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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
5巻。
雪と寒さの1巻から、暑い夏の5巻まで続いてきました。
夏、といえば怪談?
というわけで、冒頭は雪・銀・暢・ハルでの百物語。
さて、満を持しての子犬の友(とも)の巻です。
はじめは可愛らしい質問から。
「あかちゃんはどこからくるの?」
ハルは焦っちゃって、どう言おう何言おうとアタフタ。
蓋を開けてみれば蝶のサナギを見ての質問だったわけだけど、そこにはかつて見た人間の赤ちゃん、その赤ちゃんのお兄ちゃんに拾われたこと、そこは社宅で犬など飼えないと言われたこと、お兄ちゃんが隠れて可愛がってくれたこと、お兄ちゃんが一生懸命飼い主を探してくれたこと、色んな偶然が重なってお兄ちゃんとお別れすることになったこと…
もう、友のエピソードは涙…
周りの人たちは決して悪い人たちじゃない。だけど。
友を見つけたのが銀と暢でよかった。友ががっこうに来れてよかった。
さて、「隣」と「野良」がハルと接点を持つか?というところで終わります。ひとつのクライマックスのはじまり。
可愛いケモミミ&シッポの生徒達と新米教師の多田でくりひろげられる『がっこうのせんせい』、今回は、犬の友のお話になります。
このシリーズで一番好きなのが友です。なので、この5巻が一番泣いてしまいます。
拾ってくれたお兄ちゃんとの楽しいひと時。ガマンの後の幸せな時間。悲しい別れ。銀と暢太に連れて行かれた学校。
心を閉ざして無表情な友に胸が痛みます。ガマンするから笑って、と大泣きするのが切なかったです。暢太の号泣にも、4巻を思い出して涙が出ます。
この学校での幸せそうな友たちの表情に、心から良かったと思えます。
5作目のシリーズは行方不明の校長先生がまさかの登場です。
多分帰らぬ老猫さんになっていると思うのですが、
そんな校長先生が夏の暑い時期にこっそり多田先生の口を借りて降臨。
そこで視えてくるのが多田先生と校長先生が実は浅からぬ縁だったこと。
人の世も動物の世も不思議に満ちている、運命の導きみたいです。
そして、今回のメインはなんと言っても多田先生大好きのワンコの友くん。
ちょっとした擦れ違い行き違いで学校にくることになった過去が明らかに。
決して人間との間に不幸な事ばかりでは無かったのだと知ることが出来て
読みながらほっとしてしまいました。
自分のせいで相手に悲しい顔をさせたくない、なんて健気で心優しい友くん。
ワンコの健気さが心に染み入るお話です。
メンバーの過去話が一通りまわりましたね。
わんこな友。私の中ではわりと主役に近いとこに居るのかな~と思って読み始めていたんですが、エピソードは最後でしたね。
結論、別れてしまうエンドにはなるわけですが、めいっぱい愛されてるのがわかってうれしかった。
何よりも、友がうれしそうにしているのを見るのがものすごく切ない判明うれしい。
暢が泣いた瞬間、先ほどよんでた暢の話がよみがえってまた涙。
号泣ものではあるものの、いい感動をいただいたなと。
世に居る動物達がこんな風に感じてるとおもったらまたいとおしくなりました。
可愛いw