズはギムナジウムスキーにはたまらん!
前回の黄×シオ編にも登場していたエミリオ×神父さまのお話。
シオに現場を見られてしまったことで神父は自分の立場とかもあってエミリオに別れをつきつけます。
エミリオもそれに従い2人の関係は終わったようにも見えたのですが、互いに想いは残ったままで。
エミリオは元々が誰彼かまわずなところのある子で。
だから、神父の方も遊ばれてただけなのかな?って思ったりもするけど、自分の想いは止まらなくて。
いつもは周りをたぶらかしたりして遊んでるような感じのエミリオが切羽詰まってる感じがよかったです。
ゲラン×バジル編。
卒業で退寮するバジル先輩に1週間だけ一緒に暮らしてと言われた後輩ゲランのお話。
バジルは卒業後のことを親に全て決められてて、自由にできるのはこれで最後。
というわけで思い切ってゲランに告白するも、ゲランの答えはNO。
それでもどうしてもとお願いして何もしないからと一緒に暮らし始める。
最初はバジルのことをどう捉えたらいいのかわからなかったゲランも最後の夜には…。
切ないというか、なんだか甘酸っぱい感じでした。
個人的にそれまでBLっていうのはどこかハッピーエンドが当然だと思ってたので、このラストは衝撃でもありました。
でも、すごく好きです。
たぶん、シリーズの中で一番好き。
最後の夜に事後、膝枕してる時の背中の絵と、ラストシーンの連絡先を書いてる時の表情が印象的。
一体、どんな気持ちであれを書いてたんだろう…。
ランスロット×エッタ編。
エッタはランスロットの従者。
本来なら上流階級の子ばかりが集められた全寮制パブリックスクールにはエッタは入れなくて。
けれど、従者としてならそれが可能で。
エッタはランスロットの言うことならなんでも聞いていたのだが…。
エッタが健気です。
ランスロットがどんなに見下していても少しも嫌う様子もないし。
無体なことをされても「忘れろ」と言われれば、少しもそれを見せなくて。
一生懸命なのにその気持ちがランスロットになかなか通じないのが切ないです。
最終的にはちゃんと通じてハッピーエンドですが、最初の強姦のような行為はランスロットとってもコワイです。
厳格なパブリックスクールが舞台のシリーズ。異国な話は得意じゃない方ですがこれは例外です。
シリーズですがほぼ読み切りとなっております。
バラエティー豊かで面白いですよ。あと絵が綺麗!