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anata no tonari ni suwarasete
なんと言っても亜澄が可愛い
「恋愛操作」山代啓の友人で家具職人(家具デザイナーらしいが・笑)の鷹宮信仁と信仁が造った椅子に惹かれた吉野亜澄の恋。
お酒に弱いのにすぐヤケ酒を飲むやんちゃな亜澄が可愛い。
信仁もまめに亜澄の面倒を見て可愛がっているのが一目瞭然です。
信仁の兄の恋人、円さんが美人でした。
それにしても、亜澄ね間違えるほどのそっくりな鷹宮兄弟。
いつか末っ子も登場するでしょうか？
山代に意地悪されたりしちゃうのですがへこたれない亜澄もなかなか根性が座っています(笑)
奥村も登場して美味しい１冊でした♪
落ち着ける場所。
「恋愛操作」にも出てきた仁と亜澄のお話。
どんなに大層な賛美よりも真っ直ぐで素直な言葉の方が胸に届くというのはよくあることで。
亜澄が気に入ったイスは亜澄にとって一番ホッとできる場所で。
そんなイスを作った仁もまた亜澄にとっては落ち着ける場所になっていって。
けれど、不安になることも多かったりで。
そんな時に助けられるのは仁の言葉。
自分の信じる人の言葉だから自分も胸を張っていられる。
一生懸命な亜澄ですが、どう見ても仁が最初っから亜澄のこと気に入ってるよね？ってお話。
「ラブ・サイン」
視線が絡むのは本当は一方通行ではないから。
互いが互いを見ちゃってるから絡むんだよね。
好きな子を苛めたくなる気持ちはよくわかる。
王道歳の差カップル
こちら、中身はちょっと昔に出たものの新装版。
恋愛操作の啓がお邪魔虫役で出てきますが、やっぱり蓮川さんは最近の絵柄よりも、このくらい少し前の線のほそーい感じのほうが好きだなあ…なんて思ったり。
欲しかった椅子が売れてしまい、バーで飲んだくれていた亜澄を介抱してくれたのは、まさしくその椅子をデザインした家具デザイナーの仁。
同じ椅子が仁の家にもあるため、亜澄は仁の家に通うようになり、次第に彼に惹かれて行きます。
歳の差カップルとしては王道でした。特に社会人×学生という組み合わせがベストで大好なために楽しめました。
歳下のほうが歳上を好きになっていって「こっちを振り向かせたい」「隣にいる存在になりたい」と頑張る、この年下の若さ故の奮闘と年上側の持つ余裕さ、けれど年下の持つ無邪気さと警戒心のなさに年上側は心配のタネがつきないという･･･このバランスがとても良いです。
酒に弱いのにバーに行く亜澄に注意を促す仁の言葉が素敵。
攻め側が「俺の前以外では～するな」って受け側に言うのがすごく好きなシチュエーションなんですが、歳の差カップルだと恋人の心配＋エゴに加えて長者としての庇護欲が入るのがすごく好きです。
この２人の安定した王道感もいいけれど、仁の友人、まどかと仁のお兄さんのカップルが不安定でそちらほうが気になってきて、こっちの二人の方も読みたいなぁとほしいなあと少し思いました。
歳の差があるけれど背伸びをしてあなたの傍にいたいという、歳の差カップルすべてを代弁しているタイトルのように思えます。
王道の歳の差カップル好きの方にオススメです。
