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作家さんの新作発表
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古めの作品ですがイラストはキレイです!
王侯貴族のファンタジーが読みたくて購入。
弱冠15歳で即位したての王子様ががんばって執務を行おうとするのだが、隙あらば口説いてくる公爵相手にアワアワするのがカワイイ話。
それを注意しながらも王子にはどこか甘くなってしまう無愛想な宰相も、結局王子が好きなんですよね~。
絵はキレイだし王子はかわいいし、ほのぼの系でまったり読めました。たまにこういう作品が読みたくなる。
《個人的 好感度》
★★★・・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★・・・ :構成
初読み作家さんです。
表紙のいかにもヨーロッパ王朝っぽいところに惹かれて読んだ作品です。
中の絵も表紙のイメージそのままで華のある絵柄でした。
舞台は18世紀のヨーロッパの架空の国。
15歳で王位についた王子と後見人の公爵、宰相の3人が主な登場人物ですが、そこに王子の教育係のレオ、ラストの方には王妃候補として押しかけて来た(?)隣国の王女も絡んだラブコメです。
メインキャラの3人についてはそれぞれの想いが報われない三角関係の状態なんですが、健気に一番努力しているのが私には宰相に思えるんですよね…腹黒キャラなんですが(笑)。
王子は密かに後見人の公爵に想いを寄せているのですが、公爵は息子に王位を譲った先王に想いを寄せていて、しかも今は恋人のような存在の青年とも関係があります。
この公爵がなかなかはっきりしてくれないのでお話も続いていくのですが、明るいコメディタッチなので楽しくは読めます。
ただ、一番努力してない人がいいとこ取りをするようなラストなので、そこが私的には納得いかないというか…まぁ、王子的には両想いになれて良かったんでしょうが…宰相が気の毒だな~と思った作品でした。
一途さにかけても宰相の方が公爵よりは上だと思うので、絶対愛してもらえると思うんだけどなぁ…(って、まだ言うw)