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maccho max
2011年、漫画サンデーに連載された「ボディビル漫画」。
今回、続編1編と単行本未掲載の読み切り1編を加えて電子化されたそうです。
今回は、完全非BLながら、かすかにかすかにブロマンスのかおりが漂うような漂わないような…の表題作のみレビューします。
「マッチョ★マックス」
主人公はぼてぼて太って女性から笑われ無視される三郎。
ある日大学内でミイラのような男に飲んでいたペットボトルを奪われそうになり、頭を打って失神してしまう。
気付くとそこは大学のボディビル部の部室で…
…と始まります。
部室には、褐色のムキムキ美男が。
三郎はたるんだカラダ、無気力な精神を罵倒され、これまでの女性たちからの冷たい視線を見返したくないか?と挑発される。
そして、明日。あの獣が変身する。自分の目で確かめろ!と。
ここで、あのミイラ男がボディビルの新人戦に出場する部員であることがわかります。
極限の食事/水分制限でのミイラ状態。そこにゆっくり水分を摂ると…
それがマッスルの奇跡、カーボンアップなのだ‼︎
…みたいなお話な訳ですが。
このボディビル部の部長のカリスマ性というか…部員たちの信頼と心酔を一身に集めて、三郎すらボディビルの世界に引き込んでいく人間性のようなものが読みどころでしょうか。
確かに三郎は、モテたいとか笑われた事を見返したいとか、そういうコンプレックスからの衝動もあったのでしょう。でもそれ以上に部長をはじめとする部の先輩たちとの連帯感というか…
一種の集団ブロマンス的な?
とにかく青年誌絵柄、ゴリゴリ筋肉。それでも読めるよ!という方だけおすすめします。
BL的には萌は皆無。スゴイという意味で「萌x2」で。(Renta!で読めますよ)