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kokodewa hisoyaka ni
吸血鬼という題材ですが、梅太郎さんでは初めて読むファンタジーです。
表紙の絵、私は結構好きなんですが、中身はもう少し暗い感じがします。
舞台が現代なので、あの中世のドラキュラみたいなおどろおどろしい雰囲気ではないのですが、他の人間に気づかれないように上手く人間社会に溶け込もうとする怪しげな雰囲気は上手く出ていると思います。
アカツキに噛まれた蜜が体の変化とともに心もアカツキに取りつかれていく様は精神的ホラーの雰囲気充分という感じでした。
アカツキの過去、蜜の同級生の友人、岡下との関係もあって、梅太郎さんお得意の切ないお話になっています。
永遠の命は吸血鬼物の究極的なテーマですね~。好きです。
吸血鬼と高校生の切ないラブストーリーです。アカツキの密の母親への想いとか、密の悲しい境遇とか、岡下の密への切ない恋心が入り混じって、随所で切なくなります。
◎登場人物
密:高校生。悲しい境遇から祖父に疎まれていたため、自分を大切にできません。そのため、身体を売って、寂しさを埋めています。
アカツキ:吸血鬼。密の母親と仲良くて、密の成長を見守ることを約束させられたのでした。密を憎みながらも、惹かれていく自分に戸惑います。
岡下:密の友達で、いつも密を心配しています。
密が、客としてアカツキと知り合って、アカツキの存在を恐れながらもアカツキに溺れていく様子にゾクゾクします。
岡下の、途中から友情を超えた執着も。
アカツキは、母親への想いが強かったけど、自分と同じ孤独の匂いを密に感じて…。命を掛けての、密への告白にはキュンキュンします。
番外編で、幸せそうな密とアカツキ、密と再会した岡下が見れて、本当に良かったです。
なぜか好きな作品で、何度か読み返してる1冊です。
吸血鬼ものとは分かっていたが、プロローグが抜けている?
というか、ページ間の些細な繋ぎで「ん?」と引っかかりながら読んだ。
(何ていうか、小説に例えると行間、間を読む必要があるというか…)
でも、雰囲気は好きなんだよね。
男相手に売春している高校生・遠野蜜は謎の男、アカツキに出会った当初から吸血され抱かれてしまう。
その後何度かアカツキに会っても記憶が曖昧なのだが、彼を吸血鬼として意識した途端に、幼少からの孤独な想いと相まって現実から逃避するような精神状態になっていく。
ちなみに、アカツキと蜜の母親・時子との間に過去何があったのか、蜜誕生の経緯がいまいち分かり辛いせいで「もしかして蜜の父親ってアカツキなの?」と勘違いしそうで焦った。
アカツキに側にいてほしいあまり、周りの事がまるで目に入らない様子の蜜の病み具合が浮き彫りになって、友人の岡下が気の毒な位になる。
この話は当て馬のはずの岡下の想いが何とも切なくて、その後のエピソードとなる番外編のほうがすんなりと読めた。
アカツキの吸血鬼然とした印象が薄くて、病んでいる受けと切ない当て馬のほうが印象に残った。
吸血鬼なんだろうけど、吸血鬼っぽくない感じです
血がでてくるシーンが多いのですが
完全に現代なのでね、ぽくないって思います
でも、血、血、血ーーーーー!でした
僕の中にアカツキの血が―――
って完全に病んでるmmm
深く読まないとわかんなくなると思います。
それくらい深いというか、病んでる
アカツキにおぼれてるっていった方がいいかな?
私的には岡下の蜜を思う気持ちの方が好きですね
壊れていく友人をほっとけないってゆうか。
それが何年も続くってすごいなー
自分は歳をとって、でも蜜は当時のまま。
会えてよかったなと心底思いますね。やっと報われるっていうか。
でも、最後のカバー端の四コマはいるのでしょうか?
作品のイメージを壊している気がしますm
吸血鬼ものです。
男に身体を売ることを、自分のバイトと考えている十野蜜。
夜の街で会ったアカツキという男、危険だと本能が告げているのに
彼に惹かれていく気持ちはとめられなくて―。
うっかりぼんやり読んでると、さっぱり意味がわからない…ということが
大いにありそうな作品とでも言いますか、まぁ微妙な感じでした。
梅太郎先生の作品は、ほとんど読んでいますが、
こちらの作品は、キャラにのめり込めなかったなぁ…。
2人の恋愛関係での結びつきが弱かった気がします。
なんとなく、お手軽に寂しい者同士が呼び合ってしまったような
気がしてなりません。
蜜と岡下、再会のエピソードには、ちょっとぐっときました。
恋愛という形ではなかったけれど、何年もの時を経ても、
お互いに気にしあう友情っていいなぁ…と。
決して嫌いなお話ではないけれど、ミステリー・ラブというには
ちょっとインパクトが弱かったかな。