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fuwa moko fuyuuden

鹿乃しうこ先生の作品はコミックスではほぼ読んでいると思っていたのですがこれはコミックスに入っていなくて本日初めて読みました。
ちなみに先生のファイナルコミックス(涙)に組み込まれるとの事です。
先生の作品中結構多い霊的なものについては興味があるとは言えないほうだったんですが、これはめちゃ面白い!
慕っていた先輩が行方不明になり心配する長身コワモテだけどわりかしヘタレの後輩。
彼が店長をしているヘルスに置いてあるウサギのぬいぐるみになんと先輩の霊が乗り移っていた、、
で、このぬいぐるみがなんとも可愛い〜
ケモ耳BLが人気なのがなんか分かった気がする。(この作品はケモ耳ではないですが)
外見と違って後輩も気が優しくて可愛いし、先輩も孤独な内面を隠していて健気に可愛い。
そう、2人とも孤独で実は震えているようなところがとても似ています、なんならこのウサギのぬいは2人のさみしい魂を象徴しているかのよう。
ラストについては幽霊が実は、、というどんでん返しパターン、BLにめちゃ多いなと思っているのですが他のジャンル?でも見かけるんでしょうか?
ともあれ、最後ほろっときます!
もっと読みたいって気にもなります♡
追記、ヘルスの女の子が登場しますので気になる方もいるかもしれません。
鹿乃しうこ先生による電子短編。
タイトルは「ふわもこ浮遊伝」。
なんとも不思議なタイトルで内容が想像つかなかったんだけど、読み始めてさらにびっくり。
先輩が行方不明になった。
堤防沿いで携帯が見つかったきり。川に落ちたのかもしれない…
家族のいない先輩を探すのはオレひとり。
…と思い詰めるヘルス店店長の鷹山。
ある日、鷹山が店の客に刃物で刺される?というトラブルが起きるが…
そこから物語は奇妙な展開を見せ始めます。
店にあったウサギのぬいぐるみ。
ぬいぐるみが鷹山を……助けた⁉︎
…と言ってもまあホラー度は低いです。
それよりも鷹山の真心と先輩の思念のようなものが物語を形作っていって、ある奇跡が起きるのです。
鷹山がちょっとコワモテ。眉毛が無くて顔に傷あり。
そんな鷹山が純情なところも萌え所です。
短編なのに、しっかりまとまっていて面白かったー!
風俗店の店長を務めるコワモテ攻めが唯一慕っていた高校時代の先輩。その先輩が行方不明になり、自分以外誰も探す人がいない…という状況。
ある時攻めの危ないところを助けてくれたウサギのぬいぐるみには、先輩が憑依?していてー?というお話。
ちょっと不思議なファンタジーです。(もしくは超薄味ホラー?)
ウサギのぬいが可愛いし、ぬいを大切にする攻めも可愛い。2人の想いのゆくえや攻めに迫る狂気…そして先輩は結局どうしてしまったのか?
この短いページ数の中でこれだけの要素を盛り込み、きちんとまとめるしうこ先生の偉大さを見ました。とても良かったです。