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reizoku no teiri
前作で、嫉妬と正義感から、式見が溺れる相手を消そうとした瀬戸。
式見に恋人ができて天使から地上の人となり、崇拝する対象を失う。
虚しさを抱える瀬戸に、破れ鍋に綴蓋的な恋人ができる。・・良かったね。
以下、私の要点マトメ。
乃木映爾:40歳,
大人気の画家, 観察眼が鋭い。
嗜虐性のはけ口として瀬戸に目をつける
瀬戸佳槻:30歳,元子役 M気質。
母の為に9才から枕営業で役を得てきた事への自己嫌悪で体調不良
式見の助言を受け転職、救われる
式見のマネージャーとなり、式見を天使と崇める,
式見の仕事を取りに行き、乃木に絡まれ、嗜虐の歓喜に震える。
天使の定理の主人公だった式見のマネージャーが、今回の主人公(瀬戸)です。
萌えポイントは、食料の口移してすね。
瀬戸が幸せになってよかったです。
式見のその後の、幸せぶりも読めて良かったです。
兄弟の定理は未読ですが、天使の定理は読んでいます。
天使の定理を読んだ時にも同じことを思ったんですが、確かにBL要素はあるし、男性同士のエロが重要なキーになっているんんですけど、それが主題じゃ無く式見槐という人物が主軸になっているストーリーなのだなと。
沙野風結子さんの世界観が壮大で、目が回りながら読んだっていうのが正直なところです。読んだ後にはぁ〜っ、ほぅ〜っ、と酸欠になる感じ(笑)
乃木と瀬戸の二人は同じすぎて破滅の道へと進んでいたのでしょうね。式見が介入することで、一度離れた二人。長野の廃村になってしまった、かつて暮らしていた土地で瀬戸と再会するところから、再度始まる二人。
その過程を経たからこそ、羽化出来たのかも知れないなと思うわけです。
そのままだったら、きっと瀬戸は5人目になってたよね。
後書きにありましたけど、瀬戸は乃木のマネージメントをするようになるのかな。きっとそれが良い。
そして確かに山内君のことは心配です(苦笑)
笠井あゆみさんのイラストがこんなに合うというのも素晴らしい。
なんとも言えない読後感をもたらしてくれるBL作品ってあまり無いので、記憶に残る作品になりました。
式見3部作終了しましたね。今回も式見が大活躍してたし、何なら神々しいとまで思ってしまいました。そして、沙野先生の文章力の見事さが光る作品となっていたと思います。
今作にはチラッと「兄弟の定理」のCPが登場するのと、「天使の定理」の式見と貞野が重要な役回りをしているので2作は読んでおいた方が良いと思いました。
さて、今回の乃木と瀬戸ですが嗜虐性と被虐性をそれぞれ持ち、一見するととてもお似合いのCPに思えるんですが、どうしても破滅に向かってるとしか思えなくて、この2人が行き着く結末を沙野先生はどう料理して行くのかと興味津々で読み進めました。
乃木の抱えてる苦しみは終盤まで明らかにならないので乃木の瀬戸を救いたい気持ちは伝わって来るのに、破滅に向かってるとしか読めなくて期待したり不安になったりと気持ちがグラグラ揺れてしまうんです。
乃木に依存する瀬戸の異変に気が付いて動き出す式見がまた素晴らしいの一言でした。
初対面で乃木を圧倒する式見に敗北を認める乃木、息詰まる対決にページを捲る手が止まりませんでした。
3部作を通して書かれているのは破壊と再生なんです。人間の業を見事に書き切ってると思いました。
再生にあたる終盤の乃木の故郷での話が凄く素敵でした。この季節にピッタリ合ってて、乃木と瀬戸の思いがやっと噛み合うんです。
読後感も良く、ここまで読み進めて良かったと思いました。
『チェンジリング』の方も先生が書き続けていらっしゃって、何処かで発表して下さるそうなので楽しみに待ちたいと思います♡
作家買い。というか、前2作読んでるので、読まないでいられるかいっ!というわけで感想です。
ちなみに、前2作(兄弟の定理、天使の定理)を履修後に読んだ方がいいと思います。なぜというに、この独特の世界観は3作揃って完成形という印象をうけたので。そういう意味では(?)神評価でもいいのかなーとか思いつつ、すみません、作家様の熱量に自分の熱量が追いつかなかったような…。ある程度のBL読みとしての熱意(?)を求められる作品じゃなかろうか…?と悩んでしまいました。
式見槐・3部作のフィナーレにふさわしい、全能の天使・式見を崇拝するマネージャー・瀬戸編。シリーズに共通してる気がするんですけど、全身全霊で相手に対峙する緊張感満載のソリッドなラブストーリーでした。被虐受さんの気質の原因も発露もわかりやすいのですが、お相手の乃木の嗜虐性を受に見合うくらいのものとして感じられなかったというか、受がすごすぎて薄まっただけなのか…。この二人の甘さのないエロがね、毎度死と隣り合わせの”真剣”勝負みたいでハラハラしました。
攻様が画家ということで、ハメ描きの描写にはいろいろ撃ち抜かれました。”描くことが性的な動き”!!接合部を動かさずに、ひたすらペンを動かし、描き描かれながら達するふたりのハイレベルな行為に、しばし暑さを忘れました。。。そして、散々の爛れた行為の果てに、純愛・ベーシックなおせっせに至るという展開が新鮮でした。いつも読者に新たな官能の可能性を示してくれるエロ、その鮮度の高さは、さすがの沙野先生です!
裏テーマは作品のモデルとして瀬戸が着せられるアレなんですけど(粘膜部分だけ解放してるという粋なアレ)、あとがき読むまで、勝手に”裏テーマ:粘膜”かな~と予想してましたw。受に攻の体液をコーティングしたまま眠るプレイとか、何かにつけ舌絡めがち(好きだ!)という印象が強かったので。しかも、このアレの場面は流れからなんとなく唐突に思えたのですが、最後の最後に”あ、それだったか!”と意表をつかれました。
基本的に式見ファンな私(でもあんまり貞野が好きじゃないw)は、式見と要斗とか式見と瀬戸とか、そういう組み合わせもよかったな~とか平凡な妄想しちゃったりするんですが、そんなもんではない!非凡な三CP三様があって、彼らが織りなすシリーズ全体としての完成度の高さは特筆すべきかなと思いました。あとなんといっても、挿絵/笠井先生が正解中の正解ですよね。(ちょっと他の組み合わせは考えられない!)
おまけのSSは”カルテット”。はいタイトルの通りです。希望としては、全員が達するところまで読みたかったです。
『天使の定理』に登場した、式見のマネージャー・瀬戸が主人公。彼の被虐的な性癖が引き寄せる、破壊と再生を彷彿とさせるシリアス&ディープなハード・ラブストーリーです。(なんだか薄っぺらい煽り文になってしまった、、)
発売まで待ちきれなくて、作者様のツイからあらすじに触れてしまって正直後悔してます。瀬戸と乃木の出会い→式見の絵を描いてもらうまでの駆け引き段階は想定内。二人の関係性には共依存か破滅しか見えてこのないので、作者様がどういう結末に導いてくださるのかに全集中することで振り切りました。やはり、終盤からエンディングまでがとてつもなく素晴らしかったです!
式見が天使になぞらえられているキャラなので、キリスト教的なモチーフのように感じてしまった小道具があります。それは、乃木の主食みたいなパン。これ、エロティックなシーンとしても機能しているんですが、あの有名な格言を思い出させるんですよね。「人はパンのみにて生きるにあらず」。BLなので、ラブであって欲しいな〜というのが個人的願望なんですけど…(沙野先生のお話はハードだからこそラブが際立つと思っているので♡)攻めから受けだけでなく、受けから攻めに食べさせるシーンがあるところが素敵です。
そして、今作でも式見が自己犠牲を払うかのように自ら乃木の相手になり、瀬戸を救うエピソードは見せ場のひとつ。後にめちゃくちゃ生きてくる演出に泣けますので、細部までどうぞお見逃しなく…!
お約束の裏テーマ、わたしはブフッと笑ってしまったクチです、すみません。個人的にBL作品でラバースーツネタ読んだのって、直近だとじゃのめ先生の『大人すぎるマイラバー』(5年前)だったので久しぶりすぎて。ニッチすぎやしませんか?他を読んでないだけかなぁ?でもちゃんとラバースーツには意味があるんですよね、乃木が「羽化」という現象を画として写しとるために。なので笑って済ませられないところが油断ならないっす笑
とにかく終盤からエンディングにかけて怒涛のたたみかけで、先を追いながら感情が掻き乱されまくりでした。それまでの想定内を遥かに超えてくる着地に、安定の沙野先生だなとニヤリ。
乃木×瀬戸カプも「ループ断ち」というテーマを抱えていた二人でした。「もう繰り返す気はない」と叫ぶ攻めに、「抜け出そう」と答える受け。もしかしたらこの繰り返しからの脱出は定理三部作に共通する通奏低音だったのでしょうか…。今作も受けが体を張って頑張ってくれます。受けが能動的なところもイイんです!
前二作のキャラ総出演なところも華々しいフィナーレといった演出ですが、作者様にとって式見というキャラが特別な存在だということが本作でもよく伝わって参りました。物語が終わってからも、それぞれのカプが幸せでありますようにと、しんどい恋を経てきた彼らだからこそ願ってやみません…。
自分の中では燦然と輝く式見自身の物語が頂点なので、完結編ではありますが今回は萌×2で。
先生買い。定理シリーズの3冊目。前2巻読んでないと面白さ半減だと思うのでぜひ前2冊からどうぞ。3冊目の受けは2冊目受けのマネージャーさんで、攻め受けとも重めな方で破れ鍋に綴じ蓋?と感じたので萌にしました。本編250P弱+あとがき。
未だに式見への思いに囚われ「心臓が止まりたがる」という様子の瀬戸。ある日、式見のポートレートを描いてもらえると人気の画家と打ち合わせをしたのですが、式見とは会わず写真だけで「描く」といい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
2作目カプ(式見多め)、1作目カプ(ちょい出)、井上、山之内、大野(受けの上司、後輩)ぐらいかな。式見、いいとこ持っていくなあ。
++攻め受けについて
受けは2作目で、2作目攻めを殺そうとしたぐらい、式見を崇拝、恋慕している方。壊れているんですよね、メンタルが。母譲りの美しさを売りに芸能界レビューさせたい母(元女優)により、幼いころからオーディションを受けていた瀬戸。式見のような華があるわけではなかったので、大人に媚びないと受からず、母に認めてもらいたいために多少の大人のいたずらは受け入れるようになり・・というトラウマ持ち。もう限界だったのかな、壊してほしいと考えていたところに「やばい、こいつ」と思っているのに攻めに出会ってしまいます。
攻めは攻めでその画力というか観察眼で?壊れかかっている人をほんとに壊しちゃう方。特殊能力ではないのですが、芸術家パワーとでも言えばいいのか?ある種凄いものを作る方のエッジの利いた才能故といえばいいのか?大事に思った方をこれまで4人亡くしておられたらしく、こっちもぎりぎり限界でした。
攻めも受けもお互い限界ぎりぎりだったのですが、奇跡的に二人して前を向くことに成功するというお話でした。途中まで二人して、虐め虐められ苦しいのですが最後の最後に「お前を大切に思って、すまない」という攻めの言葉ですべて洗い流された心地でした。なかなか重めなお話なので、これから読まれる方は後半の解放感を楽しみになさってください。
「兄弟の定理」「天使の定理」に続くシリーズ3作目。
既刊は未読でも大丈夫だと思いますが、
天使~だけでも読んでおくと理解度が増すと思います!
・生死ギリギリのところで家族の絆を繋ぎ合わせた1作目
・殺し合いも辞さない覚悟で殻をぶち壊しにいった2作目
・壊して欲しい自分と壊れそうな繊細さが描かれた3作目
これら定理シリーズを読んで感じた共通点は、
生きることへのハンパないエネルギー量でしょうか。
読んでるこちらのパワーまで炙り出される感覚があって、
圧倒的な筆致に魂を削ってるのでは……?と感じます。
天使の定理がかなり過激で異次元の愛だったので、
繊細さを持ち合わせた今作は天使が地上に戻ってくれたなーと(笑)
前作で圧倒されちゃった人も今作は少し身近に思うかもしれません。
人が壊れていく描写はあるにはあるけれど、
再度立ち上がる力もあってものすごく良かったです!!!
定理シリーズ好きだ……(∩´///`∩)
さてさて。
「天使の定理」で登場した式見のマネージャー・佳槻。
弦宇を殺そうとしたほど式見を崇拝してたあのお人です。
式見と弦宇が恋人になって大丈夫かな?と思ったけど…、
大丈夫じゃなかったですね(ФωФ;)
元々被虐的嗜好を抱えて居たのが加速してしまい、
少しずつ自分をコントロール出来なくなっていて…。
そんな折りに出会ったのが画家の乃木でした。
乃木は佳槻の性癖と噛み合うように嗜虐的な人物です。
「式見槐の絵を描いて欲しい」
この依頼をキッカケに2人の内面が暴き出されて
少しずつ壊れて壊わして、少しずつ再生していくお話です。
2人の性癖が合致した前半。
なんともいえない淫靡な描写が続く続くッッ(∩´///`∩)
ただコーヒーを飲み干すだけなのに感じるエロス……!
視姦っていうんですか。
完全に目で犯されててまぁ~~エロい。エロいが過ぎる。
(BLに登場する画家さんって視姦好きだよね……)
(いや、生身の人間を描く行為自体が崇高なエロスなのか)
ここまではね、良かったんですよ。
でも次第に性癖が合致しすぎる2人だからこそ
踏み込んじゃいけない領域に入っていってね……(;ω;)
単に嗜好だけの話で終わらないのがこの作品の良いところで。
乃木は決して強い人間ではないんですね。
人を壊してしまうことに恐怖を抱えて怯えてて。
そして佳槻もまたそこまで弱い人間じゃなくて、
見据えた目標があれば立ち上がって強くなれる人なんです。
天使~の魅力がどれだけ叩いても壊れない苛烈的な強さだとしたら、
今作はいつ壊れてもおかしくない人間の弱さがすごく良かったです…!
前半の嗜虐的・被虐的行為があり、
中盤の転換期を経て、
後半に続く非常に凪いだ時間への変化が刺さりました。
忌まわしい過去に振り回されて傷ついた2人が
支え合って癒やし合う姿に涙・涙でもぅ……ッ!!!
そして今作にも登場する『式見槐』という人間の魅力。
なんでしょうね。やっぱり圧倒されちゃいます。
弦宇という伴侶を得たことで人間味もましたかな…?
佳槻の心配して想像以上に関わってきたのが新鮮でした。
そんで弦宇は完全に番犬化しててwww
すっかり飼い慣らされた獣の姿が可愛らしかったです。
兄弟~のカプも少し登場します。
(今思えば式見に誘われて落ちなかった要斗すごい…)
(兄弟と恋人のバランスが取れてるようで嬉しい!)
「人間」というエネルギーの塊を描いた定理シリーズ。
今作も生命力に圧倒されながら読みました。
出来たら3部作セットで読んで欲しいと思う作品です。
『兄弟の定理』→『天使の定理』に続く、定理シリーズ(沙野先生曰く「式見槐 三部作」だそうですが)の3冊目。沙野さんは個人的にハズレがない作家さまなのですが、今シリーズはもうとにかく大好き。めっちゃ萌える…!
今シリーズは甘々な作品ではありません。
ほのぼので優しいお話が読みたい気分の時には回れ右。
複雑な内面を持った男たちの、魂と魂のお話です。痛い描写もあります。が、だからこそ、でしょうか。胸を打つものがあります。
3作目に当たる今作品は、前作の主人公・人気俳優の式見槐に恋い焦がれていた彼のマネージャーの佳槻のお話。表紙の黒髪の彼です。
式見槐に、かつて精神的に救われ、以来一途に想い続けてきた佳槻。
が、式見に恋人ができ(ここまでが前作で描かれていたお話)佳槻の恋は失恋に終わった。そして自暴自棄になった彼は、嗜虐的な性行為をしてくれる男とのセックスに溺れていくように。
そんな中、式見の仕事を介して一人の画家と出会う。
何もかにもを凌駕するその画家・乃木が持つオーラに、佳槻は惹かれ、そして彼に己を壊してほしいと願うようになり―。
佳槻の過去を上手に絡めて行くストーリー展開がとにかく素晴らしい。
佳槻の子役時代の過去、母親と、姉との複雑な関係、そして、彼が枕営業をするに至った経緯。そういったものが過不足なく紡がれていて、「佳槻」という青年の人物像が見えてきます。自己肯定感が低く、式見に傾倒していった、その理由が。
一方の乃木。
佳槻との関係は、さながら捕食者と被捕食者といったところか。
「自分」を愛することも許すこともできない佳槻にとって、自分を壊し捨ててくれるであろう乃木は、まさに求めていた存在だった。
そんな危うい関係を築いていく二人だったが…。
佳槻については、彼視点で描かれていて、かつ彼の思いとか過去、葛藤がきちんと描かれているので分かりやすい。けれど乃木に至っては凄くミステリアスなんですね。途中まで彼が何を考え、どういう男性なのか、というのは読者にも見えてこない。が、そのギミックって言うんですかね。ミスリードっていった方が正解か。獰猛で、傲慢で、粗暴な男、として序盤描かれていた彼の心のうちが見えてくるようになると、ストーリーの色が一気に変わる。
作中、「蛹」「羽化」「翅」という言葉がところどころで出てきますが、佳槻しかり乃木しかり、彼らは羽化を経て一歩前進していく。それはお互いに出会ったから。お互いの存在があったから。
ずっと孤独の中で固まっていた感情が、蛹を経て、羽化し、つくりかえられ、そして自ら翅を得て羽ばたけるようになっていく。途中までイタいお話だったのが、もう最後の方は思わず落涙してしまいました。
で。
今作品は非常にエロティックです。
エロいんじゃないんです。
もう、芸術です。
普通のセックス、ではない。キスシーンとか素股とか、お道具とか、すんごい淫靡なんですよ。そして、とどめがラバースーツ。
そしてそれを笠井画伯が挿絵を描かれているという眼福さよ。
もう最高か。
今作品には序盤から「壊す」というワードがたくさん出てきます。
それは自分を愛せなかった佳槻が、自分を放棄したかったから。
けれど、壊され、そしてそこから再生していく二人の強さと愛情にめちゃめちゃ萌えました。
あらすじに「シリーズ完結!」と書かれているので、今作品で完結を迎えたのだと思いますが、すごく寂しい。まだまだ続いていって欲しい世界観を持つシリーズでした。沙野先生をして「式見槐 三部作」と言わしめる、槐の世界観に圧倒されっぱなし。
多くの方に手に取っていただきたいと思わせる、文句なしの神作品です。